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坂東三十三観音|神奈川の寺院を歩いてお参りしてみた!持ち物やツアー情報などまるッとご紹介

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筆者の前職は観光バスガイドでした。バスガイドのおもな業務内容は、お客様に全国の観光地をご案内することです。ところが時には、お遍路のツアーに車掌として同乗することもありました。

 

お客様の納経帳を何十冊もかかえて、あちこちを走りまわったのは、今でもいい思い出です。

 

さて、今回はコラムの企画で坂東三十三観音を歩いてお参りします。筆者は日頃から神社仏閣を参拝するのが趣味です。そのうえ過去の経験が活かせるのではと思い、この企画をたてました。

 

とはいえ、すべての坂東札所を歩いて巡礼するのは至難の業(わざ)です。なぜなら坂東三十三観音をすべてお参りすると、1,300kmの道のりになります。いくら足腰の丈夫な筆者であっても、日帰りで坂東三十三観音すべてを巡礼するのは、どだい無理な話です。

 

そこで坂東三十三観音に指定されている、*4つの寺院を歩いてお参りすることにしました。

*杉本寺、田代寺、長谷寺、弘明寺観音

 坂東三十三観音とは

そもそも坂東三十三観音の「三十三」とは、どのような意味があるのでしょうか。調べたところ、次のことがわかりました。

 

観音さまは三十三の姿に変身できる(=救いの手を求めている人に合わせた姿になれる)

 

観音様は、救いを求める人の前にあらゆる姿であらわれます。あるときは子ども、またあるときはお坊さんなど、悩める人一人ひとりにあわせた性格や見た目になるのです。そのお姿が33種類ある(=観音三十三身と呼ぶ)ことから、三十三観音と呼ばれています。

坂東三十三観音|お参りのルール

坂東三十三観音をお参りするときのルールは、以下のとおりです。

一、第一信心に観音の御名を唱うべきこと。

一、専ら慈悲の心を持って巡礼すべし。

一、もろもろの生物殺すべからず。

一、はら薬気つけもつべし。

一、酒をすごすべからず。

一、同行口論なきようつつしむべし。

一、身の回り軽く金銭も少しもつべし。

一、足 弱主人に荷物ようしやあるべし。

一、食物の養生すべし。

一、日のうちにははやく宿を貸るべし。

一、夜ぶかにやどを出まじきこと。

(引用:坂東三十三観音 公式サイト

上記に記載があるとおり、坂東三十三観音をお参りするときは、仏さまを深く信心(=信仰して祈ること)することが大切です。

 

一方で慈悲(じひ)とは仏教用語で、仏や菩薩がすべての人間に対して苦を抜き楽をあたえたい(抜苦与楽)という心をあらわしています。わかりやすく言えば「参拝者は仏や菩薩のような心をもち、他人を思いやりながら巡礼しよう」ということです。

 

ほかにも、下記の内容が参拝のルールにまとめられています。

  • 生き物(動物だけでなく草花もふくまれる)を殺してはいけません
  • お酒はひかえましょう
  • むだなおしゃべりをすることなく、静かに巡礼しましょう
  • 巡礼の際は身軽な格好をえらびましょう
  • お参りの際にもっていくお金は、必要最低限にとどめましょう
  • なるべく早く宿入りをして、夜おそくに外出するのはひかえましょう

坂東三十三観音の参拝方法

坂東三十三観音をお参りするときの参拝方法をまとめました。

  1. 霊場(お寺)に入ったら、第一に手水舎で口と手をすすぐ。
  2. 寺院内の鐘を自由に鳴らせるのであれば、鳴らしておく。(※お参りしたあとは①戻り鐘になるため、鳴らさない!)
  3. 本堂の入り口でお札や写経をおさめる。
  4. 仏さまにおそなえする「お灯明」、線香、お賽銭をあげる。
  5. ご本尊と対峙し、合掌しながら②読誦(どくじゅ)する。
  6. 納経所で納経料をおさめ、納経帳やお軸、おいずるなどにご朱印や納経をいただく。

①戻り鐘:参拝後に鐘をつくこと。戻り鐘は、今まで積みあげてきた徳をすべて打ち消してしまうとされ縁起が悪い。

②読誦(どくじゅ):お経を読むこと。

(参考:坂東三十三観音 公式

お寺の鐘は、参拝後に境内を歩いていると目につきやすいです。そのタイミングで鐘をついて、戻り鐘をしないよう気をつけましょう!

