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「田舎暮らし失敗したかも…」定年後移住の問題点と解決策

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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都会での暮らしは便利ではありますが、近年は田舎に移住する人も増えています。経済が豊かになったことやインターネットの普及により、田舎暮らしが不便だとは言い切れなくなりました。

 

田舎への移住理由を聞いてみると、以下のような声がよく聞かれます。

  • 定年退職後に田舎暮らしをして穏やかな生活をしたい
  • 若いうちに、縁遠い土地でリスタートしてみたい
  • 自然の中で暮らしたい
  • 生活固定費を抑えたい
  • 住まいの場所をも変えたい
  • 震災のへの懸念

など近年、地方では「創成・活性化」として移住が積極的にアピールされており「子育て支援の充実」「住宅補助」「保育施設の入りやすさ」などが移住者に優遇されています。

 

とても魅力的で移住を検討する人も多いですが、田舎暮らしにも都会暮らしと同じように問題点があります。

 

今回は都会から田舎へ移り住もうと考えている方に向けて、失敗しないため「田舎暮らしや定年後移住の問題点」をお伝えしていきたいと思います。

 

定年後の田舎暮らしで抱える問題点|失敗しないためには?

豊かな自然に囲まれて暮らす生活を夢見て、田舎に移住してみたものの「都会の生活とのギャップ」に苦労している方も多いのが現実。

 

都会と田舎の暮らしの違いからくるリスクを踏まえたうえで、よく耳にする問題点を解説していきたいと思います。

移動手段として「車」が必要だった

田舎暮らしには、車が無いとかなり不便です。公共交通機関も多く張り巡らされていませんし、コンビニも病院もスーパーも、車が必要な距離にしかない場合が多いからです。

 

田舎のなかでも中心地であれば自転車や徒歩だけで過ごせますが、多くの場合は車に頼らざるを得ません。子どもがいる場合などは送迎が必要になってくるでしょうし、車が必須と言っても過言ではないでしょう。

 

車を所持するということは「車の購入費用」「車の維持費用(保険・ガソリン・税金など)」の出費が増えます。田舎に移住するのであれば、「車の必要性」も考慮しておきましょう。

自動車運転免許の取得について

自動車普通運転免許の取得費用は、都道府県によって大きく異なってきます。※田舎の場合:AT限定で20万円前後~

 

あくまで目安ですが、都心より田舎で取得する方がかなり安く済むようです。それに教習所から自宅への送迎サービスを実施している教習所も多いようです。(少子高齢化の影響)実際の道路での教習も都会より田舎の方が、簡単であることは間違えありません。

年齢などを考慮して、どうしても運転免許の取得が出来ない場合は、生活用品の購入などに苦労しない場所を選ぶようにして下さい。

「人付き合い」や「人間関係」の複雑さ

都会暮らしでは近所の人と密な付き合いをすることは少ないですが、田舎暮らしでは都会に比べて近所の人との密な付き合いが多いです。

 

シニア層の方や地元が大好きな若者も多いため、付き合いが濃くなるにつれ何かと干渉される場合も多いですし、田舎では「近隣との付き合い」「風習・習慣による付き合い」といった行事も多いです。具体的には、以下のようなものがあります。

  • 道端の草刈りや、溝掃除、神社の掃除
  • 自治体の地区長とか役員
  • 行事などの積極的な参加
  • 葬儀のときの手伝い

 

自治体によってマナーも慣習も違いはありますが「郷に入ったら郷に従え」といった感じで、定住するのであれば住民の義務として役割を分担を受け入れる覚悟も必要です。

 

とはいえ、所用等で参加できないときは誰でもありますし、日頃から「気軽な挨拶」をして地域に溶け込んでおけば、そうしたときの申し訳なさに笑顔で「大丈夫」と対応してもらえます。

 

最低限の礼儀を守り親しみやすさを大切にしておけば、移住してきたことを大いに歓迎されます。地域に溶け込むことは移住や定住において、とても大切になるでしょう。

田舎ならではの「噂」に関する人間関係

地域性もありますが、住民そのものが少ない場合や自治体のコミュニティが密であれば噂が早く浸透します。

 

良い噂もですが、悪い噂であれば方法の拡散威力と速さにも驚かされるでしょう。地域住民からすれば普通のことであるそうした行為も、移住者からすれば日々の行動をチェックされているように感じる場合もあります。

「医療施設」の問題が、都会と田舎で異なる

田舎に移住した方々が感じることとして総合病院(設備が整った病院・24時間体制の病院)が少ないといった問題があります。

 

近くに(徒歩圏内)に病院が無い場合も多いですし、定期的に病人に通う必要があるかたは「病院」の情報も配慮して移住を決めましょう。病院が遠いとなれば、緊急性がある病気になった際に「治療が遅れてしまうのではないか」と不安が募りますよね。

 

