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要介護認定「要介護1」で受けられるサービスは?要支援との違いは?

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介護が必要になり介護サービスを受ける場合には、要介護認定の申請をします。審査が終わり、市区町村から区分された要介護認定の通知が届きサービスを受けられるようになります。

 

「要介護1」の区分となった場合、どのようなサービスが受けられるのでしょう?また、要支援とはどう違うのでしょうか?

 

今回は、要介護認定の「要介護1」についてまとめました。

 

目次(この記事は以下の順番で構成されております)

  • 要介護認定とは
  • 要支援と要介護との違いは?
  • 要介護1の認定基準は?
  • 要介護1で受けられるサービス・支給限度額は?
  • 要介護1の人はどのくらいいるのか?
  • まとめ:要介護認定「要介護1」で受けられるサービスは?要支援との違いは?

 

要介護認定とは

要介護認定とは、介護保険の適用区分を決める認定です。

介護保険適用のサービスは、要介護や支援の状態である「65歳以上の高齢者」と「40歳から64歳までの特定疾患の患者」が受けられます。

介護サービスを受けるためには要介護認定を申請し、審査によって介護度が決まり、「介護保険支給限度額」と「利用できるサービスの種類」が決められます。

 

介護認定は大きく「自立」「要支援」「要介護」にわけられ、要支援と要介護で7区分です。

 

 

 

自立
(非該当)
歩行や起き上がりなどの日常生活上の基本的動作を自分で行うことが可能であり、かつ、薬の内服、電話の利用などの手段的日常生活動作を行う能力もある状態
要支援1 日常生活上の基本的動作については、ほぼ自分で行うことが可能であるが、日常生活動作の介助や現在の状態の防止により要介護状態となることの予防に資するよう手段的日常生活動作について何らかの支援を要する状態
要支援2
要介護1 要支援状態から手段的日常生活動作を行う能力がさらに低下し、部分的な介護が必要となる状態
要介護2 要介護1の状態と比較して、日常生活動作及び手段的日常生活動作の両方の観点からも著しく低下し、ほぼ全面的な介護が必要となる状態
要介護3 要介護2の状態と比較して、日常生活動作及び手段的日常生活動作の両方の観点からも著しく低下し、ほぼ全面的な介護が必要となる状態
要介護4 要介護3の状態に加え、さらに動作能力が低下し、介護なしには日常生活を営むことが困難となる状態
要介護5 要介護4の状態よりさらに動作能力が低下しており、介護なしには日常生活を営むことがほぼ不可能な状態

 

「要支援1」が要介護の中で最も軽度になり、「要介護5」は最も重度です。

 

要介護度は年齢や身体機能、認知症の進行具合など個人差があり、必要とする介護の度合いとかかる費用や時間が大きく変わり、要介護度が高くなるほど手厚いサポートを受けるられます。

 

要介護度は、以下の5つの分野において各項目についてかかる時間(要介護認定等基準時間)が要介護度の大きな基準となっています。

 

■要介護認定等基準時間の分類

①直接生活介助(入浴、食事、排せつの介護)…入浴、排せつ、食事等の介護
②間接生活介助(洗濯、掃除といった家事援助など)…洗濯、掃除等の家事援助など
③問題行動関連行為(徘徊、不潔行為についての対処)…徘徊に対する探索、不潔な行為に対する後始末など
④機能訓練関連行為…歩行訓練、日常生活訓練等の機能訓練
⑤医療関連行為…輸液の管理、じょくそうの処置等の診療の補助

 

■ 要介護認定等基準時間

要支援1 要介護認定等基準時間が25分以上32未満又はこれに相当すると認められる状態
要支援2
要介護1 要介護認定等基準時間が32分以上50分未満又はこれに相当すると認められる状態
要介護2 要介護認定等基準時間が50分以上70分未満又はこれに相当すると認められる状態
要介護3 要介護認定等基準時間が70分以上90分未満又はこれに相当すると認められる状態
要介護4 要介護認定等基準時間が90分以上110分未満又はこれに相当すると認められる状態
要介護5 要介護認定等基準時間が110分以上又はこれに相当すると認められる状態

参照:厚生労働省 介護保険制度における要介護認定の仕組み (mhlw.go.jp)

要支援と要介護との違いは?

要介護と要支援では、利用できるサービスの種類が異なります。

 

要支援(要支援1~2)
食事や排泄など日常生活の基本的なことは自力でできるものの、負担の大きい家事など部分的な支援が必要な状態。

地域支援事業として市区町村が主導する「介護予防サービス」が利用できます。デイサービスや訪問介護を利用したり、介護予防や体操教室を利用して要介護状態を未然に防ぐことが目的になります。

 

要介護(要介護1~5)
日常生活における基本的な動作が困難で、介護を必要とする状態。

要介護1〜5があり、数字が大きいほど重度。「介護サービス」として、訪問介護やショートステイ、施設入所ができ、介護者の負担軽減につながるサービスも受けられます。

介護サービスは介護保険により原則1割(所得に応じて2〜3割)の自己負担額で利用が可能、要介護度によって介護保険の支給限度額が決められています。

 

要介護の方が、限度支給額が高額になり、サービスを利用できる回数・時間も増え、種類も多く選ぶことができる。

 

このように、「要支援」は介護予防としてサービスが利用でき、「要介護」は介護サービスとして施設入所などサービスの利用可能になります。

 

要支援要介護サービス

 

要介護1の認定基準は?