坂東三十三観音をお参りしようと思ったきっかけ

筆者はバスガイド時代に、知多四国八十八ヶ所霊場を巡礼したことがあります。知多四国八十八ヶ所霊場とは、愛知県の知多半島にある弘法大師ゆかりの霊場を参拝するツアーのことです。

知多四国霊場公式サイト

 

知多四国八十八ヶ所霊場では、バスガイド(筆者)がお客様からおあずかりした納経帳にご朱印をもらいに行きます。そのあいだにお客様は、本堂で読経および参拝をすませるのです。

 

ときには40人ちかい参加者があつまるため、納経帳をかかえてお寺を歩きまわるのは大変でした。一方でふだんはお参りしたことのない寺院に行くことができて、楽しかったのを覚えています。

 

現在は退職し愛知県から神奈川県に転居したため、知多四国へお参りに行くことはなかなかできません。しかし関東には坂東三十三観音があると知りました。

 

そこで近所に有名なお寺があるのならば、ぜひとも巡礼したいと思ったのが当企画をたてたきっかけです。

坂東三十三観音のお参り必須アイテム【必需品やもっていると便利なもの】

ここでは、坂東三十三観音をお参りするときの必須アイテムや、神社仏閣を参拝する際に「あったら便利なもの」をご紹介します。

菅笠や白衣などを身につける|巡礼衣装

坂東三十三観音の巡礼衣装に指定されているアイテムは、下記のとおりです。(※画像は四国八十八カ所めぐりの巡礼衣装です。ご参考までに)

  • 菅笠(すげがさ):スゲの葉で編んだ笠=帽子のこと。
  • 輪袈裟(わげさ):お坊さんが首にかける袈裟の1種。
  • 白衣(はくい)
  • 手甲(てっこう)
  • 数珠
  • 杖袋(つえぶくろ)
  • 金剛杖(こんごうづえ)
  • 脚絆(きゃはん):歩きやすくするため、すねに巻くもの。
  • 白地下足袋(しろじかたび)

(参考:坂東三十三観音公式サイト

霊場を巡礼する人専用のアイテム|納経帳

よく耳にするご朱印帳と納経帳とでは、明確な違いがあります。まずご朱印帳は、神社仏閣をおとずれた際にご朱印を押してもらうためのものです。一方で納経帳は霊場を巡礼するとき専用のアイテムで、ご朱印を押してもらうページのとなりに、各お寺のお経が記載されています。

 

たとえば坂東三十三観音の納経帳であれば、霊場札所へと足をはこび、お経をとなえてご縁をむすびましたよ、という証拠になるのです。

(参考:八事山 興正寺

 

筆者がバスガイド時代に、お客様へ何度もお伝えしていたフレーズがあります。

それはお納経帳にはご芳名とご住所をかならずご記入くださいです。なぜなら納経帳は同じようなデザインが多く、名前を書いておかないと紛失したときに困ります。

 

筆者はバスガイドとして働いていたときに、お客様から「手元にちがう人の納経帳が届いた」「納経帳にはさんでおいたご朱印をなくした」などの声をいただくことがありました。

 

もし坂東三十三観音や四国八十八ヶ所霊場の巡礼ツアーに参加するときは、名前の書き忘れにじゅうぶんご注意ください。

仏さまと心をかよわせる仏具|数珠

京都の数珠専門店によると、つねにお数珠を持って仏さまに合掌すれば、煩悩が消えさって徳を積むことができるのだとか。このように数珠は仏さまと心をかよわせる大切な仏具のため、巡礼の最中は、肌身離さず身につけておきましょう。

手水舎のない寺をお参りするときに便利|塗香(ずこう)