しかし、これらに関しては意外な声も多いです。

  • 救急車は、渋滞が少ないため都会より早く到着する
  • ドクターヘリが充実している
  • 地域人口が少ないので病院のたらいまわし問題がほとんど無い

 

定期受診が必要な方…病院の場所を考慮しつつ移住を検討

総合病院が少ない問題について…環境は違うけれど、都会も田舎も「その時にならないと分からない」という状況を踏まえておく

田舎の医療豆知識

田舎には、近眼・アレルギー・糖尿病の人が少ないそうです。

野菜が新鮮なこと、適度な歩行、自然が豊かなことが病気を遠ざけているのかもしれないとの見解が多いです。

都会でも田舎でも、規則正しく楽しい生活が送れるように日頃から病気にならないような生活を心がけましょう。

 

「仕事」の求人や通勤などが、都会と田舎で異なる

若者・定年後問わず、田舎への移住後も仕事を求める方は多いです。そのため都会と田舎の「仕事の在り方」に驚く声もよくあります。具体的には、以下のような声を多く耳にします。

  • 求人が少ない
  • 仕事の種類が少ない
  • 都会に比べて賃金が安い

 

人口が少ないために求人もすくないですし、そうしたことから消費やサービスも少ないのが現実。物価が安いというメリットはありますが、その為に仕事の枠も少ないのです。

 

朝夕の通勤ラッシュ、交通渋滞や、ビジネススーツの人の波や昇格・営業の多い都会での労働にストレスを溜め「給料は少ないが田舎に移住してのんびり暮らそう」という気持ちだけで移住しないようにしましょう。

 

田舎でも仕事が見つからなければ、暮らしていくことが出来ない場合は勤め先のことも事前に調べて考慮しましょう。

その他の「生活環境」が、都会と田舎で異なる

住んでみてこそ知る、都会と田舎の異なる生活環境はまだまだあります。

虫や爬虫類が多い

田舎は緑豊かな自然も多いですが、都会では見ることのない虫や爬虫類がたくさんいます。

 

蛇・大きなカエル・ムカデ・蜘蛛・蛾・カメムシなど都会では見ることが無いよう生物によく遭遇します。

 

その生物たちが「噛みつくのか」「どうやって逃がせばいいのか」といった知識は、今まで都会暮らしをしていた人にとっては知る由もありませんので、苦手な人には対策が必要となってきます。

 

基本的にはドラッグストアなどに行けば「対策スプレー」などが多く売られています。

夜が暗い

都会暮らしでは当たり前のネオンや街灯が、田舎暮らしではありません。はじめのうちは、日没後に外に出ることを怖いと感じることもあるかもしれません。(聞き覚えのない声の鳥も鳴いています)

 

暮らしていけば慣れますし、その代わり蛍の群れを目にしたりすることも出来ますよ。

自然災害が多い

一概には言えませんが、都会に比べ自然災害がつきまといます。

 

山の近くに定住すれば土砂崩れが多いですし、川の近くに定住すれば水害、海岸近くに住めば家も車も塩害も多く受けます。海が好きで暖かい地域に住みたいという方々も多いですが、南の方に行けば行くほど台風などの被害も避けては通れないものとなりるので考慮しておきましょう。

遊ぶ場所が少ない

自然アクティビティは都心に比べて多いですが、買い物を楽しむような場所は少ないです。その為、ウィンドウショッピングを趣味にしていた方などは、退屈することとなります。

田舎への移住がゴールだと、どうしてもその後の生活に苦労してしまいます。

 

移住後の「日々の暮らし」「リアルな生活」が待っている訳ですので、日々を充実させるため、失敗しないため、しっかり事前準備しておきましょう。

移住する前に、その場所に足を運ぶこと

「海が好きだから沖縄」「釣りをして暮らしたいから、日本海」などと安易に考えるのではなく、移住する前に必ずその場所に足を運んでみましょう。

 

旅行としてではなく、定住することを前提にその地域や土地感を調べてみましょう。

 

四季による天候を調べれば「スタッドレスタイヤが必要なのかどうか」「雪かきの必要な地方なのかどうか」「梅雨の水害」のことなども「もっと知っておきたい」「知っておいてよかった」と、思うはずです。

 

「なんとかなる」「移住してから考えよう」と、行動派の方も今回ばかりは少し慎重になりましょう。

 

普段からポジティブ思考の方も移住先では「頼る人がいない」などとの理由から、ネガティブになってしまうこともあります。そうした人こそ、今までのポジティブ思考を良い方向へ発揮するため、より多くの情報を得て自分に合った移住先を見つけましょう。

 

おすすめは役所に行ってみることです。役所にいけば様々なパンフレットや掲示板への掲示物を目にすることになりますので、土地感を知ることができます。

それに役所にいけば「移住支援制度」なども詳しく確認できます。

 