「要介護1」は、要介護の中では最も軽度のものになり、「歩行が不安定で、食事や排せつなどの生活動作に部分的な介助が必要な状態」であることです。

 

要介護1は、日常生活上の基本的動作について、自分で行うことが困難であり、何らかの介護を要する状態。

 

要介護1は実際にサポートを受けながら独力で生活ができますが、要支援と見分けがつきにくい場合もあるため、見直しで要支援になる方も多くみられます。

 

要介護1で受けられるサービス・支給限度額は?

介護サービスは以下のような種類があります。

大きく「居宅サービス」「施設サービス」「地域密着サービス」の3つに分けられ、利用者はケアプランにもとづいてサービスを利用し、実際にかかる費用の一部を支払います。

 

①訪問介護
②訪問入浴介護
③訪問看護
④訪問リハビリテーション
⑤通所介護
⑥通所リハビリテーション
⑦福祉用具貸与
⑧短期入所生活介護
⑨短期入所療養介
⑩特定施設入居者生活介護(短期利用に限る)
⑫夜間対応型訪問介護
⑬認知症対応型通所介護
⑭小規模多機能型居宅介護
⑮認知症対応型共同生活介護(短期利用に限る)
⑯地域密着型特定施設入居者生活介護(短期利用に限る)
⑰複合型サービス

参照:厚生労働省 区分支給限度基準額について【PDF】

 

要介護サービス

 

介護保険のサービスを利用したときの利用者負担額は、原則としてサービスにかかった費用の1割負担の人が多く、所得が高い方は2割、3割の人がいます。利用者負担割合は「介護保険負担割合証」に記載され、期間はその年の8月から翌年7月末までとなっています。

介護保険からの給付に支給限度額が決められ、利用者負担の限度額を超えた場合は全額自己負担です。

ただし、同じ月に利用したサービスの利用者負担が限度額を超えた場合は、「高額介護サービス費」として後から支給されます。

 

注意:介護保険制度は見直しされることが多く、例えば令和3年8月から「介護保険施設における食費・居住費と高額介護サービス費の負担限度額の区分」が変わります。最新の情報を入手しましょう。
参考:厚生労働省 ポスター【PDF】

 

標準地域でのおもな在宅サービスなどの支給限度額は以下のようになっています。

■1カ月の支給限度額(標準地域・令和2年度の場合)

  サービス 段階 1カ月の支給限度基準額

 

 

非該当 自立 0円
介護予防サービス
要支援1 50,320円
要支援2 105,310円
介護サービス
要介護1 167,650円
要介護2 197,050円
要介護3 270,480円
要介護4 309,380円
要介護5 362,170円

支給限度額は要介護ごとに決められており、介護保険のサービスにはそれぞれ単位があり、その単位に対して地域区分(※)で決められた金額を掛けて計算するようになっています。

(※)地域区分の参考資料:厚生労働省「令和3年度介護報酬改定における改定事項について」

 

要介護1の人が利用する介護サービスの割合で一番高いのが、「通所介護(デイサービス)」です。介護度が上がれば、福祉用具のサービスを受ける割合が増えます。

 

要介護1の人はどのくらいいるのか?

厚生労働省が発表した介護保険事業状況報告(暫定)(平成31年1月)によると、 介護認定を受けている人は男女あわせて6,559,823人いて、そのうち「要介護1」は約20%の1,321,091 人と介護認定区分の中で最も多いです

参照元:厚生労働省 介護保険事業状況報告(暫定)平成31年1月分

介護保険サービス要介護認定用紙

 

まとめ:要介護認定「要介護1」で受けられるサービスは?要支援との違いは?

介護サービスを受けるには、介護認定を申請し認定されなければなりません。

認定区分は7つに分かれており、要支援は介護予防のサービス要介護では介護保険が適用となる介護サービスを受けることになり、要介護1と要支援の利用できるサービスに違いがあります。

 

「要介護1」は要介護の中で一番軽度になり、最も認定される人が多い区分です。

主に通所介護(デイサービス)や訪問介護のサービスを受ける人が多くみられますが、サポートを受けるうちに、自分で自立した生活ができる要支援に見直されることもあります。

 

定期的にケアマネジャーや家族と相談し、自分に合った介護サービスを受けながら、住み慣れた地域で日常生活の基本的なことは自力でできるような暮らしをしていきましょう。

 

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