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他人事ではない孤独死・増えている原因とは?自分でできる対策法

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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近年「孤独死」は増加傾向にあり、この問題は深刻化しています。

 

「孤独死」とは、一般的に「誰にも看取られずに(自宅で)1人きりで亡くなること」を言います。

 

今回は、なぜ孤独死が増えているのか?その原因や対策についてまとめました。

 

高齢化が進む今、孤独死は誰にでも起こりうる可能性があり他人事ではなくなってきています。この記事を読んでいただき、個人個人や家族・地域で考えるきっかけになればと思います。

増加する孤独死の現状

寂しい「孤独死」を迎えてしまう人の多くは「独居高齢者」です。

 

ご存知のように、日本は世界でもトップクラスの長寿国。65歳以上の高齢者人口は年々増加しています。

 

内閣府の発表によると、2019年(閉栓元年)時点での日本の総人口は 1 億 2617 万人で、そのうち65 歳以上の高齢者は 3589万人で 過去最高。全体の約 28 %超を占めています。

 

1950 年(昭和25年)時点で、高齢者人口の割合は 総人口の 5%未満でしたから、 5倍以上にも増えています。

 

そして、単身で暮らす人や夫婦だけで暮らす世帯の割合も 年々増加を続け、2017年には全世帯構成の半数以上となっています。このうち、65歳以上の高齢者で一人暮らしをしている人は 660 万人以上で その割合も年々増加。65歳以上の6人に1人は単身者世帯となっています。

 

この状況と相まって  孤独死者数も年々増加の一途をたどっています。日本の年間死亡者数は 約125万人で、そのうち孤独死した人の数が約3万人。男女比では 8:2で 男性の方が圧倒的に多くなっています。

 

↓東京23区内だけで見ると、65歳以上の人の孤独死は約10年間で2倍近く増えています。

出典:内閣府|令和2年版高齢社会白書

 

出典:一般社団法人日本少額短期保険協会|第5回孤独死現状レポート

男性が多い理由として、

  • 近所付き合いが苦手
  • 家事ができない
  • 自分自身のことにもあまり関心がない

という傾向の人が多く、いつの間にか周囲から孤立してしまうということが大きな要因として考えられます。

 

このように、いわゆる「独居老人」と言われる一人暮らしの高齢者は 今後も確実に増加していくと予測され、「孤独死」の問題は他人事ではなくなってきています。

孤独死が増えている原因とは?

なぜ「孤独死」が増えているのか、高齢者が社会から孤立してしまう理由や、孤独死を防ぐための対策を考えていきましょう。

 

自宅などで1人で亡くなるということは 昔も無かったわけではありませんが、死後数時間〜数日発見されないというケースは稀でした。近年問題になっているのは、

  • 死後数日〜数ヶ月以上発見されないままになっている人が増えている
  • 亡くなる前の状況も誰も知らないケースも多い

ということです。

 

誰かがもっと早く気づいて対応できていれば防げたかもしれないケースが多くあるため、その対策が必要とされています。孤独死は誰にも起こりうるという意識を持って 備えをしておくことが大切です。

孤独死の原因:高齢化・少子化・核家族化

孤独死増加の原因として、日本全体の高齢化に加え、少子化・核家族化によって 夫婦だけで暮らす世帯が増えているということがあげられます。

 

これは住居形態やライフスタイルの変化、結婚観や家族観、働き方・生き方など価値観の多様化なども要因と考えられます。

 

子供が独立した後夫婦だけの生活となり、その後どちらかが亡くなった後は必然的に一人暮らしになります。また、離婚や未婚のまま高齢になり一人暮らしをしているケースも増えており、1970年代と現在の婚姻率を比較すると約半数にも減少しています。

 

長引く不況のあおりを受けて経済的な理由から結婚できなかったり、離婚に至ってしまうケースも増えていることなどがあります。

孤独死の原因:周囲からの孤立化

社会全体の傾向として、昔に比べて 近所や地域の付き合いが希薄になったことも大きな原因と言えるでしょう。

 

特に都市部においては 集合住宅が増え、インフラが整い、様々な面において生活の利便性がかなり向上していることから、地域や他人と関わらなくても充分に生活していくことが可能になっています。