「移住支援制度」については大切なことなので次に解説していきます。

移住支援制度を調べること

人口が減少している地方や、空き家が多い地方では「移住支援制度」に非常に積極的です。

移住支援制度とは

全国の各自治体が地域創成・活性化活動として移住に対して非常に積極的で、そうした活動を「移住支援制度」といいます。

 

特に多くの自治体が力を注いでいるのが、住まいに関わること。
「リフォームの支援」「定住促進奨励金」「住宅建築補助」など、賃料や住まいに関わるお金を自治体が負担してくれる制度です。

住まいのことだけでなく、例えばですが…

  • 家賃が無料
  • 就労の積極採用
  • 保育費無料
  • 給食費無料

など、生活の固定費を下げてくれるようなお得なサービスも実施されている地域もありますので、ぜひ確認してみましょう。

 

地域ごとに独自の移住支援制度を用いてで移住者を募っていますし、移住先をある程度絞ることができたら「移住支援制度の利用の可否」を確認してみましょう。

豆知識

Uターン・Iターン・ひとり親の移住・定住の総合支援などの情報は、「地方創生プロジェクト」(無料)に登録してみることをおすすめします。

 

サイトはいくつかありますし、自治体のホームページ、SNSなどでも多く調べることが可能です。

資金を準備すること

一般的に、田舎暮らしを望む方の多くは「固定費を下げたい」「のんびりと暮らしたい」などと、考えているかと思います。移住後、生活固定費を下げる生活をおくるとしても、田舎で不自由なく生活するためには「資金」が必要です。

 

資金といっても、貯蓄など予備の費用だけでなく「引っ越し代」「生活がおちつくまでの費用」といった初期費用も多く発生することを忘れないようにしましょう。

 

それに加えて、最悪の場合のことも考えておきましょう。移住が上手くいかないこともあります。移住したものの仕事がみつからなかったり、合わなかったりして更なる引っ越しをする場合もあります。

 

ひとつの提案として、賃貸からはじめることをおすすめします。(家を購入しない)

 

空き家を無料で提供してくれる地域支援事業があれば、そちらを利用するといいです。そうでない場合は、いきなり進められた空き家を購入・リフォームするのではなく賃貸住宅を借りて住んでみるところから始めましょう。

 

その地域の住み心地や、土地感を知った上でずっと定住したいと思えるようになれば住宅購入を検討すれば失敗・予定変更への敷居が格段に下がりますよ。

筆者が実際に田舎に住んでみて、思うこと

交通の便の向上、情報化社会、風習の風化といった多様な時代の変化により「自分の意志で住まいを好きな場所に変える人が増えた」と感じています。

 

  • 田舎で育ち都会に憧れて地元を離れる若者
  • 人工的で多くの情報が飛び交う都会暮らしに疲れたために田舎に移り住む人
  • 婚姻や就職により予想もしていなかった場所で暮らすようになった人

ひと昔前と比べれば、格段に増えたと感じます。

 

極論をいえば「どこに生活拠点を置けば暮らしやすく」「田舎と都会のどちらが、幸せを多く感じられるのか」という問題には人それぞれとしか言いようがないと思っています。

 

私自身、現在は25万人未満の小都市といわれるところに生活拠点を置いていますが、今までに多くの引っ越しを重ね、多くの移住者を見てきました。

 

環境の好き嫌いだけをとれば「情報や雑多な暮らしが心地いい人」は、都会に暮らすことで高揚感を得れるでしょうし、「自然環境や地域の繋がり感が心地い人」にとっては、田舎に暮らすことで多くの満足感を得られるでしょう。

 

ただ、どちらの暮らしも「自分の憧れる環境」だけが、暮らしを支えていくわけではありません。

 

結局は「自分がどういったタイプの人間なのか」が、大きく関係してきますし、移住先・引っ越し先で予想外に悩まないためには、そうした個人の精神的準備が大切なのだと思います。

まとめ:「田舎暮らし失敗したかも…」定年後移住の問題点と解決策

今回は「田舎暮らしや定年後移住の問題点」をお伝えしてきました。田舎暮らしの問題点を、まとめておきます。

  • 車が必要な場合が多い
  • 人付き合いが都会に比べて多い
  • 医療施設が少ない場合が多い
  • 求職率が少ない場合が多い
  • 生活環境(虫・暗闇・自然災害・交通事情・娯楽施設)に大きな差がある

などが、よく問題視されるものです。そうした、都会と田舎の暮らしの違いにたいして移住する前に確認・準備しておくべき対策もお伝えしました。

 

まとめると、以下になります。

  • 移住する前には、その場所に足を運ぶこと(特に市役所)
  • 移住支援制度を調べること
  • 資金を準備すること

新しい土地で、次の人生をスタートしていくには「目標」や「意識」も大切です。

 

移住先で自分にとって必要な「縁」は、探せば必ず見つかるはず。素敵な次の人生のステージが待っていることを祈っています。

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