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70代の熟年離婚は後悔はしない?年金分割制度についても解説!

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「夫と一緒に過ごすのに限界が来ている」

「一人で自由に生活したい」

 

若いうちは問題なくても、60代や70代など高齢になってから離婚を考える方も増えてきました。

 

どんなに好きだった相手でも、一緒にいる時間が長くなると嫌な部分や耐えられないことが出てきてしまいますよね。

 

そこでこの記事では、70代の離婚について離婚する理由やお金周りの情報をご紹介します。

 

目次(この記事は以下の順番で構成されております)

  • 70代での離婚の現状
  • どうして?70代で離婚を考える理由
  • 70代で離婚して後悔した?メリット・デメリットを紹介
  • 70代での離婚|年金分割制度について
  • 70代での離婚して再婚までできる?

70代での離婚の現状

まずは、70代での離婚に関する現状を見ていきましょう。

 

70代になると、多くの方が20年以上結婚生活を送っているかと思います。

20年以上の結婚生活を送った夫婦が離婚をすることを熟年離婚とも言いますよね。

 

厚生労働省の「令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況」を見てみると、同居期間別にみた離婚件数の年次推移は増加傾向にあります。

 

同居期間別にみた離婚件数の年次推移

同居期間別にみた離婚件数の年次推移

参考:令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省

 

特に、同居期間20年以上を見てみると40,395組と、前年よりも1,858組増えていることがわかりました。

熟年離婚する夫婦は年々増えているんですね。

 

では、離婚を考える理由について次の章で紹介します。

どうして?70代で離婚を考える理由

70代での熟年離婚をする原因には様々なものが挙げられますが、その多くは性格や価値観の違いによるストレスによるものです。

 

長く一緒にいるからこそ、些細な不満が溜まって爆発してしまうことになります。

 

その他にも、昔にはなかった制度ができたり、時代の変化などが影響しているケースもあるでしょう。

 

ここでは、70代で離婚を考える主な理由6つを紹介します。

性格・価値観の不一致

夫婦と言えど元は他人同士であるため、性格や価値観が違うのは当然のことと言えます。

違いを受け入れられたからこそ、惹かれあって20年以上暮らしてこれたはずです。

 

その一方で、根本的な考え方が相手と合わず、相手に合わせて生活してきた場合は辛く感じてしまうこともありますよね。

 

シンプルな理由ではあるものの、その原因の大きさや感じ方は人それぞれ。

このまま一緒に生活するのは難しいと、限界を迎えてしまう夫婦も多いのです。

 

かつては、「離婚」という言葉が世間から白い目で見られる時代もありました。

しかし、ライフスタイルが多様化したこともあり、離婚も珍しいものではなくなってきましたよね。

 

このような世間の考え方の変化もあり、我慢するのをやめて離婚を決意するということも珍しくありません。

熟年離婚に関する認知度の向上

先述したように、離婚や熟年離婚に対する認知度は向上しています。

 

昔は「夫婦生活が辛い」と思っても、そのような話を聞いたり話したりする機会が少なく、離婚を切り出しにくい時代がありました。

 

熟年離婚という言葉が認知され始め、「60代や70代で離婚している人もいる」と知れるようになり、離婚を決める人も増え始めています。

子どもの自立と理解

子どもがまだ自立していない時期での離婚は躊躇する方も多く、中には子どもが自立した後に離婚することを熟年離婚とする考え方もあります。

 

70代になるとお子さんが30代〜40代になり、家庭を築いていることも多いでしょう。

子どもが夫婦生活を始める年代になっているからこそ、両親の離婚を理解してくれる側面もあるのです。

 

夫婦生活を我慢して続ける必要がなくなったという理由も、70代で離婚する原因になっています。

お金に関する問題

お金が原因でなかなか離婚に踏み切れず、熟年離婚になったというケースもあります。

 

例えば、妻は早い段階から離婚を心に決めていたものの、一人暮らしは難しい」「子育てと仕事を両立できそうにないなどの理由から、離婚はできないという場合ですね。

 

このような離婚理由になると、夫の退職金によってまとまったお金が入ってきた段階で離婚を切り出すこともあります。

年金制度の改正

2007年の年金制度改正も、熟年離婚が増加している大きな要因と言えます。

 

かつては、専業主婦がもらえる年金は月額66,000円の国民年金だけでした。

 

そのため先述したように、離婚してしまうと老後生活が難しくなるという理由から熟年離婚できないことが多かったのです。

 

そんな中、年金制度改正によって、離婚した際に専業主婦にも夫が積み立てた厚生年金を分割できるようになりました。

 

年金分割をすることで、離婚をしても安心して老後生活を送れるようになり、熟年離婚をしやすくなった背景も理由に挙げられます。

不倫などの異性問題

不倫や異性問題も離婚を考える原因の一つです。

 

熟年離婚に限らずですが、長年不倫している」「過去の不倫によって信頼関係が崩れたといった理由も少なくありません。

70代で離婚して後悔した?メリット・デメリットを紹介

70代での離婚になかなか踏み切れない理由として離婚して後悔しないかという点も挙げられるでしょう。

 

人生を大きく左右することですので、慎重に検討を重ねたいものです。

 

ここでは、70代で離婚するメリット・デメリットをご紹介しますので、後悔しない選択をするための材料にしてください。

メリット1:離婚によって自由な人生を送れる​​

離婚によって独り身になれば、今よりも自由な人生を送れることは間違いないでしょう。

 