 

加えて匿名性やプライベートを重視する傾向が強くなっていること、他人への無関心、地域や社会参画への意識の低下もあります(積極的に社会活動を行う人と閉じてしまう人の両極化)。

 

特に男性は、女性に比べて、仕事以外でのコミュニケーションが苦手な方が多く孤立しやすい傾向にあるようです。

 

離婚や死別で一人暮らしになってしまった場合、料理や掃除などの家事が苦手なために 生活の質が低下し、引きこもりがちになってしまうという人も少なくありません。病気などで困窮した状況になっても 周囲に助けを求めることができず、発見が遅れてしまうケースが多いのです。

孤独死の原因:貧困

孤独死は、貧困問題とも深い関係性があります。

 

バブル崩壊、長引く経済不況のあおりの中、倒産やリストラによる失業、正規雇用に就けない・再就職できないなどの状況から、金銭的な問題で結婚できなかったり離婚につながってしまったりして一人暮らしを余儀なくされ、そして生活も立ち行かなくなり病院に行く余裕もないというケースもあります。

 

単身・貧困・病気と重なると精神的なダメージも大きく、周囲とも距離を置いてしまい、誰にも相談ができずに孤立してしまうことも考えられます。

孤独死を防ぐための対策・自分でできること

クローバー

孤独死は 単なる事実ではなく、さまざまな個人の事情と相まって背景に社会的な深い問題も抱えています。ひとりひとりの意識と地域全体で対策を講じていく必要があります。

 

では 孤独死を防ぐためにはどんなことができるのでしょうか。大事なのは 孤立してしまわないことへの対策です。

  • 日頃から周囲の人と繋がりを持っておく
  • 趣味や地域の交流の場に定期的に出かける
  • 自治体・民間会社の見守りサービスを利用する

以下、詳しく解説します。

 

孤独死対策:日頃から周囲とのつながりを持っておく

まず一番の対策としては、日頃から周囲とのつながりを持っておくことです。

 

友達がいない・人間関係が苦手という場合でも、隣近所の人や よく行くお店の店員さんなど、顔を合わせる機会があれば挨拶をするだけでも良いのです。

 

趣味や地域の交流の場などに定期的に参加するのもおすすめです。気軽な気持ちで身近なことから始めてみましょう。心を開いて周囲に興味を持つように意識してみると良いと思います。

 

例えば最近では、スポーツジムでもシニア向けのプランを出しているところもあります。定期的に通いながら体調管理もしてもらいつつ、スタッフや他の人との交流もできて良いのではないでしょうか。

 

また、外出したり直接人と会わなくても、インターネットを通じてコミュティなどに参加し交流を持つことも可能です。今は高齢者向けのSNSやコミュニティなどもありますから、チャレンジしてみても良いかもしれません。

趣味や活動、出身地など色々な共通項やテーマでさまざまなコミュティがあり、自由参加、無料・有料さまざまあります。もちろん利用するには個人情報の問題など慎重になる必要はありますが、インターネットでの交流から人間関係が広がるきっかけになることもあります。

少し余談になりますが、実際にメディアで話題になっていた話です。

 

インターネット上で、複数人でパソコンを通じての対面のやり取りをしている中、1人の高齢男性のその場で意識を失くしてしまいました。交流していた人たちがその異変に気づいて協力しあい、無事救急車を呼ぶことができて一命をとりとめたというニュースを見たことがあります。

 

交流者同士は実際に会ったことがなくインターネット上での交流のみでしたが、やり取りの最中に異変が起きたことですぐに対応できました。

このように、周囲とのつながりを持っておくことで なにか困ったことがあったら相談しやすくなりますし、異変に気づいて声をかけてもらえたりします。

孤独死対策:見回り・見守りサービスを利用する

孤立しがちな単身高齢者の方に向け、自治体や企業が 色々な形で見守りサービスや暮らしのセーフティネットサービスを提供しています。

例えば

  • 訪問系の看護・介護サービス
  • 定期・随時見回り訪問サービス
  • セーフティネットサービス
  • 宅配サービス
  • 家事代行サービス

などなど。

 

