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近所のおばあちゃんが認知症かも?周囲に相談してよかったわたしの経験

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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大切な家族に認知症が疑われたらどうしますか? 多くの方が病院を受診することでしょう。しかし、家族ではなく、知り合いだったらどうでしょうか。「あなた認知症かもしれないわよ」とは、なかなか言いにくいですよね…。しかも、認知症の方に特有の言動や行動があると、家族ではないわたしたちはどう接したらいいのかと、悩むこともあります。

 

このページでは、実際に筆者が体験した仲良しの茶飲み仲間の言動に悩んだできごとを紹介しています。

 

認知症は他人事ではありません。みなさんの大切な家族や知人で症状がでる方もいるかもしれませんので、ぜひ参考にしてみてください。

目次(この記事は以下の順番で構成されております)

  • ゆるーくかわいいコロッケ屋さん
  • 認知症なの? 悩んだこと
  • 相談してみました
  • 受け入れることの大切さ

近所のおばあちゃんが認知症かも?!|ゆるーくかわいいコロッケ屋さん

筆者の大好きな茶飲み仲間にコロッケ屋さんと呼ばれている女性がいます。

 

この変わった名前は、昔コロッケを売っていたことから。愛情をこめて「コロッケ屋」、「コロッケ屋さん」と呼ばれているのです。年齢は80歳手前くらい。

 

ゆっくり、おだやかに話す方で、きっと若い頃は売り子さんとして親しまれていたのでしょう。

 

いつもニコニコとしているコロッケ屋さんの目には小じわがたくさん。笑いジワです。クシャっとした笑顔が本当に素敵な女性で、話し方もとっても可愛らしいのです。ゆっくりと話すので、茶飲み仲間みんなで会話をしていても、コロッケ屋さんが話し出すと途端に空気が変わるのです。

 

…そうですね、わかりやすく言うと、タレントの山口もえさんみたいな感じと言いましょうか。

誰からも愛される、天然でおっとりした方です。

どうしちゃったの、コロッケ屋さん!?

事件は、70代~80代の茶飲み仲間4人と筆者で、地元の朝市に行ったあと、あたたかい緑茶をすすっていたときに起こりました。朝市で新鮮な野菜を買ったり、おいしいすいとんをいただいたりして、いつもより声も大きく盛り上がってワイワイしていました。

 

コロッケ屋さんが男性をチョイチョイと手招きをして、筆者を紹介したのです。
ん? 誰だろう? コロッケ屋さんの息子さんかな?

 

すると、コロッケ屋が
「これ、アケミちゃん」と。

 

えっ! と一瞬変な空気になりました。

なぜなら、筆者の名前は「アケミ」ではないからです。
そして男性もすごく戸惑います。

 

当初はこの男性はコロッケ屋さんの息子さんか近所のお知り合いなのかな…と思っていたのですが、そうではなさそう。だって、戸惑いながら「あははは…」と空笑いをしているのですから。

 

この時、筆者の心臓はドキドキ。
「やだー、コロッケ屋さんってば! 変な冗談やめてくださいよー!」と明るく言うのが正解? それとも本当に何か大きな勘違いをしてしまったの? もしかして認知症? と頭の中で色々なことがグルグルとまわりました。

 

天然の可愛らしいコロッケ屋さんなら、冗談もあり得なくない。普段あまり使わない頭をフル回転させて、自分は棒演技しかできないものの「アケミちゃん」になりきるか、笑ってツッコむかの二択で悩みに悩みました。

 

筆者がそうこうしている間に、「ごめーん、冗談冗談!」とクシャっと笑うコロッケ屋さん。すると、周りの茶飲み仲間からドっと笑い声が。

 

「もー、みんな困ってるじゃーん! 冗談もいい加減にしてよねー!」と笑い飛ばしてくれたのです。

 

た…、助かった。正直、どう対応していいのか、悩んでいたので、場の空気が元に戻ってすごくよかった!でもこの時のコロッケ屋さんが、結局本気だったのか、冗談だったのか、いまだにわかりません。

認知症なの? 悩んだこと

このときのコロッケ屋さんとのこのやり取りは、何となく変な空気になったので、かなり悩みました。

本気なのか、冗談なのか

コロッケ屋さんは、年齢的に認知症の症状が出ていても不思議ではありませんでした。

 

もしも認知症の症状だったのであれば、「アケミちゃん」になり切ったほうがよかったのかもしれません。否定をせず、合わせることも重要かなと思いますが、コロッケ屋さんの場合は普段からやや天然で面白いことをおっしゃる方。