塗香とは、お香の1種で漢薬(※漢方薬に使用されている香料)がおもな原料です。時として、お寺に手水舎が見つからない(もしくは手水舎がない)ことがあります。そのような時は、塗香を手指にすり込んでお清めしましょう。

 

匂い袋にくらべ、塗香は香りがスパイシーです。たとえるのならば香辛料のシナモンによく似ています。ほかにも匂い袋と塗香には、決定的な違いがあることが分かりました。

匂い袋は常温でも香るために外気そのままでも香る白檀や龍脳を中心に調香されており、直接肌に触れないように持ち歩くのが基本です。ですが塗香は手のひらから手首、首筋や耳裏などに塗り込んで使うことで、人間の体温の上がりやすい部分を利用してその熱で香りを発散させるのです!

(中略)塗香を塗る箇所は香水と同じです!(中略)塗香そのままの香りだけではあまりに強烈ですが、少量ずつを体の箇所に馴染ませることでまるで仏様のような、たおやかな香りを身に纏うことが出来るのです。

 

(引用:香源 銀座本店

個人でゆっくりとお参りするぶんには塗香がなくてもかまいませんが、かぎられた時間で参拝しなければならないツアーでは、塗香を持参しておくと便利です。

脱水症状や熱中症予防に!|水筒や塩あめ

気温の高い夏はもちろんのこと、それ以外のシーズンも参拝するときは水筒を持ち歩きましょう。理由は坂東三十三観音や四国八十八ヶ所霊場に参加すると、想像以上にたくさんの距離を歩くからです。そのためこまめに水分を補給しないと、自分でも分からないうちに脱水症状を引き起こしかねません。

 

水分とともに摂取するとよいのが、塩あめです。塩分と糖分の両方がふくまれているため、熱中症を予防する効果が期待できます。

タオルやハンカチ類

坂東三十三観音をめぐっていると、大量の汗をかきます。タオルやハンカチ類は何枚あっても困りません。汗をぬぐうのに適しているほか、飲み物や食べ物をこぼしてしまったとき、けがをしたときなどに使用できます。

 

お寺によっては、お手洗いのジェットバスが使えなかったり、手を洗ったあとに拭くものがなかったりします。そうした際に、タオルやハンカチを持参しておくと便利です。

坂東三十三観音霊場巡礼【神奈川県編】

いよいよ巡礼に出かける準備がととのいました。

 

本来ならば、坂東三十三観音霊場の公式巡礼衣装に身をつつんでお参りすべきでしょう。ところが今回は巡礼衣装の調達が間に合わなかったため、動きやすい服装で巡礼に出発します!

今回は下記の4ヶ寺を歩いてお参りしました。

  • 坂東三十三観音霊場第1番札所:杉本寺(鎌倉市)
  • 坂東三十三観音霊場第3番札所: 祇園山 安養院 田代寺(鎌倉市)
  • 坂東三十三観音霊場第4番札所:海光山慈照院 長谷寺(鎌倉市)
  • 坂東三十三観音霊場第14番札所:瑞応山 蓮華院 弘明寺(横浜市)

坂東三十三観音霊場第1番札所:杉本寺(鎌倉市)

 

鎌倉駅から杉本寺まで、およそ27分かかりました(片道)。

お寺の特徴

坂東三十三観音1番札所の杉本寺は、金沢街道沿いに位置するお寺です。金沢街道とは、神奈川県鎌倉市と六浦(むつうら:神奈川県横浜市金沢区にある地名)をむすぶ道のこと。かつては塩や海産物を運んだ交易路として、この道を多くの人が往来していました。

 

杉本寺のご本尊は、3体の十一面観世音です。かつてお寺が火事になったとき、観音さまがみずから大杉の下に避難したという言いつたえから「杉本観音」と呼ばれています。

(参考文献:ぶらっと散歩コース 鎌倉(昭文社)ブルーガイド てくてく歩き 鎌倉(実業之日本社)

お寺の入り口に立つと、正面に石でできた階段が見えてきます。ぜんぶで60段ほどの階段があるため、足腰の弱いかたは注意が必要です。

 

階段をのぼりきると、3つの分岐点に入ります。ひとつは正面(立ち入り禁止ゾーン)、ふたつは神社へとつながる道(右手側)、3つ目は左手の道です。

 

