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認知症の親を遠距離介護する際の準備や注意点|離れて暮らす一人暮らしの親の異変に気づいたら?

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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自分が現在住んでいる場所から遠く離れた故郷で暮らす親が認知症を患ったら、あなたならどうしますか?

 

自分には仕事や家庭があるので住んでいる地域から離れることができない、なおかつ、親をこちらに呼び寄せて介護をすることも困難な場合は遠距離介護が視野に入ってくるのではないでしょうか?

 

ここでは認知症の親の遠距離介護の方法やコツ、気を付けるべき事柄をお伝えいたします。

遠距離介護の現状は?高齢化社会に伴う介護の現状

2019年国民生活基礎調査によると、同居をして家族の介護をしている割合は54.4%に対し、別居をしながら家族の介護をしている割合は13.6%となっており、前回2016年に調査をした際の12.2%より高くなっています。

 

この数字の全てが遠距離介護とは言えないのかもしれませんが、高齢化社会の日本においては介護サービスを利用しつつ、別居をする親の介護をせざるを得ない現状を表しています。

 

さらに、認知症は環境の変化に対応することが難しく、心身が混乱してしまいます。

 

本人が住みなれている自宅での生活を保ちつつ、認知症の介護をするには遠距離介護が選択肢の一部となるようです。

認知症の親のために始める遠距離介護の準備とは

大切な親が認知症になり介護が必要になった状態とはいえ、自分自身の仕事や家族の環境も維持していかなくてはなりません。では、認知症の親の遠距離介護を始めるためにはどのような環境が必要となるのでしょうか。

①親の立場や住環境・生活習慣を考慮する

認知症は住環境の変化に不安を抱き混乱し、心身に負担がかかってしまいます。

 

このような状態になると新しい土地や慣れない環境での生活や介護を行うことが困難になり、自分自身も介護疲れをしてしまいます。親の認知症の症状や進行を少しでも遅らせ穏やかに暮らせるようにするために、長年の生活習慣や住環境を考慮した結果、親を故郷に残し、遠距離介護を決断する方もいます。

②親の貯金額や生命保険、家計の状態を把握する

なかなか親には聞きにくいことですが、遠距離介護をするためには介護サービスや施設の利用、時には通院が必要です。

 

介護による金銭的負担や金銭の管理は誰がどうするのか、生命保険が適用されるのかなど、親の認知症が軽度のうちか、もしくは親が元気なうちにしっかりと確認をして金銭トラブルを回避しましょう。

③介護施設や介護サービスを利用する

認知症の遠距離介護を行うには介護施設の利用が必要です。

 

認知症を患っている場合は介護療養型医療施設への入所が可能になりますが、そのためには自宅からの距離や交通手段、施設へ提出しなければいけない書類、入所条件、一時金などの下調べをする必要があります。

 

自治体やケアマネージャー、民生委員とよく話し合い、親に合った介護サービスを選択しましょう。

④地域包括支援センターを利用する

地域包括支援センターとは、介護保険法で定められた地域に住んでいる高齢者のために保険や福祉のケアを行ってくれる施設です。

 

親が住んでいる地域にある支援センターがどこにあるのか、また、センターに所属しているケアマネジャーにも親の支援や遠距離介護の状態について相談をしておきましょう。

⑤主治医などへの相談

要介護認定を受けるためには主治医から「主治医意見書」をもらわなくてはいけません。また。認知症の症状、飲んでいる薬の把握も必要です。さらに遠距離介護になるということも主治医へ伝えましょう。

⑥住宅のリフォーム

必要に応じて手すりの取り付けや段差をバリアフリーに改装、引き戸にするなど、住宅のリフォームも検討しましょう。

 

その場合、親が要支援・要介護の認定を受けていると住宅改修助成として高齢者1人あたり20万円までの助成金が支給されます。

認知症の遠距離介護のメリット

認知症の親を遠距離で介護する場合のメリットは以下の通りです。

両者ともに転居をしなくてもいい

高齢者は転居をすると孤独を感じやすく、精神的不安を抱えやすくなります。

 

そのうえ認知症を患っていると環境の変化に対応できず混乱を招いてしまい、認知症の進行を早めてしまう可能性もあります。また、介護をする側も親元へ転居を考えていた場合には、仕事や家庭を変化させることがありません。

 

