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終活年賀状とは?正しい書き方・文面・出すタイミングから注意点まで全解説

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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「終活年賀状というのがあるらしいけれど、どんなもの?」
「自分も受け取ったことがあり、興味を持ったけれどどんな風に出せばいいんだろう?」

 

「終活」ブーム真っ只中の昨今、そんな疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

「終活年賀状」とは、「終活=人生の終わりを迎えるために、さまざまな準備や始末などをする活動」の一環として、今まで年賀状を送っていた相手に「年賀状はこれで終わりにさせてもらいます」という意思を伝えるために出す年賀状です。

 

「年賀状じまい」とも呼ばれています。

 

ただ、年に一度の大切な挨拶である年賀状をやめるのですから、書き方や出し方には気をつける必要があります。何歳ごろに出せばいいのか、失礼のない文面は、使ってはいけない言葉は、など知っておくべきことがいろいろとあるのです。もし失敗すれば、相手を不快にさせたり怒らせたり、大切な友人や恩人を失ってしまうかもしれません。

 

そこでこの記事では、まず

◼️ 終活年賀状とは何か、その意味や目的

を理解してもらいます。
その上で、

◼️ 終活年賀状の正しい出し方

  • 適切な年齢・タイミング
  • 失礼のない文章構成・文例
  • 全体の「文章構成」
  • 内容や言い回しを含めた「文面」
  • 適切なデザイン・不適切なデザイン

をくわしく説明します。
さらに、

◼️ 終活年賀状を出す際の注意点
◼️ 終活年賀状をもらったときの対処法

なども解説します。

 

最後まで読めば、終活年賀状について必要なことはすべてわかるでしょう。

この記事をもとに、あなたが適切な終活年賀状を出せるよう願っています。

 終活年賀状とは?

 

「終活」ブームがさまざまな分野に広がりを見せている中で、「終活年賀状」というものにも注目が集まっているようです。

「聞いたことがある」という人から「自分も出してみたいと思っていた」という人まで、意識のしかたはさまざまだと思います。

そこでまず、「終活年賀状とはなんなのか?」という基本的な知識から確認していきましょう。

「終活年賀状」の意味

そもそも「終活年賀状」とはどんなものでしょうか?

 

「終活」とは、「人生の終わりを迎えるために、さまざまな準備や始末などをする活動」のことですよね。その終活の一環として、今まで年賀状を送っていた相手に「年賀状はこれで終わりにさせてもらいます」という意思を伝える年賀状を出す人が出てきました。

これが「終活年賀状」で、「年賀状じまい」とも呼ばれています。

 

毎年出す年賀状に、年賀のご挨拶とともに「年賀状じまいをする」旨を書き加えて出すのが一般的です。

終活年賀状を出す目的・意義

ですが、なぜわざわざ終活年賀状を出すのでしょうか?

 

相手の受け取り方によっては、「わざわざお付き合いを断ちたいと宣言されたようだ」と寂しさや不快感を感じさせてしまう恐れもあるでしょう。

 

差出人の側にはもちろんそんな意識はないですよね。

そこには以下のような目的や意図が込められているのです。

◎高齢になって体力や視力が衰え、年賀状の準備が辛くなってきたので出すのをやめたい
◎定年になった、老人ホームに入る、など環境の変化に伴って人間関係も整理したい
◎年賀状だけのお付き合いの人も多いので、一度区切りをつけて年賀状の数を減らしたい
◎年賀状を出す手間や費用が負担なので、節約したい

「それならわざわざ終活年賀状を出さずに、自然消滅してしまってもいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

 

が、終活年賀状を出す人は、相手に失礼なことはしたくないし、不快な思いや寂しさも感じさせたくないのです。

場合によっては、

「年賀状だけはやめるけれど、メールやSNSでたまに安否確認するくらいのお付き合いは続けたい」と希望しているケースもあるでしょう。つまり、「いい関係はこわさずに、年賀状という形式的なお付き合いはおしまいにする」ために終活年賀状を出すのです。

