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「エンディングノート」とは何?意味について解説

 

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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エンディングノート

(読み方:えんでぃんぐのーと)

 

  • 「エンディングノート」とは
  • 「エンディングノート」の意義
  • 「エンディングノート」の内容
  • 「エンディングノート」を書き終えたら

について解説します。

「エンディングノート」とは

「エンディングノート」は、別名を「終活ノート」または「遺言ノート」といいます。呼び方を見ると、高齢者だけに関係があるように感じられるかも知れません。けれどある調査によると、健康な20代でもエンディングノートに関心がある人が存在し、わずかながら、実際に書いている人もいるようです。

 

エンディングノートは、遺言とは異なり、法的な力はありません。

その分、ご自身の思いや、家族をはじめ周りの方への気持ちなど、遺言には書くことのできない、より幅広く個人的な内容について書き残せる点が魅力です。

 

「終活」が一般に知られるようになるとともに、エンディングノートも多くの人に知られるようになりました。そして2011年に公開された映画『エンディングノート』で末期がんになった父親が、残された人生を悔いなく自分らしく生きるため、また残される家族が困らないように書いたエンディングノートによって、より幅広い層に知られるようになりました。

 

終活のベースともなり得るエンディングノートは、生前整理にも役立ちます。なぜなら、エンディングノートを書くことが、これまでの人生を振り返るとともに、今後の生き方を改めて考え直し、より納得のいく人生に近づける手伝いをしてくれるからです。

エンディングノートはまた日常生活の中でも役に立ち、さらに残される家族や親族にとっても具体的、精神的な助けになります。万が一、急な病気や事故で意思の疎通ができない場合には、残された家族が突然、思い決断を迫られることもあるからです。

 

現在は、様々な会社からエンディングノートが発売されていますし、自治体やNPO、企業や団体などが無料のエンディングノートを配布したり、ダウンロードできるタイプもあります。

 

エンディングノートは、個人情報が詰まったものになるので保存する場所には気をつけたいですね。また、内容について家族に相談するとともに、エンディングノートの存在についても家族に知らせておく必要があります。

「エンディングノート」の意義

エンディングノートの意義は5つあります。

①これまでの人生を振り返る

数十年間の人生を振り返ると、楽しかった思い出や嬉しかった出来事だけでなく、つらかったこと、苦しい思いもあるでしょう。

 

日常生活の中では改めて思い起こす機会のない過去をたどり、過ぎた時代を省みると、これまでに得たものや受け取ったものに気がつく大事な時間になるかも知れません。

②これからの生き方を問い直す

①でこれまでに積み重ねてきたものや手にしたことに気がついたらさらに、これから自分がどんな生き方をしたいのか、何を得たいのかについて、改めて問い直すことにつながる可能性がありますね。

 

日常生活では自分と向き合う時間は、ありそうでなかなか持てないのではないでしょうか。

③終末期や死後についての希望を明確にできる

エンディングノートといえば、病気や思わぬケガなどで意思の確認ができない状態になった場合に備える意味が大きいかも知れません。

 

突然の病気やケガなどでコミュニケーションが取れない状態になり、意思の確認が難しい場合には、家族や親族が急に難しい判断を迫られるケースがないとも限りません。

 

例えば、介護が必要になった際の希望や、延命措置、治療方法、臓器や角膜提供の意思について記しておくと、残された家族が突然、難しい判断を迫られる状況で大きな助けになるでしょう。

 

また、葬儀についての希望や、お墓、埋葬方法についても書いておくと、家族を迷わせたり悩ませたりしないで済むかも知れません。

④家族の混乱や負担を減らす

③に挙げたほどの重要項目でなくとも、車や貴金属、思い出の品や形見などの譲渡先や処分について明確にしておくと、残された家族や親族にとっても不要な混乱が避けられ、結果的に心理的な負担を減らすことにつながります。

⑤日常生活で役に立つ

日常的な交流がある相手だけでなく、いざという時に連絡する必要のある方の名前や連絡先、その他にも銀行口座や保険の詳細、カード情報やパスポート、免許証などの一覧をリストにしておくと、財布を失くしたり忘れた時などにも慌てずに済むでしょう。

「エンディングノート」の内容

エンディングノートには、どんな内容が含まれるといいのでしょうか。エンディングノートの内容については個人の自由ですが、上記の意義を満たすためには、次の7つのポイントをおさえておくと良いのではないでしょうか。

①個人情報

本籍地や血液型、生年月日の他、マイナンバーや運転免許証の番号、健康保険証の番号、保険や年金などの基本的な個人情報をまとめておくと、いざという時に頼りになります。

②医療情報

かかりつけの病院やアレルギーの有無、持病や常備薬についての情報があると助かります。

 

この他、亡くなった後の臓器移植や角膜移植の希望、遺体の献体についての希望があれば書いておくと安心です。

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③葬儀など、死後についての希望

葬儀を行う宗教や、遺影に使いたい写真、招待したい参列者について、葬儀の方法、埋葬方法について希望があれば、家族が悩まずに済みますね。

④家族や身近な人へのメッセージ

普段、改まって家族や身近な方に感謝の言葉やメッセージを伝える機会は少ないかも知れません。

 

直接伝えるのは気恥ずかしいことであっても、書くことで自分の気持ちが伝えられれば、相手の方も喜ぶのではないでしょうか。

⑤財産や貴重品などの遺品について

不動産、預貯金口座の情報や、有価証券、保険関係、金庫の有無、骨董品や貴金属などの財産についても一覧にしておきましょう。

 

遺書とは別に、思い出の品などの形見分けリストを作ると、誰に何を譲ろうかと考える作業も楽しいものになるかも知れません。

⑥パソコン、スマートフォン、インターネット関連の情報

最近は、メールアドレスの他、SNSのアカウントを持ってらっしゃる方も多いでしょう。IDとパスワードを一覧にして、亡くなった後にその旨を知らせて欲しいのか、どのくらい後で削除するのかなど、明確にしておくといいですね。

 

パソコンやスマートフォンのパスワード、プロバイダの情報も必要です。

「エンディングノート」を書き終えたら

エンディングノートは最初に全ての項目を書き終える必要はなく、書ける部分、書きたいと思える内容から少しずつ記入して、記入した後も、何度でも見直して楽しみながら完成に近づけるといいのではないでしょうか。年月の経過とともに内容が変化することも大いにあるでしょう。

 

例えば、お正月やご自身のお誕生日、または結婚記念日などの個人的に特別な日を決めて見直そうと決めると楽しみになるかも知れません。

 

また、エンディングノートは家族のためのものでもあります。どこに保存してあるのか、どんなことを書いてあるのか、折に触れて伝えておくことも大切です。

まとめ:「エンディングノート」とは何?意味について解説

終活の広がりとともに知る人の多くなった「エンディングノート」について解説しました。エンディングノートは、家族にとってだけでなく、ご自身の人生を振り返り、これからの生き方を見つめ直すツールでもあります。

 

エンディングノートは様々なフォーマットでいろいろなところで手に入るようになっています。この機会に、エンディングノートを書かれててみてはいかがでしょうか。

エンディングノートの書きかた
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