お気軽にお電話ください(年中無休:10時~17時)

老後に迷惑をかけたくない人こそ終活を!準備は早いに越したことはない

WRITER
 

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

この記事を書いている人 - WRITER -

医療の発達などで少子高齢化が進み、「人生100年時代」は私たちにも身近なものとなりました。

 

長生きできることは喜ばしいことでもあります。同時に、老後の人生が長くなるのですから、従来とは異なったライフプランや未来も考えておかなくてならない面もあります。

 

急な病気で体が衰え、介護が必要なるかもしれません。考えたくないことですが、突如亡くなってしまう可能もないとはいえません。さらに体は元気であっても、認知症などで記憶が消えたり、理解力や判断力に変化があったりする場合もあります。

 

老後、自分に何かあったときに困るのは愛する子どもたちや家族です。またおひとりさまであっても、遠い血縁者に影響が及ぶ場合があります。どんな立場であっても皆、老後は他人に迷惑をかけずに暮らしたいのは当然の思いです。

 

親しい人たちに迷惑をかけず、老後を豊かに過ごしたいと思うのなら、早めの終活がベストな選択だといえます。スマートな老後を過ごすための終活のポイントを解説します!

老後に迷惑をかけるかもしれない!?  元気なうちに考えておくべきこととは

「終活」を一言で言い表すのはとても難しいです。基本的には自分の死に向き合い、人生の終わりまでを充実して過ごすための準備を意味します。しかし終活は、自分だけのために行うわけではありません。

 

子どもや家族など、自分に近しい人たちに迷惑をかけないために行うものでもあるのです。

 

もちろん「迷惑をかけるつもりなど毛頭ない」という方がほとんどでしょう。しかし実際に人が亡くなったり、判断力・理解力が衰えたりすると、結果的に他の人間が決めなくてはならない事柄が増えます。代表的な項目を順にご紹介します。

お金のこと

まず自分がどのくらいの資産を持っているのかを把握しなければなりません。そのうえで周囲に資産や財産の使いみちや残し方を含めた見積もりを示す必要が出てきます。

 

通帳はできる限りまとめるなど身近な対策のほか、遺言書などを作成しておくのも1つの方法です。

 

お金のことをうやむやにしたばかりに、自身が亡くなった後の家族間の相続トラブルにつながった例もよく耳にします。また高齢になるにつれて鈍る判断力を考慮し、財産管理を任せなければならないこともあるかもしれません。お金の終活についてはお金の終活|あなたが今からできること〜お金の整理をする際のポイントを解説!〜で詳しく解説しています。

住まいのこと

高齢になると、足腰が弱り、階段をのぼるのもやっとという状態になる場合もあります。これまでの自宅では生活が困難になり、リフォームなどを検討しなければならないかもしれません。

 

また子どもが独立し、夫婦2人・独居など住人が少なくなったら、部屋数が多いと掃除やメンテナンスに苦労します。住み替えも視野に入れ、考える必要があります。場合によっては、高齢者施設への入居も候補となるでしょう。

 

その場合の資金や自宅の今後について、きちんとしておかないと家族の負担になる可能性があります。

お墓や介護のこと

もし介護が必要となったら、どのようなスタイルを希望するのかを伝えておくことも大切です。葬儀やお墓などについても同じです。「本人の希望に添えなかった」という後悔を家族に味わわせることになりかねないからです。

自分の希望や物の整理

資産のほか、自宅にあるさまざまなものの生前整理にも早めに着手したほうがいいでしょう。本人にとって思い入れのある品物でも、家族にとっては処分に困る場合もあります。

 

SNSやWEBサービスなど、デジタル関連のアカウントやID、パスワードなどを整理し、家族が見てもわかるようにしておきましょう。デジタル関連の整理については→デジタル終活の始め方|スマホやクラウドに保管しているデータはどうする?

エンディングノート

理解力や判断力は低下してしまう認知症だと診断されると、金融機関での手続きが煩雑になります。お金を用意することができず、家族など周囲の人間に迷惑をかけることになってしまいます。

 

症状が悪化し、悪徳商法や特殊詐欺などの被害に合うリスクも高まります。自分のことを自分自身で決められなくなってしまうのです。

 

認知症ではなくても、年を重ね体力が衰えると行動力が低下してしまいます。心身ともに健康で余力のあるときにエンディングノートを記しておくことをおすすめします。

エンディングノートの書きかた
エンディングノートについて詳しく知りたい方は→ エンディングノート関連記事一覧

子どもや他人に迷惑をかけないための住まいの終活

老後、子どもや家族に迷惑をかけないためには、まず住まいの終活計画を立てましょう。高齢者の住まいの選択肢としては、次のような方法があります。

自宅をリフォームする

子どもに迷惑をかけたくないし、同居はお互いに気を使ってしまいますよね。けれども、高齢になって体も衰え、今の自宅で生活していくには不便も多いという方であれば、自宅をバリアフリー仕様にリフォームするのも手です。家族も介護しやすくなるメリットがあります。自宅を介護リフォーム|親の介護にかかる費用とお金について徹底解説