終活年賀状には賛否がある

とはいえ、送る側の思惑とは別に、受け取る側はさまざまな受け止め方をするものです。

 

「どんな文面であっても、一方的に相手とのつながりを断つような書状は失礼だ」

「年賀状は礼儀として大切なので、できる限り送るべき」

「SNSなどは便利だけれど、年賀状には年賀状のよさがあるのでやめるのはよくない」

 

といった考えで、終活年賀状をよしとしない人ももちろんいます。

 

もし終活年賀状を送ろうとする場合は、このような否定的な意見があることを心にとめて、できるだけ相手に受け入れられやすい書き方をするよう心がけましょう。そのコツや注意点については、次章以降で説明していきます。

終活年賀状の正しい書き方、出し方

終活年賀状はまだ誕生して間もないものなので、マナーや書式が浸透していません。

この章では、通常の年賀状や手紙のマナーをベースに、終活年賀状の正しいあり方を提案していきたいと思います。

適切な年齢・タイミング

「終活」というと高齢者が行うイメージですが、実際は最近では40〜50代から始める人もいますよね。でもその年齢だと、「まだまだ社会的に現役なので、終活年賀状を出すのは早いかも…?」とためらってしまうでしょう。

 

終活年賀状を出すのに最適な年齢は何歳ごろなのでしょうか?

結論から言えば、「何歳で出しても大丈夫!」です。

高齢を理由にできない40〜50代の場合は、

  • 仕事や子育てなどの忙しさ
  • 環境の変化などの節目を迎えたこと

を理由として書き添えるという手もあります。

 

元号が令和に変わった年には、「時代が平成から令和へと移り変わったのを節目として、年賀状も今年で最後とさせていただきます」といったような文面で送る人もいたようですよ。

また、終活年賀状をだすタイミングですが、これは普通の年賀状と同様にするのが、失礼がなくていいでしょう。

基本的には元日に間に合うように、それを過ぎても1月7日までに届くように送ってください。

失礼のない書き方とは?文章構成・文例

終活年賀状を出そうと決めたら、やはりもっとも重要なのはその文面ですよね。

何をどう書けば相手に失礼にならず、気持ちよく受け入れてもらえるのでしょうか?

そのためには、以下のふたつのポイントを押さえておく必要があります。

1)全体の「文章構成」
2)内容や言い回しを含めた「文面」

簡単に説明しましょう。

全体の「文章構成」

終活年賀状はあくまで「年賀状」ですから、全体の構成も年賀状を踏襲します。

その上で、いくつかの要素を付け加えましょう。

①賀詞

「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」など、通常の年賀状と同じ祝いの言葉から始めます。

②挨拶やお礼

お世話になったお礼や、新年の挨拶などを簡潔に書きます。

③年賀状じまいをすることとその理由

「◯◯のため、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を遠慮させていただきたく存じます」といった一文を添えます。

④お詫びや感謝

年賀状じまいをするにあたって、「勝手ではございますが、ご容赦ください」などのお詫びや、「これまで心のこもった年賀状をいただき、ありがとうございました」などのひと言も入れるとよいでしょう。

⑤代わりの連絡手段

可能であれば、このまま付き合いを断つつもりはないことを伝えるため、年賀状にかわる連絡手段を書き添えてください。

「来年からは、メールにて新年のご挨拶をさせていただきたく存じます」

「今後はこちらのSNSで皆さまと交流を深めたいと思います。(SNSアカウント)」

などです。

⑥手書きメッセージ

就活年賀状の形としては⑤まででも完成されていますが、できれば最後に手書きのメッセージを書き込みましょう。

相手に誠意が伝わります。

内容や言い回しを含めた「文面」

上記の構成に沿って、相手に失礼のないように実際の文章を書いていきます。

その際のポイントは、

1)年賀状じまいをする理由
2)かわりの連絡手段

のふたつを書くことです。

例えば、60〜70代の人が出す終活年賀状の代表的な例文は、以下の通りです。

謹んで新年のお慶びを申し上げます
皆さまにはお健やかにお過ごしのことと存じます

さて、私も昨年ついに定年を迎え、隠居の身となりました
つきましては、皆さまへの新年のご挨拶も本状をもって締めくくりとさせていただきたいと存じます
悪しからずご了承ください