本堂に行くには左手の道をえらび、石段をのぼってください。1分ほどで本堂に到着します。

【杉本寺の本堂】

茅葺き屋根の立派な本堂は、外側から全体をながめてみると圧巻です。一方で手水舎は本堂から見て右後ろにあり、

(*)筆者が行った日は使用できました。

(*)筆者が杉本寺をお参りした日:2021年3月25日

 

筆者はお参りをすませたあと、本堂横の納経所でご朱印をいただきます。入山料は300円、納経代は500円でした。

(帰宅後、いただいたご朱印を写真におさめました)

本尊 十一面観世音(3体)
開基(かいき:お寺をひらいた人) 行基
創立 734年
拝観料 一般(高校生以上):¥300

中学生:¥200

小学生:¥100

住所 〒248-0002

神奈川県鎌倉市二階堂903

電話 0467-22-3463

 

おまけ:杉本寺から歩いて5分のところには、立派な竹のお庭で有名な報国寺があります。

孟宗竹が林立する庭園のなかを歩くと、不思議と落ちつきます。お庭の奥に茶席が設置されており、お抹茶をいただくことも可能です。竹のほかにも2月から3月には梅、3月下旬からは桜と、四季を通じてあらゆる花々をお楽しみいただけます。坂東三十三観音霊場とあわせてご参拝ください。

報国寺

坂東三十三観音霊場第3番札所: 祇園山 安養院 田代寺(鎌倉市)

【祇園山 安養院 田代寺の入り口】

杉本寺から安養院まで歩いて29分と少々かかりました。

お寺の特徴

祇園山 安養院 田代寺は、源頼朝の妻として知られる北条政子ゆかりの寺です。彼女は源頼朝の墓を建てるために、現在の鎌倉文学館周辺に長楽寺を建立しました。ところが長楽寺は、幕府がなくなるとともに焼け落ちてしまいます。その後、源頼朝の墓は田代寺にうつされました。ちなみに「安養院」とは北条政子の法名です。

 

5月初旬には田代寺の境内に植えられている、オオムラサキツツジが満開になります。

 

階段をのぼると、入場料(100円)をおさめる箱がありました。お金を箱に入れたあと顔をあげると、近くにあった看板の文字が目に入ってきます。

 

“これより先、堂内の撮影はご遠慮ください”とのこと。残念ですが、写真のかわりに文章で境内の様子をまとめます

山門をくぐると右前方にゴツゴツとした山肌が見えました。その上にはいくつもの木々がならんでいます。感心しながら境内に入ると、右側に石畳道を見つけました。そのまま右奥へ進むと、納経所とお手洗いがあります。

杉本寺と同様に、祇園山 安養院 田代寺のご朱印代は500円です。

 

※お寺の貼り紙によると、毎年7月8日と12月29日から31日のあいだは、ご朱印を受けつけていないのだそう。今後参拝にお出かけの際は、お気をつけください!

<祇園山 安養院 田代寺>

宗派 浄土宗
本尊 千手観世音菩薩
開基(かいき:お寺をひらいた人) 田代信綱
創立 1192年
拝観料 ¥100
住所 神奈川県鎌倉市大町3-1-22

*9:00〜16:00(当面のあいだ)

電話 0467-22-3463

 

坂東三十三観音霊場第4番札所:海光山 慈照院 長谷寺

お寺の特徴

長谷寺の観音堂には、ご本尊の「十一面観音菩薩立像」がおまつりされています。高さは9.18mと、木造観音の中では日本最大をほこる大きさです。(※このご本尊は、2021年で造立1,300年をむかえました。お寺が今までつみかさねてきた歴史を感じますね!)

