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障害を持った我が子の老後について考える|家族の悩みと親の死後

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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老後は誰にでも平等に訪れます。

もちろん、障がいを持った子にも平等に訪れます。

 

障害のない人であっても、老後の不安は付きませんが、障がいのある子はそれ以上の不安があります。

 

では、障がいを持った子がどのような老後を過ごしているのか、把握できている方はどれほどいるでしょう?おそらく身近に障がい者がいない場合、知らない人が多いのではないでしょうか?

 

ともすれば「自分には関係ない」と思ってしまうことかも知れませんが、知ることで救われる人もいますし、知ることで見えてくる世界もあります。今回は、障がいを持った子の老後について考えてみたいと思います。

障がいを持った我が子の老後|親の死後、どう生きる?過ごし方について

障がいを持った子の過ごし方は、障害の種類や軽度の障害なのか重度の障害なのかによっても違います。

 

軽い障害であれば、障害のない人と大きく違いはなく過ごすことが出来たり、少しの手助けだけで過ごすことが出来る人もいますが、毎日の食事や入浴、排せつが自分でできないだけでなく、自力で起き上がることすらできないほどの障害を抱えている人もいます。

 

障害を持った子の老後の過ごし方は大きく3つあります。

1,ヘルパーなどにお願いする
2,兄弟姉妹に頼る
3,施設に入る

それぞれにメリットとデメリットがあるので紹介していきます。

1,ヘルパーなどにお願いする

・ある程度の日常生活が出来る
・ヘルパーを頼み続ける生活費以外の金銭的余裕がある又は稼げる
・定期的な書類関係などをしてくれる兄弟姉妹がいる

ヘルパーはあくまで、生活の補助という役割です。

 

2~3日、場合によっては週に1回自宅を訪れて、冷蔵庫の食材の補充や掃除などをお願いすることは可能です。お金が有り余っている家庭で施設ではなく、在宅での生活を望んでいるのであれば毎日ヘルパーを頼むことが出来るでしょう。

 

障害の重度によって、ヘルパーをお願いするときの金額や負担額は変わってきますが、あまりにも現実的ではありませんし、ヘルパーをお願いするのに、必ずお金が発生します(1日ごと又は時間ごとで利用料がかかってきます)。

 

障害年金等、障害者を支援する金銭的制度はありますが、それでも金銭的には苦しいのではないかと思います。

2、兄弟姉妹に頼る

障がいを持っている子に兄弟姉妹がいて、とくに目立った障害などがなく自立した生活を送ることが出来る場合、この選択も十分にあります。

 

しかしその場合、その兄弟姉妹はこれからの人生ずっと障がいを持った子の介護をし続けることになります。

 

介護をする側の兄弟姉妹にも彼氏や彼女が出来るでしょう。結婚したいと考える相手に出会うこともあるでしょう。

 

そうなったとき、障害を持った兄弟姉妹がいるというだけでも相手や相手の両親から嫌がられたり、怪訝な顔をされることが本当に多くあります。

「そんなわけがない」
「そんなひどい人は居ない」
「そんな奴は非常識な奴だ」

と思う人も、いるかもしれません。

 

ただ、障がいを持った子どもがいる親は障害というものがどれほど周囲に受け入れてもらえないものか疎ましく思われているものかよく知っています

 

実際に娘や息子の結婚相手に障がいのある兄弟姉妹がいて、介護をしなければいけないと決まっていたら娘や息子の将来を案じ両手放しでは喜べないのではないでしょうか?

 

もちろん、介護という肉体的労働負担もありますが、金銭的援助の必要性という面でも問題はあり、障がいのない兄弟姉妹がいるから!と、容易に介護はお願いできないでしょう。

3,施設に入れる

重度の障害を持っていて日常生活のほとんどに介護が必要で、生活資金を稼げないとなると、ほとんどの方が最終的には施設に預ける決断をすることになるでしょう。

 

障害のある人を生涯面倒を見てくれる施設は、全国的にそれほど数は多くないものの存在します。

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護付き有料老人ホーム

の2か所です。

 

これらの施設名を名乗っていても、とくに老人介護に特化している施設と重度の障がい者に特化している施設などがあります。入所前にきちんと調べておくことが必要です。

 

これらの施設の主な特徴は以下の通りです。

特別養護老人ホーム ・自治体や社会福祉法人が運営している公的施設
・入所費用が比較的安い
・入居希望者が多い
・一度入所できれば転居の心配はない
介護付き有料老人ホーム ・民間組織によって運営されている施設
・入居費用が比較的高い
・入居基準が3つあり、いずれか1つは該当してなければいけない
・介護付き・住宅型・健康型の3つがある
・入居一時金を払わないといけない

障がい者であってもこれらの施設にはいることは可能です。

 

障害年金などを使って毎月の引き落としサイクルを作っておけば特別養護老人ホームであれば入所が出来るでしょう。

 

しかし、こういった施設の職員は必ず入れ替わります。

 

自分が死んだあと我が子が万が一、不当な扱いをされていたりトラブルがあったり困っていても、障がいのある人は自分でどうにかする術を持ち合わせていないことがほとんどです。

全ての施設、特定の施設が上記に当てはまるということではなく、ニュースなどで取り上げられる一例として記載しております。その点、ご了承ください。

そう思うとなかなか施設に預けるという判断を出来ない親が多いのです。

障がい者の老後を知らない人が多い理由|家族の願いと悩み

障がい者の老後を健常者が知らない理由は、障がい者自身、自分の置かれている環境を発信する(できる)人がいないからです。

 

障がい者が老後、

  • どのような暮らしをしているのか
  • どのようなことに困っているのか

近くに障がい者がいなければ興味を持たずして、生活をする人がほとんどでしょう。また障がい者自身、自分の状況を何らかのツールを使って発信することはほとんどありません。

 

知らないことと、知ろうとしないことは似て非なるものです。

知ることで救われる人はいますし、知ろうとすることで自分の見えている世界も変わるものです。少し視野を広げ、視点を変え「知らない」を「知る」にしてみませんか?

まとめ:障害を持った我が子の老後について考える|家族の悩みと親の死後

障がいのある我が子の老後に、頭を抱える親は本当に多いです。

 

もちろん、親のいない障がい者を守るための制度はありますが、心配が尽きることはないでしょう。

 

特に昨今では、施設での虐待やいじめについてニュース等で見聞きした方は多いかと思います。もちろん全ての施設がそうではありませんし、良心的な施設の方が多いと思います。ですが、そういった事実がある限り、障がい者の親は我が子を思い不安に駆られるものです。

 

「自分には関係ない」「知らない」と切り捨ててしまうのではなく、「知る」「知ろう」という選択肢も持ちながら、歩み寄れる社会になることを願っています。

 

また、自分亡き後、障がいを抱える子について悩まれている方は、終活をお勧めします。自分にもしものことがあったとき、子供が困らないよう準備することはとても大切なこと。以下より「障がい者と親の終活」についてご覧いただけますので、合わせてお読みください。

この記事を書いた人

津々樹 唯
Twitterアカウント→@arusutoro0613
放課後等デイサービス勤務兼WEBライター
 料理とお菓子と文鳥が好きな基本引きこもりライター2年目です。 
 可愛いけど仕事中もかまってちゃんな文鳥2匹に困らされながら毎日を楽しく忙しく過ごしています。

障がい者と親の終活について、さらに詳しく知りたい方は→ 『障がい者と親の終活』記事一覧
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