お気軽にお電話ください(年中無休:10時~17時)

【余寒見舞い】喪中の方へ年賀状の代わりとなる挨拶|例文あり

WRITER
 

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

この記事を書いている人 - WRITER -

年賀状のシーズンが近づいてまいりましたが、みなさんは「余寒見舞い」をご存知でしょうか。

余寒見舞いとは

「余寒見舞い」とは「寒中見舞い」と並び、厳寒の時期に、送り主のことを気遣う気持ちと共に自分の近況を報告する季節の挨拶状のことです。

「余寒見舞い」と「寒中見舞い」について多くの方が悩まれることのひとつに、以下のようなことがあります。

  • 年賀状をもらったのだけど、新年の挨拶ができなかった(喪中のため)が寒中見舞いと余寒見舞いのどちらで出すべきか?
  • 喪中の方へ時期をずらして年賀状の代わりに余寒見舞いを出してもいいものなのか?
  • そもそも、自分は余寒見舞いと寒中見舞いの違いがよく分からない

今回は、余寒見舞いを詳しく解説したのちに例文や喪中の方へのご提案として「年始状」についても触れていきたいと思います。

 

忙しい時期ではありますが、みなさまの困りごとがひとつでも多く解決すれば幸いです。

余寒見舞いとは?寒中見舞いとの違い

余寒見舞と寒中見舞いの大きな違いは送る時期にあります。「余寒見舞い」とは簡単に言えば、諸事情により寒中見舞いの時期を過ぎてしまった場合に送る挨拶状のことを言います。

 

暦の上で「立春(2月4日ごろ)」を過ぎてから送るものを言います。起源としては「(暦の上では)春になりましたが、きびしい寒さが続きますね」と相手の暮らしや健康を気遣う気持ちを言葉にしたことが風習の始まりと言われています。

 

さっそく、解説していきたいと思います。

送る時期について

「余寒見舞い」は「寒中見舞い」を送る時期が終わってから出すもので、役割は同じです。

 

寒中見舞いはお正月が終わった後(一般的に松の内:1月8日頃)から立春の前日(2月3日頃)までと言われており、年賀状のように「いつまでに出す」と明確な決まりがあります。余寒見舞いにはそうした明確な決まりが見受けられません。ただ、暖かくなれば「余寒」という言葉と季節が見合わなくなってしまいますので2月半ば頃が目安となっているようです。

寒さの厳しい北の方では、雪が降るあいだは互いに出し合っても問題ないといった風習もあるようです。地方の風土に基づく独自の風習もあるようなので、あくまで一般的な目安となります。

二十四節気について

少し話がそれてしまいますが、先ほどから「暦」「立春」などと現代ではぼんやりとした表現を綴っています。せっかくなので日本独特の太陽の動きをもとにした「二十四節気による暦」を豆知識として紹介しておきたいと思います。

【春】

立春(りっしゅん) 2月4日頃
雨水(うすい) 2月19日頃
啓蟄(けいちつ) 3月5日頃
春分(しゅんぶん) 3月21日頃
清明(せいめい) 4月5日頃
穀雨(こくう) 4月20日頃

【夏】

立夏(りっか) 5月5日頃
小満(しょうまん) 5月21日頃
芒種(ぼうしゅ) 6月6日頃
夏至(げし) 6月21日頃
小暑(しょうしょ) 7月7日頃
大暑(たいしょ) 7月21日頃

【秋】

立秋(りっしゅう) 8月8日頃
処暑(しょしょ) 8月23日頃
白露(はくろ) 9月8日頃
秋分(しゅうぶん) 9月23日頃
寒露(かんろ) 10月8日頃
霜降(そうこう) 10月24日頃

【冬】

立冬(りっとう) 11月7日頃
小雪(しょうせつ) 11月22日頃
大雪(たいせつ) 12月7日頃
冬至(とうじ) 12月21日頃
小寒(しょうかん) 1月5日頃
大寒(だいかん) 1月21日頃

【余寒見舞い】はがきと封書、どちらがよい?

