終活

一人暮らし「おひとりさま」の終活〜老後の不安を和らげる準備と契約

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ずっと独身であったり、老後、何らかの理由により、いわゆる「おひとりさま」となる人は増えています。

 

おひとりさまの場合、

  • 万が一認知症になった時どうするか?
  • 葬儀や遺品整理は?
  • お墓について

などの心配もありますが、

誰にも看取られることなく亡くなる「孤独死」のリスクもありますよね。

 

おひとりさまの老後は、元気なうちに「終活」を行うことで、その不安を和らげることができます。

 

というわけで今回は、おひとりさまの終活について、解説していきます。

 

一人暮らし「おひとりさま」の終活〜最低限やらなければいけない3つの準備

生前整理

おひとりさまであっても、家族がいても、終活で最低限やらなければいけない準備があります。

 

  • 身の回りの整理(生前整理)
  • 遺言書を作成する
  • エンディングノートの作成

一つ一つ解説していきます。

 

身の回りの整理(生前整理)

今、ご自分の身の回りは、余計な物で溢れかえっていませんか?

 

一人暮らしであろうと、なかろうと、身の回りの整理は生きていく上で大切なことですよね。

 

おひとりさまの終活の場合、身の回りの整理がされていないと、遺品整理の際に負担をかけてしまったり悩ませてしまう原因にもなり得ます。

 

それだけでなく、不要なものを減らしたり身の回りの整理を行うことで、ご自身も住みやすく平穏に快適な環境になるでしょう。

 

それは、老後を前向きに生きることへも繋がります。

 

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遺言書の作成

自分に何かあった時、自分の財産がどうなるか考えたことはありますか?

 

おひとりさまの場合、一定期間内に相続人が現れなければ、遺産は国庫へ入り国のものへなります。それでも構わないという場合を除いて、「この人に相続させたい」という人がいるのであれば、法的効力のある「遺言書」の作成は必要不可欠となります。

 

 希望通りの遺産相続を実現させるためには、元気なうちに遺言書を作成することをオススメします!
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エンディングノートの作成

「遺言書を書くんだから、エンディングノートはいらないでしょ」

そんな風に思われる方もいらっしゃるかと思います。

 

しかし、エンディングノートと遺言書は似て非なるものなのです。

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遺言書は前述した通り、遺産を相続させるための法的効力のある文書です。

 

対してエンディングノートは、自分の最期の希望を伝えるためのものです。

 

終活を意識し始めたら、まずはエンディングノートの作成をオススメします。エンディングノートを作成することで、残された時間をどう過ごすか、自分の生き方を振り返るキッカケにもなります。

おひとりさまの終活に備えた契約

一人暮らしの場合、認知症になってしまったり、病気で入院となった場合に頼れる人がいないと不安になってしまいますよね。

 

それだけではなく、

  • 死後の葬儀や遺品整理
  • 最終的に残った財産をどうするのか

など、おひとりさまの「終活」には不安がつきものです。

こういった場合、代理や支援をしてくれる人が必要になりますが、

  • 任意後見契約
  • 死後事務委任契約

というものがあります。

一つ一つ見ていきましょう!

任意後見契約(後見人を選ぶ)

おひとりさまの場合、高齢や認知症などで判断能力が衰えてしまうことがあります。

 

任意後見契約とは、将来に不安を感じる方が将来を見越して後見人となる人を、事前に契約し決めておく制度のことを言います。

判断能力が衰えてしまってから後見人をしてくれる人を選ぼうと思うと、家庭裁判所に後見開始および、後見人選任の申し立てを行わなければいけません

自分の後見人をしてくれる人は、自分で選びたい場合は「任意後見契約」を行うことをオススメします。

任意後見制度の流れと費用

「任意後見契約」は以下のような流れで行います。

1:信頼できる人(家族、友人、司法書士などの専門家など)を選んで任意後見契約を締結

2:認知症などの判断能力の低下が見られた

3:家庭裁判所に申し立て

4:任意後見契約で定められた仕事(財産の管理など)、後見人としての事務を開始

 

費用は以下の通りです。

公正証書の作成の基本手数料 14,000円
法務局に納める印紙代 2,600円
登記委託手数料 1,400円
書留郵便料金 540円
正本謄本の作成手数料 1枚250円×契約書の枚数
合計(正本謄本の作成が1枚の場合) 18,790円

 

任意後見契約についてはこちらの記事にわかりやすく書かれていましたので、詳しく知りたい方は→任意後見制度とは-手続きの流れを解説

死後に備えた契約

死後事務委任契約

おひとりさまの場合、本人がなくなった後やるべきことは沢山あります。例えば

  • 葬儀や埋葬
  • 遺品整理
  • 入院していた場合は、お支払い手続き
  • 自宅で最期を迎えた場合は、家賃やガス・電気代などの支払い
  • その他、事務手続き全般