両者ともに今の生活状況が大きく変わらないのは大きなメリットとも言えますね。

介護をする側のストレスが軽減される

遠距離介護では介護が必要な親と24時間一緒にいるわけではないので介護によるストレスが軽減されます。

 

また、介護をする側も仕事と親の介護を分けて考えることができるので精神的な負担を避けることができるでしょう。

介護保険サービスが利用しやすい

認知症を患っていて遠距離介護をしている場合、施設での介護サービスを優先的にしてくれることがあります。

 

また、認知症専門の施設「認知症デイサービス」「認知症共同生活介護(グループホーム)」が設置されている都道府県もあります。親が住んでいる地域にあるのかどうか確認をしてみましょう。

認知症の遠距離介護のデメリット

親が遠距離に住んでいるが故に起こるトラブルやデメリットもあります。詳しくは以下の通りです。

緊急時、すぐに駆け付けることができない

いつも親のそばにいられないので、日々の様子がわからず体調が変化してもすぐに傍に駆けつけることができません。

 

いざという時のために、ケアマネジャーや施設の介護職員とあらかじめ緊急時の連絡先や対応をよく話し合い、できれば頻繁に親の様子を見に行くことも大切です。

 

遠距離介護におすすめのサービスもありますので、そういったサービスの利用も検討してみると良いですね。

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費用の負担が大きい

遠距離介護をするということは、往復の移動のための交通費や諸経費の負担があるということになります。

 

また、認知症の遠距離介護には介護施設の利用料や、親の見守りのため近所の方などにもお世話になっている可能性もあります。その方々へのお土産やお礼を持参していくことも考慮しましょう。

認知症を患う親の遠距離介護が安心して行える方法やサービス

自分がそばにいることができない遠距離介護は不安がつきものですね。

 

そこに認知症を患っているとなると不安が増してしまい、自分自身の精神的な疲れも重なってしまいます。では、認知症の遠距離介護を安心して行うことができる方法やサービスは何があるのでしょうか。

各種介護サービスを利用する

親の遠距離介護が決まったら地域包括支援センターで介護保険(介護認定)の申請を行い、ケアマネジャーとの連絡を頻繁に行いましょう。

 

その際に認知症を患っていること、遠距離介護をすること、緊急連絡先を伝え連携をお願いすることが重要になります。

 

また、認知症を患っている親を受け入れてくれる訪問型介護サービス・通所型介護サービス・自治体が行っている介護サービス施設もあります。どの施設が適切なのか、親が住んでいる地域の各種介護施設を確認しておきましょう。

自治体・民間企業による見守りサービスを利用する

見守り(安否確認)をしてくれる自治体・民間企業のサービスを利用する方法もあります。

 

食事の配食サービスをする際やスマートフォンアプリを使った安否確認、センサーの取り付け、決まった時間に電話をしてもらえるなど月額費用が必要なサービスもありますが、自分が親へ連絡できない時や、親の近くにいる人が安否確認をしてくれると安心ですね。

 

利用の際は親の認知症の進行度に合わせた安否確認方法を選択しましょう。

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交通費は割引制度を利用する

飛行機を利用して親の遠距離介護をする場合は航空各社の「介護帰省割引」を活用しましょう。

利用条件 二親等以内の親族の方
配偶者の兄弟姉妹
子の配偶者の父母

さらに申し込みの際には、介護割引情報を登録した各航空会社のカードが必要となるので各航空会社へ問い合わせを行ってから申し込みを行いましょう。

 

また、この割引制度はJAL・ANAで行っておりますが、格安航空会社のほうが格安で利用できることもあります。価格や条件を比較して検討してみましょう。

まとめ:認知症の親を遠距離介護する際の準備や注意点|離れて暮らす親の異変に気づいたら?

認知症を患う親の遠距離介護は、認知症の進行度によって意思の疎通や思わぬハプニングが伴う恐れがあります。

 

自分が親の近くにいることができないもどかしさや不安も常に抱いてしまうかもしれません。だからこそ、親のご近所の方や友人知人、自治体や民生委員、ケアマネージャーの力を借りることがとても重要になります。

 

さらに主治医とも連携を持ち、親の体調の変化や様子を教えてもらうようにしましょう。さらに自分自身が親のもとへ訪問する際には会話の回数や生活習慣、飲んでいる薬、活動の時間帯などをよく観察し、親も自分も安心して過ごすことができる遠距離介護を進めましょう。

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