一般的に余寒見舞いは、はがきで送ることが多いです。はがきは短い文で気持ちを伝えるものなので、文章を書くことが苦手な方も気楽に送ることができます。

 

しかし「封書」を送ることも、手土産をもって相手の家を直接訪ねるて挨拶をすることも「余寒見舞い」となります。

 

余寒見舞いとは、はがきでの挨拶にとどまらず寒い季節に大切な人を気遣ってする挨拶全般を言います。ハガキでの送付にこだわる必要はありません。

「余寒」豆知識

暦の上では「立春」が春の到来ですが、まだ2月といえば寒さも厳しい最中です。そのため、暦と現実の季節との誤差を「余寒」とされています。

そのため「余寒」には立春のあとまで残る寒さを現す言葉として長きに渡って使われ続けています。

 

余寒見舞いを余った年賀状で送るのはタブーです

余寒見舞いに限りませんが、寒中見舞いや季節の挨拶状をおくるときに、余った年賀はがきを利用するのはやめましょう。年賀はがきには「祝い」を意味する切手マークが添付されていたり「賀正」などと記載されているものが多いからです。

 

余った年賀状に困っている場合は郵便局の窓口で所定手数料を支払うことで、官製はがきや切手に替えてもらうことが出来ますよ。

【余寒見舞い】喪中はがきの代わりとして送ることが出来るのか

余寒見舞いは喪中の方へも送ることが出来ます。

 

「年賀状をもらったのだけど、新年の挨拶ができなかった(喪中のため)」という方が余寒見舞いとして挨拶状を送ることもありますし「喪中の方へ時期をずらして年賀状の代わりとして」余寒見舞いを送る方も多いものです。

 

それ以外にも、喪中に関する送り方としては以下のようなケースもよくあります。

  • 喪中はがきを受け取った方が、相手を気遣い寒中見舞いの時期を通り越して落ち着いた頃に余寒見舞いとする
  • 相手が喪中と知らずに年賀状を送った場合のお詫びの挨拶状として
  • 年末の葬儀により、喪中はがきを出すことが出来なかった場合のお詫び状として

 

喪中の方へ余寒見舞いを送るときには、以下のような言葉は使わないようにお気を付けください。

喪中の方へ余寒見舞いを送るときの使用できない言葉
  • おめでたい言葉
  • 重ねる言葉
  • 不吉な言葉

近年は終活の一環として「本年にて年賀状を辞退させてもらう」と、年賀状を終えた方も増えています。コロナ禍による自粛にて挨拶を再び交わしたくなった方もいらっしゃるかもしれません。そうした方は「余寒見舞い」として気楽に相手に届けてみてはいかがでしょうか。

喪中の方へ|冬の挨拶を伝える「年始状」もあります

喪中の方への年賀状は「出すのか、出さないのか」「寒中見舞いにするのか、余寒見舞いにするのか」と考え出すと悩みが深くなることもあります。

 

「寒中見舞い」「余寒見舞い」ともに喪中の人への挨拶状として送ることはできるのですが、お正月シーズンにの挨拶として送ることができません。そのように思う方におすすめなのが「年始状」です。

年始状とは

年始状とは年賀状のように、元旦に向けての挨拶として送ります。

 

喪中の方や被災地の方へむけて年賀状を出してもいいのかどうかを悩んだときに送ることが出来る
「お祝いの言葉」を使用しない「お正月向けの挨拶状」です。

年始状の始まりは、2011年の東日本大震災がきっかけだと言われています。大きな被害に被害に遭われた人々へ「お祝いの言葉を書いた年賀状を送るのは失礼ではないか」「とはいえ、はがきで励ましたい」といった思いやりの気持ちから生まれた新しい形の新年の挨拶ハガキです。

 

その後も、異常気象により台風や豪雨そして地震などの大きな災害による被災者の方への新年の挨拶として使われるようになりました。そのことが喪中の方々への新年の挨拶にも広く使われるようになったようです。

年始状の注意点①:お祝いの言葉を使わない

喪中はがきの代わりに近況報告をお伝えするハガキとして「年始状」を活用する際に「お祝いの言葉」を使わないようにしましょう。

 

年始状の用途は、被災地や喪中の方々へ相手の気持ちを考えての年賀状です。

よく使われる「賀」「祝」「寿」の感じや「おめでとう」「Happy」といった祝う言葉を避けるようにしましょう。

年始状の注意点②:ポストへの投函日に注意

年始状を送るときには、ポストへの投函日に注意しましょう。

 

