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離れて暮らす親の老後と心配|減らすことはできないけれどベストを尽くしたい

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ものごころついた頃から、故郷を出て都会で暮らしたいとばかり考えてきました。実現するかどうかはおいておいて、地方出身者であれば誰もが1度は夢見る気持ちではないでしょうか。

 

両親からは当然、反対されました。でも正直なところ、進学、就職の選択肢という面で都会(都市)はとても魅力的な存在として輝いています。今ほどインターネットも普及していない時代で、都市部と地方との格差は広がるばかり(と、当時は思えていました)。

 

10代後半の私にとって、進学、就職と県外を出ることに躊躇はありません。2つ下の妹も同じ道を歩みました。

 

ちょうど自分が社会人となって数年くらい経った頃、父方の祖父母がケガや病気で通院、入院する機会が頻回となり、そのたびに、父や母は仕事を休み、付き添ったり様子を見に行ったりしていたものです。

 

もし、自分の親が老いたら、誰が世話をするのだろう?

 

一瞬、うっすらと不安が胸をよぎったものの、当時は都内で多忙な日々を送る毎日。実家に戻るなんて、つゆほども考えませんでした。

 

女ばかり実家は、私と妹が嫁げば、誰も跡継ぎがいないということもーー。

何もない時はいいけれど、一度問題が起きると、離れて暮らす家族の問題が浮き彫りになるのです。

遠距離に暮らす父が病気になって露呈した問題

実家を出てから20年以上経ち、私は主人と幼い子どもと暮らしています。主人の仕事の都合で、まったく縁もゆかりもない土地に根をはることになりました。進学先や就職先よりは近くなったものの、実家からは電車で3時間はかかる場所です。

 

地方都市のベッドタウンで、のんびりした土地柄ゆえか、夫か妻側の両親と同居もしくは近居のご家庭が多い印象です。孫の世話も両親(義両親)が担っています。

 

私たちは核家族として奮闘しながらも、実家からたびたび親に出てきてもらい、家事や育児を手伝ってもらいました。1度や2度ではありません。そのたびに、申し訳ない気持ちを抱いていました。

 

私が地元で結婚して、親のそばにいればよかったのではないか。それならば、親の負担も軽かったかも知れない。そんな思いが、ずっとずっと胸のどこかでくすぶりつづけていたからです。

 

そんなある日、父が病に倒れました。

 

手術こそ可能なものの、進行すれば命にもかかわる病気です。

母は動揺しました。

 

もともと物事を順序立てて考えるのが得意ではなく、大きな決定が苦手な母。これまでは正反対の性格である父が、さまざまな決定を担ってきました。その父が病気となり、大きな手術を経て、今後も治療生活を続けなければならなくなりました。

 

不安になった母からは、毎日のように電話がかかってくるように…。内容は自分の心配事、父や病院の医師への愚痴etc。しかし、話の内容が支離滅裂で、まったく要領を得ません。

 

私はフリーランスで仕事をしていたので、ある程度母に付き合うことができましたが、2児の母でありフルタイムでハードに過ごす妹は、母の電話に付き合う時間もほぼありませんでした。

動揺する母を落ち着かせ、できる対策を考えた

毎日のように母の話を聞くうちに、私自身、疲れてもいました。だんだんと、次のようなことが心配になってきたのです。

母の携帯をスマートフォンに

まずは、電話よりももっと気軽にコミュニケーションを取る方法はないものかと考えました。

 

両親は、PCをある程度使い慣れているものの、電話は変わらずガラケーでした。父はスマートフォン(スマホ)に買えるのを拒否したため(笑)、母の携帯をスマホに変えました。

 

さらに、LINEアプリを導入し、母、私、妹でグループを作成。芸能人のLINE流出騒動があったため、はじめはLINEを使うのを嫌がっていた母でしたが、使ってみればそのシンプルなUIを気に入りました。妹も時間ができたら連絡をしてくるようになり、意思疎通が手軽にできるようになりました。

 

また、母からすると義理の息子である私や妹の夫、父の妹(私の叔母)への連絡ハードルも低くなったようです。

タクシーを上手に利用

地方で車は必須ですが、母はすでに運転免許を返納しています。また私や妹もペーパードライバーです。父の病院へはバスが運行されているものの、本数はそう多くありません。

 

そこでタクシー配車アプリなども取り入れ、タクシーを活用しました。地方での利用は少々不安もありましたが、大きな会社であればアプリにも対応しています。ただ、実際は小さなタクシー会社では利用が難しい場合も。

 

個人的に運転手と懇意になっておいたり、名刺などをいただいて声がけをしたりしておくと、親切にしていただけたように感じます。この辺りは地方のほうがアナログで、人と人のつながりで融通を利かせてもらえる文化が残っているようです。