今後は折々にお手紙やメールにてご連絡をいただければ幸いです
皆さまのご健勝をお祈り申し上げます

文章の書き方や例文については、別記事「年代別の終活年賀状の例文集!NG表現や注意点も解説【40代・50代~80代以上まで】」で年代別にいろいろと提案していますので、そちらを参照してください。

適切なデザイン・不適切なデザイン

文面とは別に、年賀状はそのデザインも相手の印象を左右する大切な要素です。

終活年賀状のデザインとしては、どんなものが適切なのでしょうか?

答えは、「一般的な年賀状と同じでOK!」です。

あくまで「年賀状」ですから、終活を意識したデザインなどにする必要はありません。

おめでたい図案、デザインを選びましょう。

ただ、いつもはポップな感じのデザインやユーモアのあるイラストを使っている場合などは、イメージを変えてみるのもいいかもしれません。

最後の年賀状という節目のものですから、少しあらたまった書体、デザインを選ぶのもおすすめです。

最近では印刷サービスを提供する企業やサイトでも、終活年賀状のテンプレートや文例を用意しているところが出始めていますので、利用してみるのもいいでしょう。

 

もし終活年賀状についてわからないこと、迷うことがあったら、「終活の相談窓口」にお問い合わせください!

終活についてのあらゆるご相談に、終活の専門家がお答えします。

ご相談は無料です。

 

終活年賀状を出す際の書き方『注意点』

以上を踏まえた上で、さらに就活年賀状には注意すべき点があります。

主に

  • 相手に失礼にならないため
  • 相手を不快にさせないため

のポイントを8つあげてみました。

直接的な表現は避ける

終活年賀状の目的は「年賀状でのお付き合いをやめる」ことですが、これをそのまま書いてしまっては身も蓋もありません。

「やめる」「これで最後」「終わり」といった直接的な表現は避け、「ご遠慮する」「控える」といったマイルドな言い回しにしましょう。

みんなに出していることがわかる表現を使う

終活年賀状を受け取ったとき、「『私と』付き合いをやめたいんだ」と誤解する人もいるでしょう。そうなると、せっかくこれまで大切にしてきた人間関係にヒビが入ってしまいます。それを避けるためには、「あなただけではなく、みんなに出しているんですよ」ということが伝わる表現を選ぶ必要があります。

 

例えば、

「これまで皆さまと交わして参りました年賀状ですが、今後は〜」

どなたさまもご理解いただければ幸いです」

 

といった表現があると、「あ、みんなに出しているんだな」とわかってもらえるでしょう。

納得できる理由を書く

全体の「文章構成」でも触れましたが、年賀状じまいをする理由はかならず書いてください。

それがない場合とある場合とでは、相手に与える印象がまったく変わります。

実際に比べてみましょう。

<理由を書かない例>

あけましておめでとうございます
旧年中は大変お世話になりありがとうございました
さて、これまで毎年交わしておりました年賀状でのご挨拶ですが、
今年をもってご遠慮させていただきたく存じます
勝手ではありますが、ご容赦ください

<理由を書いてある例>

あけましておめでとうございます
旧年中は大変お世話になりありがとうございました
さて、私も今年でちょうど還暦を迎え、終活を意識するようになりました。
つきましては、これまで毎年交わしておりました年賀状でのご挨拶を、
今年をもってご遠慮させていただきたく存じます
勝手ではありますが、ご容赦ください

いかがでしょうか?