年始状は年賀ハガキを使わないですし「年賀」とも記載しません。そのため特別郵便として扱われることはありません。早くポスト投函してしまえば年内に届いてしまいます。

「年内に届いてしまうのではないか」と心配な方は、郵便局の窓口にて「年始状として出したい」ことを局員の方に相談してみるといいでしょう。

年始状の注意点②:その他の注意点

年始状は、その他にもいくつか注意点がありますので伝えしていきたいと思います。

 

人によっては句読点は避ける

親しい間柄では気にかけることでもないのかもしれませんが、目上の方に年始状を送る場合などは「、」「。」「?」を避けるようにしましょう。

 

年賀状・あいさつ文には句読点を使わないのが正式とされています。時代に合せ文筆も変化し続けているので今後はどうなっていくのかが分かりませんが、教養を反映させて送りたい場合は「句読点を使わない」のがマナーと言われています。

 

年賀状と同じく、年始状も送られてきた人の立場に立ってみましょう。年賀状と比べ、古くからの風習を盛り込まれていない年始状ですが、だからこそ「どういった形で、どういう文を貰ったら嬉しいだろうか」と相手への気遣いがとても大切になります。

 

年始状は自由度が高いが派手になり過ぎないようにする

年始状は、年賀はがきや寒中見舞い、余寒見舞い、喪中はがきにくらべ、かなり自由度が高く融通のきくお正月の挨拶状となります。相手のことを思い挨拶を伝えるものなので「近況報告」をしてもいいですし、子どもの写真や夫婦の写真をつけて送ることも問題ないとされています。

 

とはいえ、喪中のときの年賀状の代わりとして出す場合や、本年のコロナ禍に対する「寂しかったですね」という気持ちを考慮して送る場合はあまり派手なデザインとならないよう気を付けましょう。

 

年賀状じまいや、若者の年賀状離れが広がりを見せていますが、長年年賀状と付き合ってきた身からすると「年賀状の届かないお正月」はとても寂しいものです。ぜひ、寒中見舞いや余寒見舞いと一緒に、年始状のことも覚えておいてくださいね。

『余寒見舞い』書き方や文例について

最後に本題に戻り「余寒見舞い」の書き方や例文についてお伝えしていきたいと思います。

 

余寒見舞いを含む季節の挨拶状は一般的な文章の流れがあり、そのなかに「季語」「相手を気遣う言葉」を入れるのが基本です。

 

「余寒見舞いの文章の流れ(仕組み)」や、「季語」や「季語の代わりとなる花」をお伝えした後に実際にそのまま利用して貰える「余寒見舞いの文例」をお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事でも余寒見舞いの文例を多く紹介していますので、ご一読くださいませ。

『余寒見舞い』書き方:文章の型

余寒見舞いの、書き方の参考目次として以下をお使いください。

冒頭:季節の挨拶 「余寒お見舞い申し上げます」
「余寒お伺い申し上げます」
中文①:相手を気遣う言葉や近況報告 ※下記例文参照ください
中文②:相手の状況や健康、無事を思う気持ちを伝える ※下記例文参照ください
まとめ:あいさつ 一般的に頭語と同時に
結語(敬具など)省略してよいものとされています。
日付 ◎月◎日

 

一般的に「余寒お見舞い申し上げます」「余寒お伺い申し上げます」を文頭の挨拶として使います。その後は「余寒」「春寒」「雪解」といった季語を使って書き出される場合も多いものです。受け取る相手の地域の季節を思いながら言葉を選ぶといいでしょう。

『余寒見舞い』書き方:季語の代わりとなる花

1月と2月の余暇見舞いによく使われる、代表的な季語と季節花を掲載しておきます。

【1月の季語】

松の内  寒の内 門松 雑煮
雪見 寒梅 冬桜 寒の入り 小寒

 

【1月の季語代わりになる花】

シクラメン ロウバイ パンジー ポインセチア プリムラ
ウメ スイセン シンビジウム カランコエ クリスマスローズ

 

【2月の季語】

春寒 余寒 立春 残雪 雪解
薄氷 氷解 早春 蕗の薹(ふきのとう) 凍解

 

【2月の季語代わりになる花】

ウメ コウバイ フクジュソウ ツバキ ロウバイ
スノードロップ ジンチョウゲ デンドロビウム マンサク クリスマスローズ

 