 

現在、ご本尊造立1,300年記念の一環として中村恒克仏師と長谷寺がタッグをくみ、新たな観音さまを製作しています。その様子は下記の動画をごらんください。

 

最後のお寺は、海光山 慈照院 長谷寺です。筆者は田代寺から長谷寺まで歩く途中で、由比ガ浜により道をしました。

海辺をゆっくり歩いただけでなく、長谷寺へ向かう道中で迷子になりタイムロスが生じました。

ストップウォッチを確認したところ、田代寺から長谷寺へとたどり着くまでに、およそ49分もかかっていたことが判明します。(※御霊神社とは、長谷寺の近くにある神社のことです)

 

仮に由比ガ浜へ立ちよらず、そのうえ迷子にもならなければ26分の道のりです。ただし、人によっては30分以上かかる道だと想定したうえで歩いてください。

 

長谷寺に到着すると、正面に大きなちょうちんが見えてきます。それを目印にして左へとお進みください。するとまもなくお寺の入り口にたどりつきます。(※入り口はちょうちんの左となりにあるため、わかりやすい)

 

筆者は拝観料の400円を支払うと、境内へと足を踏みいれます。

【観音堂へとつづく階段】

石段を40段ほどあがると、右前方に観音堂が見えてきました。

【観音堂】

観音堂の右側に、厄除け阿弥陀如来がおまつりされているお堂と、納経所があります。すぐそばに鐘楼が置かれていますが、鐘をつくことはできません。

 

筆者は最初に観音堂へと入り、お参りをすませます。そのあと納経所でご朱印をいただきました。ご朱印代は、他の寺院とおなじく500円です。

【見晴台から見た景色】

一方で長谷寺の境内には、さまざまなお堂のほかに由比ヶ浜や相模湾などを一望できる見晴台があります。天気のいい日に見晴台から見える景色をながめると、最高の気分になれますよ。

 

※お手洗いは、見晴台から見て左側の階段をくだるとあります。けっこう急な階段のため、お足元に気をつけてください。

【2年前に長谷寺へお参りした時の写真。和み地蔵】

【久しぶりにお地蔵さんとお会いしたら、マスクをしていました】

【境内には季節のお花が咲きほこっていました。みなさまにも、春をおすそ分けいたします】

<海光山慈照院 長谷寺>

宗派 浄土宗
本尊 十一面観音菩薩立像
創立 734年
拝観料 大人:¥400

小学生¥200

鎌倉市福寿手帳をご持参のかた:¥200

住所 〒248-0016

神奈川県鎌倉市長谷3-11-2

<夏 3〜9月>8:00〜17:00

<冬 10〜2月>8:00〜16:30

電話 0467-22-6300

 

 

坂東三十三観音霊場第14番札所:瑞応山 蓮華院 弘明寺(弘明寺観音)

さかのぼること1,300年近く前のことです。当時の日本では悪病が流行していました。河内和泉の国(現:大阪府)の行基は、天皇から平穏な世の中をとりもどすために全国を巡礼するよう言いわたされたのです。

 

それから行基は、全国各地を歩いてめぐり人々に仏さまの教えを広めました。巡礼の途中で弘明寺に立ちより、仏さまを彫刻祈願してお寺へとおさめます。それが弘明寺のご本尊である、弘明寺観音です。

(参考:瑞応山 蓮華院 弘明寺

 

画像は京浜急行の弘明寺駅です。筆者は弘明寺駅からお寺まで歩くと何分くらいかかるのか、携帯電話のストップウォッチを使って調べました。

駅の改札を出ると右側にくだり坂が見えてきます。筆者は日頃からウォーキングしていることもあり、さほど急だとは感じませんでした。しかし人によっては、結構な勾配のある道だと感じるかもしれません。

駅から歩いて30秒ほどのところに、弘明寺の駐車場を見つけました。もし、お車で弘明寺を参拝される際は、こちらをご利用ください。

黙々と歩いていると、弘明寺の山門に到着しました。さて、ここまで来るのに何分ほどかかったのでしょうか。

ストップウォッチで所要時間を計測したところ、およそ3分あれば京浜急行弘明寺駅から、弘明寺の山門までたどりつくと分かりました。(歩数:616歩)

山門の両脇には、立派な金剛力士像の阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の姿が!口をあけているほうが阿形、一方で口を閉じているほうを吽形といいます。諸説ありますが、この対になっている像は、人間が生まれてから亡くなるまでをあらわしているのだとか。

 

