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【チェックリスト付き】在宅介護で災害時の防災対策|非常時の持ち出しリスト

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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地震や台風などの自然災害は、いつなんどき起こるかわからず他人事ではありません。

 

在宅介護をしている場合、通常以上に様々な準備や配慮が必要になります。今回は、在宅介護において災害時の防災対策についてまとめました。

 

いざと言うとき 慌てないためにも、是非参考にしてみてください。

目次(この記事は以下の順番で構成されております)

  • 【在宅介護】災害時・防災のために準備しておきたい備蓄品リスト
  • 水や対応マニュアル
  • 介護食・とろみ剤・甘いもの
  • 医薬品・衛生用品
  • 【在宅介護・在宅療養】災害時・災害対策:医療機器や用具の確認
  • 【在宅介護・在宅療養】災害時・災害対策:福祉避難所を利用する
  • 【在宅介護・在宅療養】災害時・災害対策:避難時の注意点
  • 【在宅介護・在宅療養】災害時・災害対策:事前のシュミレーションが大事
  • まとめ:【チェックリスト付き】在宅介護で災害時の防災対策|非常時の持ち出しリスト

【在宅介護】災害時・防災のために準備しておきたい備蓄品リスト

 

在宅介護をしている場合でも 災害時の防災対策としてやっておくべきことは基本的には同じです。ですが、通常の準備とあわせて、要介護者に配慮した備えも必要となります。

 

水や食料品、日用品などの備蓄品は、電気や水道などのライフラインが停止してしまったときのことを考え、少なくとも2、3日分〜7日分程度 準備しておきましょう。

 

通常の防災対策と同様に、賞味期限などは都度確認して古いものから消費するようにし、新しいものと入れ替えておくことも必要です。

 

準備するにあたっては

  • 無いと困るもの
  • あったら便利なもの・助かるもの

でリストを作り、無いと困るものは多めにストックし、緊急時に備えて持ち出しやすいようにまとめておくと良いでしょう。

 

在宅介護での防災、非常時の持ち出し備蓄品チェックリストを作成しましたので、ぜひ印刷してお使いください。

以下では、介護に必要なことやものについてさらに詳しくピックアップして解説しています。

水は最も大切です

 

ライフラインが復旧するまでを見越して、少なくとも2〜3日は凌げるように備えておくと安心です。

介護食・とろみ剤・甘いもの

要介護者は通常の非常食を食べられない、受け付けないということも十分にあり得ます。

 

在宅での介護の場合、要介護者の食の好みを知ったり、非常用の介護食に慣れるための工夫を施すことも大切です。以下で詳しくまとめています。

食べ物は、長期保存可能な介護食を用意

通常の防災食や缶詰などの保存食は、噛んだり飲み込んだりすることが十分にできない要介護者には食べることが難しい場合があり、誤嚥(ごえん)による窒息や肺炎などを引き起こす危険もあります。また、要介護者や高齢者の場合、普段食べ慣れてないものは受け付けないということもあり得ますので、普段食べ慣れている介護食を用意しておく必要があります。

あるいは、非常用の介護食に慣れるために、普段の食事に時々取り入れるなどしても良いでしょう。

「非常食」として作られているものに限らずとも、梅干しや佃煮も保存食ですし、普段のおかずで煮物や漬物なども真空パックにすれば日持ちします。そういった「普段の食事」「食べ慣れたもの」「好きなもの」を準備しておくことも心のケアとしても大切です。

 

万が一 介護者がそばにいてケアしてあげられない状況も想定し、要介護者の状態を考慮して 開封しやすいものや食べやすいものを考えて用意しておくと良いでしょう。

「とろみ剤」を準備しておくのもおすすめ

高齢者や要介護者には とろみ剤も準備しておくと良いでしょう。

 

「とろみ剤」は、食べ物や薬を飲み込みやすくしたり、お水やお茶にとろみをつけて喉に流れ込むスピードをゆっくりにでき誤嚥を防ぐことができます。

甘いものや好きなものは災害時の心の支えにもなる

甘いものは災害時の非常食としてもおすすめです。飴やチョコレートなどの甘いものはエネルギー補給にもなり、疲労回復と精神安定に役ちます。

 

通常、「非常食」として作られているものは 長期保存ができて便利ですし、非常時にはとてもありがたいものです。しかし そればかり食べていると味気なく、ただでさえ不自由な避難生活でストレスや不安が増長してしまうこともあるでしょう。

 