しかし、経済的に自立していないと生活を送ることも難しくなります。

 

70代になると年金生活のケースがほとんどです。

もし、あなたがまだ40代や50代など現役世代であれば、今のうちに経済的な自立に向けて準備しておくことで、離婚後に不安を感じずに済みます。

メリット2:老後の孤独感は自分次第で解消できる​​

経済的な問題に加えて、老後は孤独感の問題も大きなものになっています。

一人の生活に不安を感じたり、毎日に刺激がなく寂しいと感じたりする方も多いです。

 

しかし、熟年離婚後の孤独感は工夫次第で解消できることが多いです。

 

例えば、新しく趣味を見つけたり、趣味を通じて友人を作ったりすることで、寂しさを軽減できます。

地域活動やボランティアに参加するのもいいでしょう。

 

次に、デメリットをご紹介していきます!

デメリット1:離婚後の後悔は金銭問題が多い​​

離婚をして後悔してしまうケースの多くは金銭問題です。

 

年金分割や離婚条件など、後悔しないようにしっかり話し合うことが大切になります。

 

夫婦での話し合いが難しい場合は、弁護士に依頼することも一つの手です。

デメリット2:離婚してから気付く相手の良さ​​

妻や夫の良いところに離婚後に気付いたという声も少なくありません。

 

熟年離婚を考える場合は、「一時的な感情に左右されていないか」をしっかり見極めた方が良さそうです。

 

 

離婚を切り出す前に、上記のことは言語化して考えてみるといいでしょう。

デメリット3:健康的なリスクが増加する

これまで仕事一筋で、家事・炊事などをしてこなかった男性・女性の場合、離婚後に健康的なリスクが増加します。

 

70代になって家事・炊事を覚えていくのは、なかなか難しいものです。

また、全てを一人で行うのはこれまで経験がないとストレスも大きくかかります。

 

ストレスの増加や食生活の乱れ、生活習慣の乱れといった原因が重なると、何かしらの疾病を患う可能性も高くなるでしょう。

70代での離婚|年金分割制度について

離婚する際に気になるのが年金についてでしょう。

 

老後の収入源である年金は、妻や夫と半分に分けられるのでしょうか。

離婚した場合の年金分割については、夫婦で知っておきたいポイントです。

 

会社員として働いてきた場合、将来受け取る年金は老齢基礎年金」と「老齢厚生年金の2階建て構造となります。

受給される年金は年金加入記録に基づいて計算されますが、夫または妻に厚生年金加入記録がある場合に離婚すると、厚生年金加入記録を分割可能です。

 

分割の仕組みは、婚姻期間中の夫婦の標準報酬を合計し、最大50%ずつで分割できます。

 

離婚後に年金事務所等へ手続きを行うことで分割できますが、年金分割には「合意分割」と「3号分割」の2種類があります。

 

▼老齢基礎年金、老齢厚生年金についてはこちらで詳しく解説しています▼

知ってますか?老後にもらえるお金|年金・その他・任意加入保険について

合意分割

合意分割は、離婚した元夫婦の合意によって年金記録を分割する制度です。

 

婚姻期間中の両者の標準報酬の合計のうち、年金分割で「夫:妻=50%:50%」を按分割合の上限として分割します。

分割する側を第1号改定者、分割を受ける側を第2号改定者と呼びます。

 

上限が50%となっているので、元夫・元妻それぞれ50%ずつとして分割するケースが多くなっています。

 

合意分割では、年金事務所の窓口で2人の按分割合についての合意が必要です。

そのため、もし合意が得られない場合は、家庭裁判所の調停・審判などで按分割合を決めることになります。

3号分割

3号分割は、年金制度上の扶養に入っている期間(国民年金第3号被保険者期間)に、元夫・元妻の間で合意なく50%で分割する制度です。

 

双方の合意は必要ないため、離婚後に第3号被保険者だった元妻・元夫の請求があれば50%ずつに分割されます。

 

3号分割は、制度が開始された2008年4月以降の期間が対象になります。

 

それ以前の期間の場合、第3号被保険者期間であっても「合意分割」で分割することになるので注意が必要です。

70代での離婚して再婚までできる?

夫、妻との生活に耐えられず、新しい出会いを求めている方も少なくないです。

 

70代になっても再婚できるのかな?」と不安に感じる方は多いですが、決してできなくはありません。

 

近年では、シニア世代同士が共通の趣味から知り合い、再婚するケースも多いと言われています。また、シニア専用の結婚相談所・婚活サイトも少なくありません。

このような方法で再婚するケースも実際にあります。

 

詳しくは、「70代で再婚はできるの?再婚のメリット・デメリットや方法などを紹介」で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください!

まとめ

性格や価値観の不一致などで、70代になって熟年離婚する夫婦は年々増加傾向にあります。

 

年金にまつわる制度が充実してきていることもあり、老後一人になっても昔に比べたら生活は送りやすくなってきています。

 

それゆえに、離婚する場合は「本当に夫・妻と離婚して後悔しないのか」「一時的な感情ではないのか」をしっかり見極めることが大切です。

 

人によっては、離婚後に孤独感が増したり、後悔したりするケースも十分に考えられます。

 

ぜひ本記事を読んだきっかけに、夫婦生活を見直し、離婚することのメリット・デメリットを踏まえた上で結論を出してみてください。

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