 

とはいえ、リフォームするにはお金が必要です。要介護認定されている介護保険の被保険者であれば、介護保険制度の補助金や市区町村による助成金などが利用できます。

 

また自宅を担保に生活資金を借入れするリバースモーゲージのシステムも利用できます。基本的に毎月の支払いは利息のみで、そのまま自宅に住み続けることができます。

 

ただ、リバースモーゲージは融資限度額が決まっていて、長生きすると融資が途絶えたり、契約期間が終わったりするなどのリスクもありますので、内容を精査する必要があります。

シニア向けの賃貸住宅に住み替える、高齢者施設へ入居する

高齢者に利便性のあるシニア向け賃貸住宅へ住み替える、高齢者施設への入居を考えるという選択肢もあります。高齢者向けサービス住宅については→サービス付き高齢者住宅(サ高住)とは?/有料老人ホームとの違い

 

こちらも気になるのが費用面です。自宅を売却し、住替えや入居費用を捻出する、50歳以上であれば一般社団法人 移住・住み替え支援機構(JTI )のマイホーム借り上げ制度が利用できます。

 

文字通り、シニアの自宅を借り上げ、転貸するの制度にあたります。自宅を売却せずに資金を得られるシステムになっています。

資産や財産はどのくらい?お金のこと

現在の自分の資産や財産を把握し、預貯金の口座、有価証券・不動産などの資産があるなら、目録を作成します。そのうえで資産や財産をどう使うのか、生前贈与や相続もふまえた管理を考えていかなくてはなりません。

遺言を作成する

相続トラブルはどんな家族でも起こりえます。不要な相続トラブルを防ぎ、家族の負担を減らす方法の1つが遺言作成です。遺言は一般的に、次の3種類に分けられます。

  • 自筆証書遺書
    本人の自筆、手書きの遺言
  • 公正証書遺言
    本人と証人が公証役場へ行き、遺言内容を口述。公証人が記述して作成。公証役場で保管する
  • 秘密証書遺言
    本人が作成し、封印した後公証役場に持ち込み、保管してもらう遺言書

公証役場に証明してもらう方法は、公の遺言書として効力が大きいですが、費用もかかります。それぞれのメリット、デメリットを理解して作成しましょう。遺言書については、次の記事が詳しいです。

 

遺言書の種類と特徴|「普通方式遺言」「特別方式遺言」とは何?

信託を利用する

子どもなど信頼できる家族に財産などの管理を任せる信託契約という方法もあります。判断力が低下するなど、もしもの際の生活費の管理も任せることができます。それぞれの家族の事情に合わせて柔軟に利用できるため、注目されています。

 

財産を委託する委託者、委託される受託者、信託財産から利益を受ける受益者の3者間で契約を結びます。これを家族信託といいますが、親族以外の第三者(信託銀行や不動産会社など)と信託契約を結ぶおひとりさま向けの財産管理サービスも登場しています。

弁護士など家族ではない人に依頼することも可能

おひとりさまであったり、家族に迷惑をかけたくなかったりする場合、弁護士と財産管理委任契約を結ぶやり方もあります。弁護士以外にも、後見人や自立支援事業を行っているところがありますので、相談してみましょう。

 

終活の相談のサービスもおすすめです。

心託プラン詳細はこちら→
資料請求はこちら→
電話でお問い合わせはこちら→

*電話でのお問い合わせは10時〜17時(年中無休)

家族に頼らない老後には、いくらあれば安心?

厚生労働省によれば、夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額(厚生年金)は月額220,724円(2020年度の新規裁定者、67歳以下)となっています。その一方、生命保険文化センター 「令和元年度 生活保障に関する調査」による「ゆとりある老後生活費」についての設問では、60歳代で34.9万円という結果になっているのです。

 

最低限、22万円で暮らしてはいけるものの、少しぜいたくしたければ10万円以上開きが出ると考えているシニア世代は少なくないようです。

 

子どもたちに経済面で頼らずに、ゆとりある老後を希望する場合は、公的年金だけに頼らない資産形成を計画しておいたほうがいいでしょう。

 

できれば、40、50代から次のような点を意識しておきましょう。

  • 私的年金での資産運用も検討する(企業年金やiDeCo【イデコ】)など
  • 勤務先が定年後の66歳~も働ける体制を整えていれば、そのまま働くことを検討
  • 副業や起業も含め、老後も続けられる仕事を見つける

