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お盆とは何?旧盆と新盆 、初盆の違いや、お盆とお彼岸の違い、盆踊りについて解説!

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お盆(おぼん)

目次(この記事は以下の順番で構成されております)

  • お盆とは
  • 旧盆と新盆
  • 初盆と新盆
  • お盆とお彼岸の違い
  • お盆の過ごし方
  • お盆のイベント
  • 盆踊り

お盆とは

お盆は、1年に1度だけ、夏にご先祖様や故人の魂がこの世に戻ってきて、一緒に時間を過ごす期間です。

歴史的には、推古天皇が606年にお盆の行事を行ったのが始まりとされています。

 

お盆の、正式名は盂蘭盆会(うらぼんえ)です。これは、亡くなった祖先が、生きている子孫に影響を与えるとする祖霊信仰と仏教が融合して生まれた行事であると考えられています。

 

お盆の時期に海に入ってはいけない、と言われたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この理由は、地獄の釜が開くことと関係していると言われています。地獄の釜は、旧暦の7月1日に開くため、この時期には霊が集まりやすいとの言い伝えがあります。

 

お盆には、「盆暮れ正月」といった言い回しや、「盆と正月が一緒にきた」のような表現がありますね。

「盆暮れ正月」は、帰郷して家族とともに時間を過ごしたり、お世話になった人に贈り物をする時期を指します。「盆と正月が一緒にきた」は、嬉しいことや楽しいことがたくさん重なることや、非常に忙しいことを意味します。

旧盆と新盆

お盆には、旧盆(きゅうぼん)と新盆(しんぼん・あらぼん・にいぼん)があり、地域によって時期が異なることをご存知でしょうか。

旧盆は、一部の地域を除いてほぼ全国で8月13日から16日です。旧盆は、「旧のお盆」と呼ばれることもあります。

 

現在採用されている新暦は、明治6年(1873)に始まりました。旧暦のお盆の期間は、梅雨が明けきっていないことや農作業の忙しい時期にあたることから、多くの地域で1月遅れでお盆の行事を行うようになったのです。

新盆は、7月13日から16日です。東京の都市部や金沢市の旧市街地、静岡市の一部、函館で新盆が採用されており、「新のお盆」、「東京盆」とも呼ばれます。

 

さらに、沖縄と奄美地方では旧盆や新盆と異なり、旧暦の7月13日から15日をお盆としています。

毎年日付が変わることが特徴です。また、旧盆や新盆ではお盆の期間が4日間であるのと違い、沖縄と奄美地方のお盆は3日間のみです。

沖縄の伝統芸能に「エイサー」がありますが、これは沖縄の盆踊りにあたります。

初盆と新盆

旧盆に対して新盆がありますが、初盆(はつぼん・ういぼん)と耳にしたことはないでしょうか。

初盆は、故人が亡くなってから49日を経て、喪が開けたあとに初めて迎える特別なお盆です。亡くなってから49日以内にお盆を迎えた場合には、翌年が初盆となります。

 

初盆では、お寺で法要を行ったり、僧侶を招いて読経を依頼したり、家族や親戚、知人を招いて法会を行います。

また、通常の飾り提灯に代わって、絵柄のない白い提灯で故人をお迎えする点が、初盆の特徴です。

お盆とお彼岸の違い

お盆は、ご先祖様や故人の魂が年に1度、夏に帰ってくる時期ですが、お彼岸との違いはご存知でしょうか。

 

お盆もお彼岸も、お墓参りをしたりお供えをして、ご先祖様の供養をする点では同じです。お彼岸は、3月と9月の年に2回で、それぞれ昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日の前後3日間、合計7日間を指します。

お彼岸には亡くなった方の魂が帰ってくるのではなく、あの世とこの世が一番近くなると考えられています。

 

お彼岸は仏教用語ですが、お彼岸の風習は日本だけのものです。

一方、お盆は中国や台湾、韓国、インドでもそれぞれお墓参りをしたり、先祖の慰霊祭といった伝統行事が行われます。

お盆の過ごし方

お盆の過ごし方は、宗派や地域によってそれぞれです。一般的には、盆入りと呼ばれる13日に迎え火を焚いて故人の魂をお迎えし、お盆が明ける16日に送り火を焚いて、魂をお送りします。

14日と15日は、帰ってきた先祖の魂が家族とともに過ごすと考えられており、3度の食事をお供えして、新鮮な水を欠かさないようにします。また、法要を行う、お墓参りに行ってお供え物をするといった過ごし方もありますね。

 

迎え火と送り火には、ご先祖様の魂が迷子にならずに帰ってこれるようにとの意味が込められています。

迎え火と送り火でやることは同じで、玄関やお墓で、オガラと呼ばれる皮をはいだ麻の茎を、焙烙(ほうろく)と呼ばれる素焼きの平たい土なべの上で燃やします。

住宅事情によって火が使えない場合は、オガラを燃やす代わりに提灯を使うこともあ流ようです。また、お墓から家までの道のりを提灯で照らすといった習慣を持つ地域もあります。

 

お盆の時期に、きゅうりとナスで作ったお飾りを目にしたことがあるのではないでしょうか。

きゅうりは足の速い馬と見立てて、ご先祖様が馬に乗って少しでも早く帰ってこれるよう祈りを込めて準備されます。一方、ナスはゆっくりと歩く牛に見立てらえます。ナスの牛は、ご先祖様が供物をたくさん持ち帰れるようにとの願いの表れです。