まずは管轄の市役所などで相談してみましょう。専門家のアドバイスで自分に合う支援制度・サービスを知ることができます。

 

例えば、職員が定期的に自宅を訪問して安否確認を行うとか、電話で生活に関する困りごとの相談ができたり、体調の確認や常備薬の案内などをしてくれるサービスもあります。

 

民間業では 新聞や郵便物・宅急便などの配達員が配達を通して安否確認をしてくれたり、自宅の水道や電気使用料をモニターする見守りサポートや、警備会社が提供している 高齢者見守りサービスでは 自宅に施錠確認センサーや非常ボタンなどを設置し、非常時には駆けつけてくれるなど、便利なサービスが増えています。

 

その他にも、食材や日用品の宅配サービス、家事代行サービスなど、定期・不定期での依頼もできます。「食事だけお願いしたい」「掃除や片付けを頼みたい」「身の回りの世話まで任せたい」など、自分に合ったサービスを選ぶことができます。

 

有料にはなりますが、身よりもなく孤立してしまう不安がある人は利用を検討してみると良いでしょう。定期的に訪問してもらえると なにか異変があったときにも早期に気づいてもらいやすくなります。

高齢者の見守りサービスについて、もっと知りたい方は→

高齢者の見守りサービス関連記事一覧

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孤独死対策:老人ホームを利用する

最も安全な方法は、老人ホームなどの高齢者向けの施設を利用することです。

 

日常的に誰かと一緒に過ごす環境にいられるので、健康状態の異変などもすぐに対応してもらうことができます。特に健康状態や日常生活に不安がある人にはおすすめです。

  • 自治体が運営する施設
  • 民間企業が運営する施設
  • 「要介護認定」など 入居条件がある施設
  • 介護や支援など さまざまなサービスつきの施設
  • 住宅型
  • 入居せず通う(デイサービス)

 

日本には、公的な介護施設や民間運営の有料老人ホームなど、さまざまな高齢者向けの介護施設が存在します。

 

入居要件があったり、費用もリーズナブルなものから高額なものまでいろいろです。

 

公的な施設の場合は、通常は65歳以上で原則的に要介護認定が入所条件となっていますが、民間運営の場合は要件がないところもあります。健康で身の回りのことが自分でできる人には 自立者向けの有料老人ホームもありますので、各施設へ確認してみると良いですね。

 

また、自宅で暮らしながら通えるデイサービスを利用することもできます。デイサービスに通えば、スタッフやほかの利用者の方とも交流できるので 孤独感や寂しさを和らげたり孤立するリスクを防ぐことにもつながります。

通常は「要介護認定」が利用条件になっています。

孤独死対策:終活をはじめる

孤独死の対策のひとつとして、改めて 自分の生活や周りの人との関わりなどを見直し、今後残りの人生をどんなふうに過ごしていきたいかを考えることもとても大切なことです。

 

「終活」は ものや資産を整理するだけでなく、今の自分の思いを整理し これからの人生を前向きにするものです。自分自身も周りの人も大事にするという意識が「孤独死」を防ぐことにもつながるのではないでしょうか。

孤独死を避ける終活の具体的な始め方については孤独死を避けるためにも終活を始めませんか?具体的なやり方や対策を解説!もあわせてお読みください!

『終活』とは自分の望む最期を迎え、人生をより充実したものにするため、生前準備を行うことです。 人生の後半戦を思う存分楽しむために『終活』を始めてみませんか? 終活に関する記事一覧

 

終活について疑問や相談がありましたら、いつでもご相談くださいね!

まとめ:孤独死の原因と対策

孤独死は誰にも起こりうる可能性があり他人事ではありません。

 

  • 日頃から周囲の人と繋がりを持っておく
  • 趣味や地域の交流の場に定期的に出かける
  • 自治体・民間会社の高齢者向け見守りサービスを利用する
  • 健康管理・食事管理に気をつける
  • 自分自身の生活を見直すとともに、終活を始める

悲しい孤独死を迎えてしまわないために、まずは自分自身の健康管理に気をつけることは大前提のうえで、孤立してしまわないような対策をしていきましょう。

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