そんな時こそ、甘いものを少し口にするだけで 驚くほど気持ちが落ち着き、心のバランスを保つことができます。また、避難生活で食べものや水が十分に行き渡らない場合も エネルギーを補うのに役立ちます。飴やチョコレートなどは日持ちしますので、普段からストックしておくと良いですね。

 高齢者の場合、飴はのどに詰まらせる危険性もありますので、口にする場合は注意が必要です。

筆者も実際に父親の介護をしていた時、食事も水すらもなかなか飲み込むのが困難な時に、喉を潤すのに飴を欲しがることがありました。誤飲してしまうと危険なので、棒がついた大きめの飴を手に持った状態で口に含んでもらっていました。

医薬品・衛生用品

災害時に備えて、常用している医薬品は多めに確保しておきましょう。

災害時は薬がなかなか手に入らない状況も考えられます。慢性疾患がある場合など、薬を切らしてしまうと命に関わる場合もあり得ます。

 

病状や服用している薬の種類と量を把握しておき、かかりつけ医や薬剤師などと相談した上で、災害時にも困ることのないよう適切な量を確保しておきましょう。

 

当然薬は病状によって変わるものですので、適宜使用して入れ替えていく必要があります。管理が大変ですが、毎日の介護ルーティンに組み込んでおくと良いかもしれません。

お薬手帳」も日頃から管理・準備しておくことが大切

お薬手帳には、服薬履歴や健康状態を確認するのに大切な情報が記されています。避難先などで万が一お薬が切れてしまったり治療が必要になった場合も医療ケアにあたる人が状況を確認しやすく安心です。

 

最近のお薬手帳はスマホのアプリなどで便利に管理できるようにもなっていますが、災害時はデジタルデータが確認できない状況も考えられますので、アプリではなく「手帳」で管理しておくのがおすすめです。

紙おむつや血圧計、体温計、タオルなどの衛生用品

紙おむつなどの衛生用品も多めに準備しておきましょう。ライフライン復旧を見越して3日〜7日分程度あれば安心です。

 

災害時は 水が止まってしまったり、 避難場所などでトイレが使いにくいこともあります。 トイレに行けず困ることもありますので、紙おむつは多めに用意しておきましょう。要介護者はもちろんですが、要介護者以外の人も使えて便利です。通常の使い方のほか、段ボール箱にビニール袋を敷いて簡易トイレとしても使えます。

 

多いほど安心ではありますが、緊急避難時に持ち出せる量は考えて準備しておきましょう。

【在宅介護】災害時の防災対策・医療機器や用具の確認

災害時、在宅介護で起こりうること・困ることを想定して備えをしておきましょう。いざという時に慌てなくても済むよう 使い方などをしっかり確認しておきましょう。

停電時の電動ベッドや医療機器の対応

自宅で 電動ベッド、人工呼吸器、吸引機、酸素吸入機など、電気を必要とする医療機器や用具を使っている場合は、停電時の対応方法をしっかり確認しておく必要があります。

 

  • 手動で使用する方法の確認
  • ポータブル発電機や外部バッテリーの準備
  • 車から電気を取るインバーターの準備

 

ほとんどの場合、介護や医療用の器具には停電時も手動で使えたり、内部バッテリーが備わっているものも多いので、取扱説明書などで停電時の使用方法を確認しておきましょう。かかりつけ医やケアマネージャー、メーカーなどにも確認して対応方法を知っておくことが大事です。

 

内部バッテリーが備わっている場合でも、あくまでも非常用ですのでそのまま長時間継続して使うことはできません。どのくらいの時間使用可能なのか、充電方法や緊急時の対応方法を知っておくことは必須です。

 

ポータブル発電機や外部バッテリーの準備もしておきましょう。車のバッテリーから電気を取る方法もありますので、そういったことも知っておくと便利です。

車椅子や杖

災害時、避難場所に移動する場合のこともを考えて、車椅子や杖なども準備しておきましょう。

 

車椅子は、前輪を持ち上げて引く「けん引式補助装置」があると足場が悪いところでも移動しやすいです。場合によってはいざと言うときに担げるよう「おんぶ紐」などもあると便利です。使い方も事前に確認しておきましょう。

【在宅介護】災害時の防災対策:福祉避難所を利用する

自宅介護で介護者の手が足りず1人で不安な場合は、「福祉避難所」を利用する方法もあります。

 

自宅介護で訪問ケアや介護サポートを受けている場合、広範囲の災害や交通網の寸断などで要介護者にすぐに支援の手が届かず、介護サービスがストップしてしまうことも考えられます。