お盆のイベント

お盆にまつわるイベントとして有名なのは、大文字とも呼ばれる京都の五山送り火(ござんおくりび)と、長崎県の精霊流し(しょうろうながし)、灯籠(とうろう)流しです。

五山送り火

五山送り火は、京都市登録無形民俗文化財です。8月16日の午後8時から、5つの山で順番に点灯される送り火の起源は、室町時代にさかのぼると言われています。

 

送り火が行われるのは、大文字山、松ケ崎妙法(まつがさきみょうほう)、舟形万灯籠(ふながたまんとうろう)、左大文字、鳥居形松明(とりいがたたいまつ)の5つの山です。それぞれ、「大」、「妙・法」、「船の形」、「大」、「鳥居の形」の文字や形が約30分、点灯します。

 

お盆の最終日に山で火を燃やすことにより、死者の魂をあの世に送り返すと考えられています。

精霊(しょうりょう)流し

精霊流しは、8月15日に長崎県をメインに熊本県の一部でも行われる行事です。初盆を迎える故人の遺族が、故人の魂を弔うために精霊船を作って霊を送る行事です。

 

精霊船は提灯や花で全面を飾りつけられます。自宅を出発して、流し場と呼ばれる終着点まで遺族や近所の男性が運びながら、花火を打ち上げたり爆竹を鳴らすことで有名です。

爆竹には、魔よけの効果があると考えられており、爆竹を派手に鳴らすことで精霊船が通る道を清めていると言われています。

灯籠・灯篭(とうろう)流し

灯籠(灯篭)流しは、木枠と紙で作った照明(灯籠)に火を灯して、海や川に流すお盆の風習です。ご先祖さまの魂が灯籠とともに川から海を経て、あの世に帰っていくと考えられています。

 

ただ、近年では海や川の汚染や、灯籠の火が燃え広がる事故が起こるなどの例もあり、海や川に流すのではなく一定の場所に集めて回収したり、川に流したあとで下流で回収するといった対応も行われるようになりました。

 

灯籠流しは、福島県の阿武隈川や、新潟県の柿川、京都府の桂川、栃木県の渡瀬川や福井県の九頭竜川、神奈川県の大岡川などで行われます。

盆踊り

盆踊りもまた、お盆にまつわる行事の1つです。歴史をさかのぼると、盆踊りの起源は室町時代にあるとされ、一晩中踊り明かされる時代もありました。

 

盆踊りは地域によってさまざまな衣装や振り付け、音楽などが存在するのが特徴です。

盆踊りにはまた、地域社会の結束を強くする役割があったほか、娯楽としての意味合いが強いものの、新盆に帰ってきた故人の魂を、あの世に送り返すための行事でもあります。

 

沖縄県のエイサーや、東京の東京音頭、北海道のそうらん節など、日本各地に数多くの盆踊りがあります。次にご紹介するのは、三大盆踊りです。

阿波踊り(徳島県)

8月12日から15日にかけて、徳島市全域で行われる伝統芸能です。

「えらやっちゃ、えらやっちゃ、よいよいよいよい」、「踊るあほうに見るあほう、同じあほなら踊らなそんそん」の歌詞とともに花笠を頭に載せて踊る姿を一度は見たことがあるのではないでしょうか。

 

阿波踊りの歴史は400年を超えると言われ、国内だけでなく国外の人にも人気のある日本の一大イベントです。

郡上踊り(岐阜県)

岐阜県郡上郡八幡町内で行われる「踊る踊り」。

7月中旬から9月上旬まで31日間続く、開催期間が最も長い盆踊りです。郡上踊りのクライマックスは、8月13日から16日で、夜通し踊りが続きます。

 

代々、歌いつがれてきた10種類もの民謡と三味線、太鼓の音に合わせて踊る民謡は、江戸時代に始まったようです。

郡上踊りはまた、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産への登録を目指しています。

西馬音内(にしもない)踊り(秋田県)

秋田県雄勝(おがち)郡羽後(うご)町の西馬音内(にしもない)で開催される西馬音内踊りは、700年の歴史を持ち、毎年8月16日から18日の開催です。人口1万5千人(2021年5月現在)に満たない小さな町に、この時期10万人もの観光客が訪れます。

 

西馬音内踊りの衣装は、「端縫い(はぬい)衣装」と「藍染め(あいぞめ)浴衣」の2種類があります。端縫い衣装は「踊りが上手になった」と認められた女性のための着物で、藍染め浴衣は男女兼用です。

 

衣装に合わせる被り物にも特徴があり、「編笠」と呼ばれる半月を反らせた形をした被り物は、端縫い衣装と藍染め浴衣のどちらに合わせることも可能です。

一方、鉢巻とともに着用する「彦三頭巾」と呼ばれる黒い袋状の覆面は、藍染め浴衣に合わせます。

まとめ

知っているようで、意外と知らないことも多いお盆について、旧盆と新盆とは何か、新盆と初盆の違い、お盆とお彼岸の違い、お盆の過ごし方、お盆のイベント、盆踊りなどを解説しました。

 

お盆は地域によって時期が異なるだけでなく、風習や過ごし方もそれぞれです。

ただ、年に1度だけ帰ってくるご先祖さまと過ごすことのできる特別な時間であることは、どこでも変わりありません。

 

お盆の意味をより深く理解して、より良い時間を過ごす参考になれば幸いです。

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