【孫の小学校入学祝い】金額の相場は?のし袋のマナーや渡す時期など


記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦
祖父母にとって孫の成長というのは大変喜ばしいものだと思います。特に「小学校入学」は最初の大きな節目でもあり、家族みんなにとって晴れがましいお祝いのイベントですよね。
お祝いをしてあげたいけど、いくらぐらい渡すのが良いだろう?いざとなると金額の相場やマナーはどうなんだろう?と気になります。せっかくの孫の晴れのイベントですから、あとで後悔しないようにしたいものですよね。
身内のことなのでそれほど堅苦しく考えず素直に気持ちを伝えるのが一番だと思いますが、やはりきちんとマナーを知っておくことで、気持ちもより伝わるものだと思います。ぜひ参考にしてみてください。
記事のもくじ
孫の入学祝いの金額相場は?
祖父母から孫に贈る場合、小学校入学なら1万円〜3万円が一般的なお祝い金の相場となっています。
ですが金額に決まりはなく あくまでも目安であり家庭の事情や関係性などによってもさまざまです。1万円以上であれば常識的で、上限は特にありません。
ランドセルや学習机、文房具などを祖父母からプレゼントする場合もよくありますが、その場合は現金で渡す金額は少なくても良く、現金ではなく図書券などを添えて渡しても良いでしょう。
物をプレゼントする場合、ランドセルや学習机などは特に、重複してしまうと良くないので きちんと事前に相談するのがおすすめです。
小学校の入学祝いの後は、当然 中学校・高校・大学、と続きます。その度にいくら渡すのが妥当なのか?成長とともに金額も増やした方がいいのか?と言うことでも悩むかもしれませんね。これも、一般的な相場として 入学祝いは小学校〜大学まで1〜3万円が目安となっています。
家庭事情などによってもさまざまですが、小学校の入学祝いは最初の大きなイベントとして多めに渡すとか、大学の入学祝いは最後として多めに渡す、などの考え方もあります。
また、孫がたくさんいるといつ誰にいくら渡したかわからなくなってしまったり、不公平感が出てしまってもよろしくないので、入学祝いは一律1万円と決めておくなどしても良いかもしれません。誰が贈る場合も 小学校の入学祝いは5,000円〜3万円が相場となっているため 祖父母から孫に送る場合も1万円以上であれば常識的といえるでしょう。
複数の孫にイベントの都度お祝いをしてあげるとなると、総額かなりの額になることも考えられるので、あらかじめ必要な出費として どのように捻出するかも計画的に考えておくと良いですね。
入学お祝いの相場 <祖父母から孫に送る場合>
- 小学校 1〜3万円
- 中学校 1〜3万円
- 高校 1〜3万円
- 大学 1〜3万円
孫の入学祝いの渡し方・のし袋のマナー
入学祝いの渡し方
- のし袋の種類と選び方
- のし袋の表書きの書き方
- お金の入れ方
についてです。
のし袋の種類と選び方
入学祝いを渡すときは、のし袋(祝儀袋)に入れましょう。
のし袋を選ぶ際に、まず気をつけるのは水引の結び方です。
水引には、「蝶結び(花結び)」と「結び切り」があり、間違って選んでしまうと失礼に当たります。入学祝いなら、紅白の水引で「蝶結び」になっているものがふさわしいです。
水引の種類 | 使用目的 | 理由 |
蝶結び |
入学祝・出産祝・誕生日祝など | 何度でも結び直せるため、何度あっても嬉しいお祝い事に |
結び切り |
結婚祝・葬儀など
※葬儀の場合は「不祝儀袋」で白黒の水引になります。 |
結び目が固く解けないため、一度きりが望ましい事柄に |
のし袋の大きさや種類
祝儀袋の大きさは、金額に合わせたものを選ぶのもマナーです。
お祝い金額が1万円以下の場合は水引が印刷されたシンプルなものを、2万円以上の場合には水引が取り外せるのし袋を選びます。金額に応じて少しサイズが大きく飾りが豪華なものもあります。のし袋購入時に包装袋に金額の目安などが書かれていますので、参考にすると良いでしょう。


最近は桜の花をあしらったものや子供向けに動物の絵が描かれていたり、カラフルで可愛いデザインのものもたくさんあります。あまりしきたりにこだわらず、子供が好きな絵柄のものやデザインが華やかなものも喜ばれ印象に残って良いかもしれません。
『のし袋』表書きの書き方
次に、のし袋の表書きについてです。
まず一般常識として、表書きには毛筆(筆ペン)を使い、ボールペンなどは使いません。
水引の上段:中央に「御祝」「御入学御祝」「ご入学お祝い」「御進学御祝」と書きます。
水引きの下段:中央に贈る側の名前をフルネームで書きます。夫婦連名にする場合は妻は名前だけ(苗字は書かない)で良いでしょう。
これもあくまでも一般的なマナーですので、孫に贈る場合「おじいちゃん・おばあちゃんより」と書いても良いでしょう。孫に手渡すなら、漢字で書かれてあっても読めないでしょうから受け取る本人が読めるように書いて渡す方が良いかもしれませんね。
のし袋へのお金の入れ方
お祝い事の場合は、新札を用意しましょう。
のし袋へ入れる際は、袋の表側にお札の表側(肖像画が印刷されている側)がくるようにし、肖像画の顔を上にして入れます。ちなみにポチ袋など小さい封筒に入れる場合は、お札の肖像画が内側になるようにして三等分に折って入れます。
孫の入学祝い・渡すタイミング
お祝いを渡すタイミングは、入学式の1ヶ月前くらいからが良いでしょう。
通常であれば卒園式を終えて入学式までの2〜3週間くらいの間がベストです。受験された場合は、合否の確認や入学がきちんと決まってからが良いですね。
家庭の事情等さまざまありますので、入学後に渡すことになってしまっても問題ありません。その場合は、なるべく早いタイミングで、 一言添えて渡すと良いでしょう。
孫の入学祝いの相場とマナー・まとめ
孫の入学祝いに関して、一般的な金額相場やマナーをご紹介しました。
- 一般的な相場は1万円〜3万円。(1万円以上であれば常識的・上限は無し)
- 紅白で蝶結びの水引ののし袋に入れる。
- 入学式から1ヶ月前の間で渡すのがベスト。
お祝いは金額や高価な物を贈るだけではなく、やはり孫の成長を嬉しく思う気持ちが何よりも大事だと思います。気持ちを伝える手段としての「お祝い」なので、心を込めて贈りたいですね。


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