 

そんな緊急の時の場合にも、できるだけ要介護者を保護し、生活を維持できるよう考えておくことも大切です。

「福祉避難所」とは

要介護者や高齢者などを受け入れるための設備や体制が整った避難所です。

 

災害時は混乱も予想されますし 収容人数にも限りがありますので、万が一に備えて迅速に対応できるよう 普段からケアマネージャーと相談するなどして事前に段取りしておくと良いでしょう。

【在宅介護・在宅療養】災害時・災害対策:避難時の注意点

災害時、避難する場合のことも考えておく必要があります。

 

台風など ある程度事前に予測がつく場合は、前もって早めに避難する判断も重要です。川の氾濫や土砂崩れなどの危険性が考えられる地域の場合は 気象情報にも気を配っておき、安全な避難経路を確認しておくことが大切です。

 

手助けが必要な場合に備えて、緊急時に早めにケアマネージャーと連絡を取れるようにしておきましょう。

 

家族で介護にあたっている場合は、誰がどのように対応するのか、どのような方法で避難するか、ある程度役割分担を決めシュミレーションしておくと良いでしょう。

自宅の防災対策

体が不自由な高齢者は、災害時に自分で自分の身を守ることが難しいので、できるだけ危険を回避できるよう、自宅の防災対策も考えておくことが大切です。

  • ベッドは階下に置くこと(2階からの避難は困難。)
  • ベッド周りにはできるだけ物を置かない。
  • 家具は転倒防止金具で固定
  • 倒れやすい家具、背が高い家具はなるべく置かない
  • 緊急時の避難経路に障害物や段差がないようにしておく

 

要介護者のベッドは階下に置くこと(2階からの避難は困難です)。できれば奥まった部屋より 間口が広く 出入りがしやすい部屋が望ましいです。日々の介護サポートがしやすいことはもちろん、災害時にも対応しやすくしておくためです。ベッド周りには転倒しやすく危険なものや障害物となるようなものできるだけ置かないようにしましょう。

 

緊急時の避難経路の動線を考え、障害物や段差などがないようにしておきましょう。家具は転倒防止用の金具で固定したり、倒れやすい背が高い家具をなるべく置かないようにしましょう。

 

また、自分で動くことができない要介護者を1人で移動させるのは困難です。避難経路の確保や障害物の除去はもちろん、いざと言うときに近隣の人にも協力してもらえるよう、普段から声をかけておくことも大切です。

【在宅介護・在宅療養】災害時・災害対策:事前のシュミレーションが大事

大切な防災対策の一つとして、災害時に慌てないよう 日頃から万が一のことを想定してシュミレーションを行っておくことです。

 

普段頭ではわかっていても、いざとなるといろいろな状況があり、慌ててしまい対処できなかったりするものです。日頃からシュミレーションして体験しておくと、いざと言うときに落ち着いて対処することができます。

  • 災害時にまずやるべきことは?
  • 災害時に何が困るか? どんな助けが必要か?
  • 緊急時の連絡先は?

などを想定してシュミレーションしておきましょう。

 

ケアマネージャーや担当医師の方などに緊急時の対処方法について確認しておき、不安なことは悩まず相談しましょう。困ったときは信頼できる専門家に頼ることが大事です。医療や介護専門家の立場から、適切な対応策を一緒に考えてくれたり、必要であればしかるべき相談先を紹介してくれます。

 

災害はいつどのような状況で起こるかわかりません。準備しておいても万全ということはないかもしれませんが、できうる限り備えておくこととが大切です。

かかりつけ医・看護師・ケアマネージャー・などの緊急連絡先をまとめてすぐわかるようにしておきましょう。

まとめ:【チェックリスト付き】在宅介護で災害時の防災対策|非常時の持ち出しリスト

在宅介護での災害時の防災対策として

  • 食べ慣れた介護食と水を多めに準備
  • 常用している医薬品・衛生用品などの確保
  • 医療機器や用具の停電時の対応策
  • 要介護者の安全を考えた自宅の防災対策
  • 避難時の対策
  • 緊急時の連絡先(かかりつけ医やケアマネージャーなど)をすぐわかるようにしておく

以上の点が大切なポイントになります。

 

主に通常の防災対策と同じですが、加えて要介護者に寄り添った対策も必要になります。いざと言うとき慌てないように日頃から準備を整えておきましょう。

 

在宅介護での防災、非常時の持ち出し備蓄品チェックリストを作成しましたので、ぜひ印刷してお使いください。

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