出典:厚生労働省「令和2年度の年金額改定について」(2020年1月24日)
生命保険文化センター 「令和元年度 生活保障に関する調査」

葬儀やお墓はどうする?介護を含めた老後のメッセージを伝える

葬儀やお墓の問題も、残された家族が頭を抱えるポイントです。希望の葬儀スタイル、交友関係のリストアップなどをエンディングノートに書いておきましょう。遺影として使ってほしい写真なども一言添えておくといいかもしれません。

 

老後に希望する医療や介護のありかたもエンディングノートに記載します。

 

延命治療や利用を考えている介護サービスなどを記します。エンディングノートは家族や親しい人へのメッセージを伝えるカードのような側面もあります。思いの丈を整理して書きましょう。

認知症になったときの備え 成年後見制度と認知症保険

認知症を発症すると、判断力が低下し、金銭管理そのものが難しくなります。悪徳商法や特殊詐欺などに巻き込まれるリスクもあります。また近しい家族であっても、認知症などで判断能力が低下した方の預金を引き出すのは難しいのです。

 

介護などの費用を本人の預金から使えなくなり、家族が困惑する自体が想定されます。家族に迷惑をかけないために、準備できる方法はないものでしょうか。

成年後見制度

こういった事態に対応するために定められたのが成年後見制度です。

 

本人の判断能力に難があるとみなされた場合に家庭裁判所に選任された後見人等が財産を管理する法定後見、本人の判断能力があるうちに後見人を決めておく任意後見の2つがあります。

【メリット】

任意後見であれば、本人の判断能力があるうち自分で後見人を決められます。法定後見は家庭裁判所の監督により、後見人が選任されますので、客観性のある判断ができる利点があります。

【デメリット】

法定後見は手続きに時間がかかり、申し立てる費用も高額になります。また財産を動かすのが難しくなります。加えて任意後見人は契約を取り消す権限がありません。本人が誤って契約を結んでも、対応ができるのは法定後見人のみです。

認知症保険

高齢化が進み、認知症を発症するシニアが増えています。介護の問題や認知症のため判断能力が低下し、トラブルに巻き込まれるケースが社会問題となりつつあります。家族の経済的負担に備えるため、認知症保険に注目が集まるようになりました。

 

まだそれほど多くの商品が出ているわけではなく、内容や支払い条件もまちまちです。

 

認知症と診断された場合に一時金あるいは年金が受け取れるタイプと、認知症を発症した本人が他人に損害を与えたり、ケガをしたりした場合に支払われる損害補償の側面が強いタイプがあります。

【メリット】
家族の介護はもちろん、損害補償などの費用補助が受けられるメリットは大きいでしょう。現金で受け取れるのも利点です。

【デメリット】

本人が認知症となり、保険に入った事実を思い出せなくなってしまうリスクが存在します。保険商品として新しいため、会社によって支払われる条件にばらつきがあります。

まとめ:老後に迷惑をかけないために今から終活をはじめよう

どんなに健康に留意していても、不測の事態は起こるものです。期せずして家族や周囲の人たちに迷惑をかけてしまうことも予想されます。

 

人とかかわって行きていく以上、誰にも迷惑をかけないのは難しいでしょう。ただ、少しでも迷惑をかけないためには、できることから準備しておく気持ちが大切です。家族や大切な誰かに迷惑や負担をかけたくないと思うなら、年齢やタイミングにこだわる必要もありません。

 

「終活」と重くとらえず、エンディングノートだけでもつけておくといいでしょう。本人の希望や意志がわかるだけでも、残された人の心理的な負担軽減につながります。

 

「親の老後が心配だな」と思う方であれば、さりげなくエンディングノートを渡してみてもいいでしょう。

 

終活は簡単なことから、相続や後見人制度など法律の問題とも無縁ではありません。終活サービスの専門機関に相談してみるのもおすすめです。家族に迷惑をかけないための終活、はじめてみませんか。

心託プラン詳細はこちら→
資料請求はこちら→
電話でお問い合わせはこちら→

*電話でのお問い合わせは10時〜17時(年中無休)

「終活の相談窓口」では終活に関する様々なサポートを行なっております。

竹内

  • エンディングノートの書き方サポート
  • 終活に関するご相談(無料)
  • おひとりさまの終活サポート

終活に関するご相談は以下からお願いいたします。

無料で受けられる「終活ガイド初級」で、終活の基礎知識を学びませんか?

エンディングノートの細かな部分をしっかり理解し、”『エンディングノート』を通じて豊かな人生のお手伝いをする”やり甲斐、使命感を感じられる仕事『エンディングノート認定講師講座』については以下をご覧ください。

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© 終活の相談窓口 , 2021 All Rights Reserved.