※ほんの一例であり、ほかにもまだ数多くあります。

 

もちろん親しい間柄であれば、砕けたなじみ深い言葉を使用して送っても問題ありません。余寒見舞いは、年賀状に比べるととても自由度が高いものとなりますが、相手のことを思って書くことを忘れないようにしましょう。

ハガキ文化の豆知識

日本には古くから「文(ふみ)を交換する風習」があります。それは、四季折々に暑さ寒さの差が大きい日本で、相手の健康を気遣う気持ちを言葉にして届ける気持ちから現代の年賀状にまで至ったようです。

余寒見舞いもそうした名残のひとつで「相手のことを思う気持ち」を忘れないようにとされています。

 

『余寒見舞い』書き方:おすすめの例文

以下は一例となりますが、ご自身で作成される際はどうぞご活用ください。

 

余寒お見舞い申し上げます
早いもので年明けから2か月が経ち春の陽気が待ち遠しいこの頃です
おかげさまでこちらも家族全員元気に暮らしております
まだ寒い日が続きますが風邪など召されませぬようお気を付けください

余寒お見舞い申し上げます
暦の上では春とはいえ厳しい寒さが続いております
我が家では昨年ペットとして犬を家族に迎え入れました
春になる頃にはまたぜひお目にかかりたく思い楽しみにしております
しばらくは寒さが続くようですので どうかお体ご自愛くださいませ

長い付き合いの方へ送る場合は、型にはまった形式的すぎるものよりもカジュアル感も少し取り入れ温かな雰囲気を想像して貰えるようなものが好まれることも多いでしょう。

 

『寒中見舞いをいただき返事が遅れた場合に

余寒お見舞い申し上げます
先日は丁寧なごあいさつを賜り誠にありがとうございました
お返事が遅れてしまいましたが我が家もみんなつつがなく過ごしております
ますますご健康でご活躍のほどお祈り申し上げます
余寒厳しき時節ではありますがくれぐれもご自愛くださいませ

喪中の場合の例文

余寒お見舞い申し上げます。
暦の上では春とはいえ厳しい寒さが続いておりますが、皆様お変わりありませんでしょうか
素晴らしいお年を迎えられましたようすに心からお喜び申し上げます
昨年【月・続柄・故人の名前】を亡くし喪中のために新年のごあいさつを控えさせていただいておりました
欠礼の知らせが届かず申し訳ございません
春寒の折から くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます

年始の挨拶状の返事が遅れてしまった場合には「挨拶に対するお礼」と「喪中欠礼のお知らせとお詫び」を伝えるようにしましょう。

 

印刷会社でも、相談を受けて貰えるようです。

※インターネットで【余寒見舞い テンプレート 無料】と検索をすれば、多くのフリー素材が出てきますよ。

まとめ:【余寒見舞い】喪中の方へ年賀状の代わりとなる挨拶|例文あり

今回は、喪中の方へ年賀状の代わりとなる挨拶として余寒見舞いとは何かをお伝えしてまいりました。

 

喪中のときでも挨拶をしたい方は「余寒見舞い」を暦上の春の音連れの挨拶としてお役立てください。年賀状のやりとりに間があいてしまいますと、どうすればいいものかと悩んでしまうこともありますが「余寒見舞い」や、今回お伝えした「年始状」を利用してやり取りの隙間を埋めることができるのではないでしょうか。

冠婚葬祭、贈り物などのマナーについて知りたい方は→ 『マナー』記事一覧
『終活』とは自分の望む最期を迎え、人生をより充実したものにするため、生前準備を行うことです。 人生の後半戦を思う存分楽しむために『終活』を始めてみませんか? 終活に関する記事一覧

「終活の相談窓口」では終活に関する様々なサポートを行なっております。

竹内

  • エンディングノートの書き方サポート
  • 終活に関するご相談(無料)
  • おひとりさまの終活サポート

終活に関するご相談は以下からお願いいたします。

無料で受けられる「終活ガイド初級」で、終活の基礎知識を学びませんか?

エンディングノートの細かな部分をしっかり理解し、”『エンディングノート』を通じて豊かな人生のお手伝いをする”やり甲斐、使命感を感じられる仕事『エンディングノート認定講師講座』については以下をご覧ください。

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© 終活の相談窓口 , 2020 All Rights Reserved.