筆者は山門の前で「おじゃまします」と気持ちをこめて一礼し、お寺のなかに足を踏みいれます。すると目の前に、本堂へとつづく石段が見えてきました。階段をのぼりながら段数をカウントしたところ、44段でした。

 

筆者が過去に参拝したことのある、和歌山県・紀三井寺の階段数はゆうに100段をこえます。それにくらべ弘明寺は段数も少なく、なおかつのぼりやすかったです。

【弘明寺の本堂前】

弘明寺の本堂(正面)から向かって右側に、手水舎があります。しかし新型コロナの影響をうけ、使用は禁止されていました。手水舎から右うしろをふりかえると、鐘楼と絵馬をかざる場所があります。

 

筆者はお参りをするためとご朱印をいただくために、本堂へと入りました。ちなみに本堂の右側にお守りやお数珠の授与所が、左側に納経所があります。

 

まず仏さまの前で、納経帳に記載されている般若心経をとなえました。そのあとに納経所へ行き、ご朱印をいただきます。

立派なご朱印をいただけて、たいへん嬉しく思います。

<瑞応山 蓮華院 弘明寺>

宗派 高野山真言宗
本尊 木造十一面観音立像
創立 737年
拝観料 なし(ただし、今回受けたご朱印は¥500かかりました)
住所 〒232-0067

横浜市南区弘明寺町267

納経時間:8:30〜17:00

電話 045-711-1231

 

坂東三十三観音の4ヶ寺を歩いてみた!気になる歩数は?

今回は、坂東三十三観音に指定されている4つのお寺を歩いて巡礼しました。さて、4ヶ寺を歩いてまわるとどれくらいの距離(歩数)になるのでしょうか。

坂東三十三観音霊場第1番札所:杉本寺(鎌倉市) 鎌倉駅⇄杉本寺 歩数:2809歩
坂東三十三観音霊場第3番札所: 祇園山 安養院 田代寺(鎌倉市) 杉本寺→田代寺 歩数:3641歩
坂東三十三観音霊場第4番札所:海光山慈照院 長谷寺 田代寺→長谷寺 歩数:5467歩
坂東三十三観音霊場第14番札所:瑞応山 蓮華院 弘明寺(弘明寺観音) 京浜急行弘明寺駅→弘明寺 歩数:616歩

上記4ヶ寺の歩数をあわせると12,533歩です。歩数を見て「意外と、お寺同士の距離は近いのかしら?」と思う人がいるかもしれません。前もってお伝えしておくと、お寺同士の距離は近くないため、無理のない距離を歩いてご参拝ください。

 

ちなみに、弘明寺以外は同じ日に参拝しました。その日はなんと2万歩以上(!)も歩いたため、いまだに全身が筋肉痛です。

坂東三十三観音をめぐるにはツアーがお得!

いくつかの旅行会社では、バスに乗って坂東三十三観音霊場をお参りできるツアーが販売されています。

「坂東三十三観音霊場を歩いてお参りできる自信がない」

「バスに乗って景色を楽しみながらお参りしたい」

そのような思いをかかえている人におすすめな、旅行会社とツアーをピックアップしました!

阪急交通社 心癒される巡礼の旅−関東発−

阪急交通社は、坂東三十三観音霊場の日帰りツアーを販売しています。現在申しこみが可能なのは、2019年10月スタート秋シリーズ(全11回・日帰り)です。日程は2021年6月13日から6月27日のあいだで選択できます。

メリット

  • ツアーに先達(=お坊さん)が同行するため、バスに乗っているあいだは説法を聞くことができる(※ただし当日バスに乗ってくる先達によってやり方が異なるため、このかぎりではありません)
  • ご朱印は添乗員が代行してくれるため、自分で納経所に行く手間がはぶける
  • 毎月1回、ぜんぶで11回参加すると結願できる

ほとんどの場合、巡礼ツアーに観光バスガイドは乗ってきません。なぜなら、観光案内をする時間もないほどにお寺とお寺の距離が短いからです。そのかわり、先達と添乗員が同乗するため道中で困ったことがあれば相談できます。

 

