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発達障害の子どもを持つ親の不安とは?将来のためにできることと制度を紹介

 

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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発達障害の子どもを持つ親は、将来の不安を多く抱えているのではないでしょうか。保育園や幼稚園入園、小学校入学、さまざまなタイミングで心配事や不安がありますよね。

 

また、親が亡くなった後の生活やお金の不安を持っている方も少なくないでしょう。

この記事では、発達障害の子どもを持つ親の不安や、将来のために親ができることなどを紹介します。

発達障害の子どもを持つ親の将来への不安とは?

発達障害の子どもの子育ては大変なシーンが多く、身近な将来から遠い将来まで、たくさん不安があるのではないでしょうか。

ここでは、「学校」「仕事(就職)」「親が亡くなった後」の3つの不安について紹介します。

学校への不安

発達障害の子どもや、いわゆるグレーゾーンの子どもの小学校入学は、多くの家庭で進学する学級に悩むタイミングです。

※グレーゾーンとは
発達障害の症状がいくつかあるけれど、判断基準を満たしていないため、確定診断されていない状態のことを指して使われる言葉です。

しかしグレーゾーンは正式な診断名ではなく、例えば医師から「グレーゾーンです」と伝えられることはありません。

普通の学校でやっていけるかな?うまく人間関係を作れるかな?など、子どもがやっていけるか不安に思うのは当然です。

障害のある子どもの小学校就学には3つの選択肢があります。

通常級 多くの子どもが通う学級。普通学級とも呼ばれる
通級指導教室
通常級に通いながら、週何時間か子どもに合った支援教室に通う
特別支援学級
8人ほどの少人数クラスで、個別の指導計画に沿った支援を行う。普通との交流もある

これらはもちろん発達障害の子どもも対象で、子どもの困りごとや苦手を支援する体勢があります。

 

最近は、将来発達障害の子どもの生活がよりよくなることを期待して、「通級指導教室」や「特別支援学級」を選ぶ家庭が増えています。

仕事への不安

発達障害の子どもが「就職して仕事につけるのか」「支援してくれる方がいない社会でやっていけるのか」と不安があるかもしれません。

 

確かに発達障害では苦手が顕著ですが、逆に得意なことはどんどん高められる傾向です。勉強が得意だったり芸術面で突き詰めたりする子もいて、発達障害と診断された子の中には大学進学や就職した子も大勢います。

 

また障害者手帳を持っていると、障害者雇用枠での採用もあるので、選択肢はそこまで少なくありません。

親が亡くなった後の不安

親が亡くなった後、子ども生活やお金を心配するのは当然ですよね。

例えば

  • お金の管理が心配
  • 1人で生活できるか心配
  • 兄弟姉妹に負担がかかるのが心配

などがあげられます。

 

親が側にいられなくなったときのことを考え、準備できることはしておくことよいでしょう。

できることと、知っておくとよい行政の制度や法律については、次の章で詳しく紹介します。

発達障害の子どもの将来のために親ができることは?

発達障害の子どもの将来のため、親が今やっておくとよいことを紹介します。

教育支援をする

親がいなくなっても、子ども自身で生活できるようになって欲しいと思う親は多いですよね。

 

発達障害の子どもは日常生活で困難なことが多いですが、支援することで困難を最小限にしたり、さらに得意を伸ばして社会で活躍する場を得られたりする可能性があります。

子どもの支援ができる場所は

  • 児童発達支援施設
  • 放課後デイサービス

が代表的で、子ども一人ひとりに合った支援をしてくれる施設です。

 

支援は早く始めるほど効果が出やすいと言われているので、発達が気になったらぜひ早めに行動しましょう。施設に通うにはお住まいの市区町村で「通所受給者証」の発行が必要です。

 

通所受給者証は自治体によって必要な書類が違うので、まずは担当の窓口で確認してみてくださいね。

貯蓄しておく

発達障害のポータルサイト「リタリコ発達ナビ」によると、発達障害の子どもの親の約6割が子どものために貯蓄していると回答しました。

 

進学はもちろん、支援施設に通うには少なからずお金がかかります。また、障害を持つ子の中にはグループホームや施設へ入所するケースもあり、お金の悩みは尽きません。

 

イレギュラーなことが起こるかもしれないので、貯蓄はしておくと安心です。

貯蓄の方法としてポピュラーなのは

  • 学資保険
  • 毎月決まった額を別口座に貯金(子ども手当てなど)
  • 貯蓄型の保険

などがあげられます。

 

まずは、子どもにもらえる「子ども手当て」を貯金するのが手軽でおすすめです。

将来の不安を取り除くために知っておきたい制度や法律

発達障害では、例えば症状が軽度だと法的な補助が少ないのではと考える方が多いかもしれません。

 

しかし申請してみると補助が受けられたり、症状の重さに関わらず利用できる制度があったりするので、発達障害に関する制度や法律の情報は入手しておくとよいでしょう。

障害者控除

障害者控除とは、障害のある人に税金の優遇処置をしてくれる税金制度です。

納税者本人とその家族に障害がある場合、税の控除を受けられます。

控除されるのは

  • 所得税
  • 住民税
  • 相続税

となり、金額は障害の重さや家庭環境などにより変わります。

 

障害としては

  • 身体障害
  • 知的障害
  • 精神障害

などの障害が対象で、発達障害は「精神障害」に当てはまるケースが多くなります。

税の控除を受けることで、将来子どものためお金として貯蓄に回すことが可能です。

成年後見制度

成年後見制度とは、判断能力が十分ではない人を支援する制度のことです。

例えば

  • 銀行の手続き
  • 保険の手続き
  • 不動産関係
  • 相続関係

を、本人の代わりに行ってくれます。

 

発達障害の子供は、成人しても判断能力が十分にないケースがあり、親にもしものことがあったときのために後見人を選んでおくのも一つの手です。

障害者総合支援法

障害者総合支援法とは、障害者の日常生活や社会生活を総合的に支援する法律です。障害や難病のある人に対し、ニーズに応じて様々なサービスを利用できます。

 

例えば「就労定着支援」では、発達障害の特徴が原因で環境になじめない場合、事業所の担当者が職場や本人と家族の間に入りサポートしてくれる支援です。

 

この他にも、児童発達支援の拡充や障害児相談支援の整備など内容が広がっていて、少しづつですが障害があっても暮らしやすい社会へと進んでいます。

知的障害者福祉法

発達障害の子どもの中には、知的障害を伴っている子どももいます。

 

知的障害者福祉法は知的障害のある人に対し、「生活支援」と「自立・社会参加の推進」を目的とした法律です。

知的障害を伴う発達障害の方が申請できる「療育手帳」や、児童発達支援・放課後デイサービスの利用を支援する制度も、この法律の分野です。

 

また知的障害者福祉法により、知的障害のある人のサポートを行う機関「知的障害者構成相談所」が都道府県に設置されています。相談の支援や、障害の状況で訪問が難しい場合いは巡回相談も受けてくれますので、生活の支援相談先としてぜひ利用したい機関です。

 

まとめ:発達障害の子どもを持つ親の不安とは?将来のためにできることと制度を紹介

発達障害の子どもを持つ親にとって、将来への不安は尽きませんよね。

 

進学や就職のタイミング、親がいなくなってからの不安もあるでしょう。親がサポートできなくなってからも子どもの人生は続くので、将来を見据えて今できることをしておくのがおすすめです。

 

子どもの支援として、「児童発達支援」や「放課後デイサービス」に通うことはとても重要ですし、将来のための貯蓄も大切です。

また、知っておくと役立つ制度や法律も紹介したので、ぜひ将来のために活用してくださいね。

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