交通費、宿泊費、経済的負担はやはり大きい

実際の介護となると航空各社であれば介護割引が利用できます。しかし、介護認定を受けているわけではなくとも、頻繁に帰省しなければならないケースもあります。遠距離に暮らす子どもの辛い部分ともいえます。ヘビーユーザーとして一定基準を満たせば、もう少し割引きしていただけると助かるのですが、難しいのでしょうか。

 

現状で私や家族が利用したのが次のようなサービスです。

エクスプレス(EX)予約

JR東海・JR西日本が運営する会員制サービス。PCやスマホから東海道・山陽新幹線のチケットが割安に予約できる。3日前までの予約でさらに割引率が高くなる

回数券の購入、チケットショップの利用

回数券は割安になります。チケットショップでは株主優待券などが販売されていることも。

高速バスの利用

今回は利用しなかったものの、かなりリーズナブルなので利用を検討中。

 

宿泊費に関しては、今回は実家に泊まりました。今後場合よってはホテルなどを利用することもありそうだと感じています。こちらも直前予約や当日割引、グループの会員になるなど割引サービスの利用を検討中です。

無事手術は終わったけれど、今後が心配

父の手術は無事に終わりました。手術から少し時間も経ち、以前よりも帰省の頻度は下がりました。けれども父は相変わらず頻回に通院しなくてはなりませんし、母も心配です。

 

今はコロナ感染拡大の懸念もあり、ほぼ実家に帰れていません。ワクチン接種などが進むなど今後は状況も少しずつよくなってくると思っています。

多彩な見守りサービスは親に合ったものを

遠くに暮らす子どもとして、何か老親にできることはないだろうかと日々考えています。今はまだ導入していませんが、離れて暮らす私たちにも利用しやすいサービスを模索中です。

 

私たち家族の状況を鑑みたうえで、取り入れやすそうなサービスを探してみました。

goo of things

LED電球 の点灯情報から、高齢者の行動パターンを解析、独自のAIで高齢者の日常生活機能の低下のリスクを推定するサービスです。

 

電球という生活になくてはならないものの利用ですから、両親も抵抗なく受け入れてくれそうな気がします。

NTTレゾナント株式会社

セコム親の見守りプラン

センサー型のサービスで高齢者の見守り、安否確認に対応してくれるシステム。緊急通報や健康についての電話相談ができるのも、寂しがり屋の母に合っているかなと思っています。

セコム親の見守りプラン

カメラ型の見守り

パナソニックの「ホームネットワーク システム」のように、カメラを利用する見守りサービスもたくさん出ています。

 

これは、カメラ機器を購入すれば自分でシステム構築も可能だと考えています。ただ、父は監視されているようだと嫌がりそうです。どうやって納得してもらうかを考慮する必要がありそう。

地元の郵便局・配送業者、新聞店など

調べると、郵便局をはじめ、顔見知りのお店や業者の方々が見守り訪問をしてくれるサービスも多数出てきました。知っている顔の安心感は強いです。両親には地域に密着したこちらのサービスが合っているかも知れません。

自分ができない業務を代行してもらう

両親に何かあったとき、すぐに駆けつけられるのなら何も問題はありません。

 

そうできないもどかしさを解消するために、本来であれば家族が行うことをお願いするのも1つの方法だと思っています。将来的には手続きをお願いすることも考えています。

心託サービス

罪悪感はずっと消えないからこそ、最善を尽くしたい

大病を患い、コロナという非常事態に直面した父は、墓じまいを考えているようです。私たち姉妹のほか、墓を守る者がいないからです。

 

父の提案に、母は納得できないと言っています。私たちも、まだどうすべきか答えを決めかねています。

 

地方の家ならではの家の大きさ、大量の荷物。もし親が動けなくなったらどうしよう?
考えるときりがないほど、不安な事柄はつきません。

「だから、近く(地元)にいてほしかった」。
心配事があるとき、母は今でもそう言います。

 

言葉を聞くたび、私や妹は罪悪感のような複雑な思いを抱きます。悲しくもなり、これでよかったのかなとこれまでを振り返るのです。でも、地元を離れた今の選択を後悔はしていません。問題と向き合って、そのつど私たちにできることをしていくしかないと思っています。

この記事を書いた人

本山ことま

ビジネス系版元での勤務経験を生かし、幅広いメディアで執筆しています。さまざまな事情から縁もゆかりもない土地で暮らしはじめて数年。遠方に暮らす高齢の実親、義親のこれからが気になってしまいます。介護関連の取得を考え中。

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