理由以外の文章はほぼ同じですが、理由がないとそっけなく感じますよね。

簡単でいいので、相手が「ああ、そうなんだ」と納得できる理由を付け加えましょう。

感謝の言葉を書く

年賀状じまいをすることを伝えたあとには、今までのお付き合いに対する感謝の言葉をかならず添えてください。

「長い間年賀状を交わさせていただき、本当にありがとうございました」など簡単な言葉で結構です。

これがあると、相手も受け入れやすくなります。

今後の連絡手段を残す

「年賀状はもうおしまいにします」というだけで終わってしまうと、受け取った側は一方的に付き合いを断たれた状態で、不安や後味の悪さが残ってしまうかもしれません。

そこで、できれば今後の連絡手段を提案するといいでしょう。

例えば、

「今後はメールで新年のご挨拶を申し上げたく存じます(メールアドレス)」

「お正月に限らずSNSで近況を報告しあえれば幸いです(SNSアカウント)」

などです。

もし、「面倒なのでメールやアカウントも知らせたくない」という場合は、終活年賀状用のアカウントをひとつ作るのもいいでしょう。

年賀状だけの付き合いの相手であれば、たとえメールアドレスを知らせてもだんだん疎遠になっていくでしょう。

手書きでひと言添える

通常の年賀状でもそうですが、印刷されたものの場合は、最後にひと言手書きメッセージを添えましょう。特に目上の人に送る場合は、手書きの一文は必須です。

 

昨年中の思い出や、今後のお付き合いのしかたなど、相手と自分との関係性ならではの具体的な内容だとベストです。手書きがあるだけで、心のこもった年賀状だと感じてもらえるはずです。

長く書きすぎない

以上のことすべてを書こうとすると、ついつい文章が長くなってしまうかもしれません。

特に、なぜ終活年賀状を出そうと思ったか、その理由や自分の思いなどを伝えたいと考える人もいるでしょうが、それは別の機会に譲りましょう。

 

年賀状は新年のお祝いとご挨拶を伝えるものであって、あまり長く自分のことを書くものではないのです。

とはいえ、あまりに短いのも失礼な印象を与えますよね。

目安としては、通常の年賀状に数行付け加える程度におさめてください。

相手が喪中の場合は控える

もし相手が喪中の場合は、送るのは控えましょう。

 

終活年賀状はあくまで「年賀状」ですので、そこは通常のマナーと同様です。かわりに寒中見舞いを送り、その人への終活年賀状は翌年にあらためて送るといいでしょう。

終活年賀状をもらったときの対処法

ここまで終活年賀状の出し方、書き方について解説してきましたが、自分が出すのではなく、受け取った場合にはどうすればいいのでしょうか?

 

「相手がくれなくても自分は送りたい、送ってもいい?」

「何か返信をしたほうがいいだろうか?」

といった疑問をもつ人も多いでしょう。

これに対しては、

◼️ 受け取ったら、できればこちらも来年からは送らないようにする
◼️ 返信は特に必要ないが、気になるのであれば年賀状じまいを了承したこと、自分も送らないこと、今後ともよろしくお願いしたいことなどを簡単に返信してもいい

という対応で結構です。

 

いずれにしても、終活年賀状の習慣はまだ始まったばかりで、送る側も受け取る側も「何が正しいのか」に迷うことがあるはずです。
そんなときは、「相手に失礼がないこと」「相手を不快にさせないこと」を基準に判断するように心がければいいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

終活年賀状とは何か、どのように出せばいいのかがわかったかと思います。

では最後に、この記事のまとめです。

◎終活年賀状とは「年賀状はこれで終わりにします」という意思を伝えるために出すもの
◎終活年賀状とは何歳で出しても大丈夫
◎終活年賀状を出す際の注意点は、
・直接的な表現は避ける
・みんなに出していることがわかる表現を使う
・納得できる理由を書く
・感謝の言葉を書く
・今後の連絡手段を残す
・手書きでひと言添える
・長く書きすぎない
・相手が喪中の場合は控える

これを守って、気持ちよく年賀状じまいができますよう祈っています。

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