 

ご本人がおっしゃるように、本当に冗談のつもりだったのかもしれません。

ツッコむか

茶飲み仲間4人は70代から80代で、筆者は30代なので、ややツッコミ役になることがあります。とは言っても本気でツッコむわけではありません。いつもの楽しいやり取りなのです。

 

ちょっと脱線しますが、お決まりの楽しいやり取りを紹介しますね。

 

例えば筆者がダメージジーンズを履いて出かけていると、「あら、大変! ズボンが破けているよ! 縫ってあげようか?」と笑いながら言ってくだるので、「おしゃれですよー」と楽しくツッコみます。こんな楽しいやり取りがいつもあるのです。

 

でも、今回のコロッケ屋さんのアケミちゃん事件はちょっと違いました。どうツッコんでいいのか、わからなかったのです。
本当に認知症の症状で口から出た言葉であれば、ツッコむことで傷つけることにもなります。

相談してみました

今回のアケミちゃん事件は、コロッケ屋さん以外の茶飲み仲間は、まーったくこのことを気にしていません。むしろ、大笑いしたほど。

 

しかし、筆者は心配だったのです。自分の祖母と重ねたのかもしれません。

 

コロッケ屋さんのことをよく知るNさんに話して、自分はどういう行動をしたらよかったのか、聞いてみました。
すると、「あははは、のんびりした人だからねー! ときどきコロッケ屋さんはこういうことあるよ!」と明るく話していらっしゃいました。

 

その後、真面目な表情で、「否定をしてツッコまずに、合わせてあげた方がいいと思うよ」とアドバイスをしてくださいました。そして、「コロッケ屋さんはコロッケ屋さんだからさ。あれ? と思うことを言っていても、それもその人だからね。受け入れて合わせてあげたいよね」ともおっしゃっていました。

 

なるほど! これはこれでコロッケ屋さんの一部なんだと思えたら、心配する気持ちが落ち着いたのです。

受け入れることの大切さ

アケミちゃん事件を笑い飛ばしたこの茶飲み仲間たちは、みんな40年以上の長い付き合いだそう。お嫁に来てからずっとご近所さん付き合いを続けていて、家族のような関係。互いの家族のことも何でも知っています。

 

あれ? という部分も受け入れて、ときにはサポートをして、今まで通りに接して仲良くしているのです。月並みな表現ですが、素敵な関係だなと感じました。変わらずずっと付き合うことは大切ですよね。

 

…とは言え、身内が認知症のような症状が出て、今までとは違う言動をしていたら、不安になりますよね。「前はあんなにしっかりしていたのに、変わってしまった」と思うでしょう。確かに、変わったように見えるかと思いますが、それでもその人本人なのです。

 

認知症の症状が出ることで、精神的に混乱する方も少なくはありません。大切な家族のそんな様子を見ているのも辛いですよね…。受け入れるまでには時間がかかると思いますが、ゆっくりでいいので受け入れて、寄り添ってみてください。

 

今回紹介したコロッケ屋さんには受け入れてくれる大切な仲間がいました。その人への敬意があるからこそ、老いの変化も受け入れてくれているのかなと思います。こんな仲間がいるなんて素晴らしいですよね。

 

現在は感染症のこともあり、残念ながらコロッケ屋さんとはお会いできていません。アケミちゃん事件は本当に認知症で、もしかすると今は進行している可能性もあります。しかし、今がどんな状態であれ、コロッケ屋さんはコロッケ屋さんです。またお会いすることがあれば、今までと変わらずにお話をして、感染症が落ち着いたらまたお茶を一緒に飲みたいと思っています。

 

また昔みたいにお話ができる日が来ることを願ってやみません。こちらの記事もぜひご参照ください。

認知症予防体操&脳トレ体操おすすめ動画17選! (enjoy-mylife.net)

まとめ

コロッケ屋さんの今までとは少し違う行動には、戸惑いもありました。その方との関係性にもよりますが、ツッコみはせず、相手に合わせて、これもその人の一面に過ぎないと受け入れることも大切です。

 

もしも大切な人に認知症が疑われたら、早期に専門の方に相談をすることをおすすめします。しかし、その人自体が変わるわけではありませんので、今までと変わらず尊敬の念を込めて接しすることを心がけ、やさしくサポートをしていきましょう。

この記事を書いた人

ちゅんみ

バレエとランニングを愛するライター。美味しいごはん屋さんの取材が大好き(おいしいものを食べるのが好きなだけ)

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