成年後見人制度悪用で2400万円横領!長男夫婦を逮捕。

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たけうち
こんにちは、終活社長の竹内です。

成年後見制度を悪用して、自分の母親から2,400万円もの大金を着服したというニュースがありました。

成年後見人制度悪用で2400万円横領か、長男夫婦を逮捕

74歳の母親の定期預金の口座を解約したり、預貯金口座から引き出すなどして、合わせておよそ2400万円を横領した疑いがもたれています。杉容疑者は母親の成年後見人として、預貯金などを管理していました。(TBS News 16/07/14)

たけうち
残念なことに、成年後見人の財産使い込みや横領のニュースは定期的にありますね。

今日は成年後見制度の内容と過去の横領事件についてまとめてみたいと思います。



成年後見制度って何ですか?

 認知症知的障害精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々は,不動産や預貯金などの財産を管理したり,身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり,遺産分割の協議をしたりする必要があっても,自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。また,自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに契約を結んでしまい,悪徳商法の被害にあうおそれもあります。このような判断能力の不十分な方々を保護し,支援するのが成年後見制度です。(法務省HPより引用)

たけうち
判断能力が不十分なひとの保護と支援をするのが成年後見制度なんですね 。

成年後見制度には大きくわけて、法定後見制度任意後見制度の2つの制度があり、制度のちがいを簡単に分けると次のようになります。

法定後見制度

判断能力が不十分になったあと、家庭裁判所によって決められます。

任意後見制度

判断能力が不十分になるまえに、契約により自分で決めます。

[aside type=”normal”]法定後見には判断能力の状態によって、「後見」「保佐」「補助」に分けられ、それぞれに応じて保護と支援がおこなわれます。[/aside]


成年後見制度による過去の横領事件

横領などの事件は2011年からの5年間で2,949件(総額212億円)も発生しています。

なかには、弁護士や司法書士など専門家による横領もあり、2015年だけで37件(約1億1,000万円)の事件がありました。

どんな事件があったのか、過去にあった横領事件を見てみましょう。

後見人の資産着服、弁護士らに有罪判決 松山地裁

管理していた被後見人の資産を着服するなどしたとして、業務上横領などの罪に問われた愛媛弁護士会所属の弁護士、島崎聡被告(62)に、松山地裁は4日、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡した。同居していた無職弘瀬栄子被告(78)は懲役2年、執行猶予4年とした。起訴状によると2人は共謀し、平成20年7月10日、島崎被告が成年後見を担当していた男性の約2千200万円を引き出して着服。24年4月ごろ、男性のための支出のように装って領収書を偽造し、松山家裁に提出したとしている。(産経WEST 15/12/04

たけうち
男性が受け取るはずだった約2千200万円の保険金を着服していたようです。

高齢女性の財産6750万円着服 成年後見人の司法書士、業務上横領容疑で逮捕 東京地検特捜部

逮捕容疑は平成25年7月~26年11月、成年後見人として財産を管理していた女性名義の複数の預金口座から6回にわたり現金計6746万7824円を引き出し、着服したとしている。司法書士の山口雄一容疑者は女性が死亡した26年8月以降も着服を続けていた。(産経ニュース 2015/11/17

たけうち
死亡したあとにも着服を続けていたのはちょっと理解できないですね。

認知症女性から4千万円着服容疑 成年後見人の元弁護士逮捕

渡部直樹容疑者は平成23年6月、認知症になっていた北区の無職女性(96)の成年後見人に東京家裁から選任され、銀行口座などを管理。無断で口座から現金を引き出したり、不動産を売却したりして、キャバクラなどで使っていた。同時期に別の認知症の女性(83)の成年後見人もしており、捜査2課は、この女性からも計約5千万円を着服していたとみている。(産経ニュース 2015/07/02

たけうち
キャバクラのために数千万円!ドンペリタワーで豪遊していたと報道されてます。

司法書士を起訴、成年後見制度を悪用し760万円横領

成年後見人として管理していた貯金口座から約760万円を横領したとして、福岡地検は10月26日、福岡県司法書士会所属の司法書士井本秀教容疑者(43)=福岡市早良区=を業務上横領の罪などで福岡地裁に在宅起訴した。(NetIBNews 15/10/27

たけうち
10ヶ月のあいだに29回にわたって預金から約760万円を引き出していたそうです。



まとめ

弁護士や司法書士などの専門職による不正件数が、去年1年間で過去最多になりました。

横領や着服などの事件をおこさないため、2012年にはじまった後見制度支援信託もおよそ1万人まで増えていますが、およそ400万人といわれている認知症の人数からすると利用者は1%未満です。

成年後見制度の利用者も5%に達していないことを見ると、必要性云々より安心してまかせられないというのが本音ではないでしょうか。

成年後見制度の利用を促進させる政策もすすめられているので利用者は増えてくると思いますが、信頼できる後見人と出会うことができるかどうかが利用者からすると大きなポイントになるでしょう。

終活まとめでは、信用と実績のある弁護士や司法書士の先生方と独自のネットワークがありますので、依頼先を探している方はお気軽にご相談ください。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございます!



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