 

家族や頼れる身内がいない場合、これらを誰かに依頼する必要があります。自分の死後、葬儀がどうなるのか、遺品整理をキチンとしてもらえるのか、不安ですよね。

 

これらの手続きを第三者にお願いできるのが「死後事務委任契約」です。

任意後見契約は、本人が死亡した時点で契約が終了となってしまいます。なので、死後の事務手続きなどを検討している場合は「死後事務委任契約」を検討すると良いでしょう

「死後事務委任契約」にかかる費用

 

最低限かかる費用(項目)は以下の通りです。

 

契約書を公正証書にする場合にかかる費用

  • 公証人手数料

専門家にお願いした場合

  • 専門家報酬

葬儀費用、遺品整理費用など、死後にかかる必要経費

  • 預託金
手続き等でかかる必要となる費用は、死後引き出すことはできません。そのため、「死後委任契約」を結ぶ場合は事前に「預託金」を渡さなければ契約はできないのです

契約書を作成してもらうために必要な報酬

  • 契約書作成料
依頼する専門家、契約する項目によって、料金は変動します。

例:「死後委任契約」で依頼できる項目

葬儀や埋葬、遺品整理はわかりますが、「事務手続き」と一括りに言われても、どこからどこまで依頼できるのか疑問ですよね。

 

依頼する専門家や場所によっては、料金に多少の変動はあるかと思いますが、事務手続きとして依頼できるものは以下の通りです(その他、細かいものは省いております)

 

  • 死亡届の提出
  • 健康保険や年金の資格抹消申請
  • 病院・施設への退院、退所費用
  • 住居引き渡し手続き
  • 公共料金解約清算手続き
  • 住民税や固定資産税などの納税手続き
  • ペット引き渡し手続き
  • PCや携帯電話の情報抹消手続き
「死後委任契約」は亡くなった後の自分を守るためにも、大切な契約です

 

一人暮らし:万が一の時のために備えておくこと

 

「エンディングノート」や「遺言書」の作成。生前・死後にも安心できる契約を結ぶことで、おひとりさまの終活における不安は少し解消されたのではないでしょうか?

 

最後に、一人暮らしの方が、万が一の時のために備えておくことをお伝えしますね。

 

緊急連絡先

万が一の時のために家族はもちろんですが、頼れる身内がいない場合は、

  • 友人
  • 管理人さん
  • 頼れる知人

などに、緊急連絡先を伝えておきましょう。

 

緊急ブザーやGPS(位置情報)機能のあるものを身近に置いておく

突然の発作、脳梗塞など、自分で救急車を呼べない、喋れない緊急事態も考えられますよね。

 

自治体によっては、緊急ブザーを無料で貸し出ししているところもあります。

自治体にそういったサービスがない場合は、有料になりますがALSOKなどの企業が提供しているものもあります。

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また、孤独死を避けるため家族と離れて暮らしている場合は、GPS(位置情報)が確認できる携帯電話を持つこともオススメです。

参考記事:オススメのGPS8選!腕時計、携帯、小型、スマホ徹底比較!

 

役所に、一人暮らしであることを伝えておく

一人暮らしであることを知らせておくことで、訪問や在宅生活の支援を受けられる場合もあります。

 

訪問サービスの利用

定期的に人が訪れる宅配食材などの「宅配サービス」を利用するのも良いかと思います。

 

高齢化に伴い、宅配サービスの種類も様々で、「定期巡回サービス」や「随時訪問サービス」など、臨機応変に対応できる訪問サービスもあります。

 

定期的に人がやってくる環境を作ることも、大切ですね

 

地域との繋がり、コミュニティーに参加する

例えば、お隣さんとしっかりコミュニケーションをとったり、市が開催するコミュニティーに参加してみたり、よく行くお店の店員さんと仲良くなったり。

 

コミュニティーに積極的に参加することで、何かあった時に手助けしてくれるかもしれません。

 

一人暮らしだからこそ、周りとの繋がり、コミュニケーションは積極的にとっていきたいですね。

 

まとめ:一人暮らし「おひとりさま」の終活〜老後の不安を和らげる準備や契約

 

一人暮らし(おひとりさま)の場合、孤独死や万が一の時のためのリスクに備えること。

 

そして元気な時から「終活」を通じて老後や死後に向き合い、最期まで自分の思うカタチで人生設計できる人生を歩めると素敵だなと感じます。

 

ライフスタイルが多様化している時代、おひとりさまも増えていくことでしょう。

 

ぜひ、今回ご紹介した方法や契約を検討してみてください。

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