当日同行する先達によってやり方は異なりますが、人によってはバスに乗っている間、お客様に説法をすることがあります。

 

旅の道中でお坊さんからのありがたいお話を聞くことができるのは、ツアーの大きなメリットです。

デメリット

(参考:阪急交通社

クラブツーリズム こころの旅(お参りの旅)

クラブツーリズムでは、坂東三十三観音の日帰りツアー(こころの旅(お参りの旅))を催行しています。出発地はおもに関東で、出発月は2021年の4〜12月の間で選択可能です。

 

旅行会社によっては、ツアーの当日に集金することがあるため、参会者はお金を用意しておくのがたいへんです。実際に筆者が勤務していた旅行会社の巡礼ツアーでは、当日の朝にお客様からご朱印代をあつめていました。

 

仮にツアーの参加者が十数人程度ならば、当日にその場で集金するシステムであったとしても大したことではありません。しかし参加者が大多数の場合、添乗員が管理するお金は高額になります。時としてツアー中に、金銭トラブルが起こりかねません。

 

一方でクラブツーリズムの「こころの旅(お参りの旅)」に参加する人は、事前に巡拝用品やご朱印帳の代金を、ツアー出発の14日前までに銀行振込で支払います。このように前もって入金しておけば、確実に巡礼用品やご朱印を入手できるため安心です。

(※ツアーの当日は、巡礼用品・ご朱印ともに受付不可とのこと)

メリット

  • あらかじめ巡拝用品やご朱印の代金を支払えるため、ツアーの当日にお金をくずしておく必要がない
  • こころの旅専属の先達が同行する
  • 初回参加時に観音霊場納札50枚をいただける
  • 坂東三十三観音霊場専用の、バインダー式ご朱印帳がもらえる
  • 昼食代が旅行代金にふくまれているためお得

デメリット

阪急交通社が販売している坂東三十三観音のツアー代金は、11,990円です。その一方でクラブツーリズムは14,900円(※出発地や行程によって価格は変動するため、公式サイトをご確認ください。)が最安値とわかりました。

このツアーは昼食つきのため、多少旅行代金が高くなってしまうのはやむをえないのかもしれません。しかしリーズナブルな価格で巡礼したい人にとって、参加費用が高いのはデメリットです。

注意事項

※ご朱印や白衣に宝印をいただく場合は、別途料金がかかります。(ただしクラブツーリズムのツアーは、事前にご朱印代を支払うシステムです)

令和二年四月一日より
納経帳 ご朱印 五百円
白衣(宝印のみ) 三百円
に改定させていただきます。

(引用:坂東三十三観音公式サイト

坂東三十三観音|神奈川の寺院を歩いてお参りしてみた!

以前から気になっていた坂東三十三観音を、ほんの一部ではあるもののお参りいたしました。

  • 坂東三十三観音霊場第1番札所:杉本寺(鎌倉市)
  • 坂東三十三観音霊場第3番札所: 祇園山 安養院 田代寺(鎌倉市)
  • 坂東三十三観音霊場第4番札所:海光山慈照院 長谷寺(鎌倉市)
  • 坂東三十三観音霊場第14番札所:瑞応山 蓮華院 弘明寺(横浜市)

33カ所あるお寺のうち、4ヶ寺をお参りすると1万2000歩以上の道のりになるとは!

 

現代は公共交通機関が発達しているため、歩き疲れたら電車やバスに乗ればいいかもしれません。しかし昔は便利な乗り物などない時代です。人々は自分の足を使って、今では想像もつかないような距離を移動していました。

 

そう考えると、世の中のさまざまな「当たり前」に感謝しなくてはと思います。

 

歩いてお参りするのはもちろん、坂東三十三観音をめぐるツアーもおすすめです。バスに乗って観音様をお参りしたい人は、ぜひご紹介した旅行会社をご参照ください。

<※企画を実行するにあたり、密をさけ交通ルールを遵守したうえでお参りしています>

この記事を書いた人

神埼 寧

twitterアカウント:@nei_knzk

愛知県出身。前職はバスガイドです。今はもの書きを目指して、日々奮闘しています。趣味は神社仏閣めぐりと食べ歩きです。

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