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おひとりさまが老後を安心して迎えるための資金準備/人間関係も大切に

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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将来、老後をひとりで過ごすことに漠然と不安を感じている人は多いのではないでしょうか。お金はどれくらい必要なんだろう?病気になったらどうなるんだろう?

 

未婚・離婚・死別などおひとりさまの事情もさまざまですが、できるだけ安心して老後を迎えるために今からできる準備についてご紹介します。知ることで不安も和らぐと思います。ぜひ参考にしてみてください。

おひとりさまの老後の準備/資金について

おひとりさまの老後の一番の不安といえば、やはりお金のことですよね。「老後資金2000万円必要」というワードが話題になったこともありましたが、「2000万円なんて今から貯められない!」「何年生きるかわからないのにそれだけで足りるの?」「病気になったらどうするの?」と不安に感じている方も多いことでしょう。

 

不安なく暮らしていくにはどれくらいの資金が必要なのか?自分できちんと考え、準備しておかなければいけません。

おひとりさまの老後に必要な生活費はどれくらい?

どれくらいの資金が必要になるかは、どのように過ごしたいかなどによっても変わりますが、話題となった「2000万円」というのも一つの目安になるでしょう。これは一般的な水準の生活を維持するために必要とされる金額ですが、旅行や趣味を楽しみたいとか有料高齢者施設への入居などを考えるなら さらに多くの金額が必要で、プラス2000万円とも言われます。

 

もちろん何があるかわかりませんので、資金に余裕があるに越したことはありませんが、必要最低限とされる2000万円でも大きな金額に思えますよね。ですがきちんと準備を始めれば闇雲に不安になる必要はありません

 

まずは、利用できるもの・頼れるものがないか考えてみましょう。

おひとりさまの老後の資金源となるのは

  • 働いて収入を得る
  • 貯金
  • 退職金
  • 年金
  • 親の財産
  • 保険や資産運用

などがあげられます。

 

退職金や親の財産は、可能性としてどれくらい受け取れるものがあるのか調べておくと良いですね。頼れるものがあるのは幸いなことです。資金源として有効に使いましょう。

 

退職金も親の財産も当てにできない、定年後も働けないという場合は、年金受け取り開始までにできるだけ貯金額を増やす努力が必要です。

そのためには

  • できるだけ長く働く
  • 副業の準備・開始する
  • ローンはできるだけ早く完済する
  • 支出を減らす工夫をする
  • 資産運用を始める

などの方法を考えていきましょう。

必要な金額を知り、計画的に貯金する

老後の主な資金源としては年金です。

 

年金受取額は、会社員か自営業か、退職するまでの勤務年数、所得額などさまざまな要件で異なりますので「ねんきん定期便」などで確認してみましょう。

【例】老後資金のための貯金額

■収入:年金受取額(平均値)=1ヶ月:10万円

■出費:老後必要な生活費(平均値)=1ヶ月:15万円

________________

■不足=1ヶ月:▲ 5万円

________________

→ 年金生活(65歳〜85歳)で発生する不足金額

▲5万円×12ヶ月×20年=▲1200万円

65歳までに準備しておきたい貯金額=1200万円

一般的な例で考えてみますと、老後の生活費の支出は 1ヶ月約15万円必要と言われています。

 

これに対して平均的な年金額は1ヶ月約10万円となっていますので、月々約5万円ほどの生活費が足りないことになります。この不足分をなんとかしなければなりません。

 

例えば、年金生活となる65歳から85歳までの20年間で考えると 月5万円×12ヶ月×20年=1200万円の不足となります。

 

仮に85歳まで生きると考えると、65歳までに1200万円以上の資金が用意できれば不足分を補えることになります。あくまでも目安ですが、闇雲に不安になるよりも具体的な目標額がわかると見通しがつけやすくなるのではないでしょうか。

【例】1年間の貯金目標額(老後資金として1200万円貯めたい場合)

45歳ー65歳(20年間)で貯金する場合:1200万円÷20年=60万円/年

50歳ー65歳(15年間)で貯金する場合:1200万円÷15年=80万円/年

55歳ー65歳(10年間)で貯金する場合:1200万円÷10年=120万円/年

現在50歳なら、65歳までの15年間で1200万円を貯金するとなると、1年間の貯金額は 1200万円÷15年=80万円。月67000円の計算になります。仮に45歳から貯金開始すれば65歳まで20年あるので、年60万円。月5万円です。まだフルタイムで勤務している状況ならそれほど難しい金額ではないのではないでしょうか。

 

余裕があれば資産運用を始めて少しずつ増やすなどの方法も併せて検討していくと良いでしょう。現在の生活費や楽しみのためのお金も必要ですので、できるだけ早くから準備を始めた方がゆとりを持つことができますね。

 

幸いにもおひとりさまですと、何にお金を使うとかいくら貯金するかなど、お金の使い道もコントロールしやすいのではないでしょうか。

有料老人ホーム・高齢者施設等に入居する場合は?

健康面の不安も考え、例えば75歳くらいを目処に介護付き有料老人ホームに入居するのも選択肢としてあると思います。

 

健康であっても入居できるところもあり、設備や支援体制が整った住居で自由に生活しながら万が一の時には医療や介護のサービスが受けられるようになっているのでおひとりさまでも安心です。検討される場合は、施設によって金額もサービスも異なりますので調べておくと良いでしょう。

 

一例ですが、入居一時金だけで数千万〜数億円というところもあれば、入居一時金500万円・利用料月額20万円程度 と言う比較的リーズナブルな価格帯のところもあります。

 

ちなみに特別養護老人ホームは、「要介護3以上」の人が入居できる施設となっており、国の補助制度が利用できるため月額10万円ほどの負担となっています。

 

将来的に入居することを考えるのであれば、入居一時金と月額利用料を支払えるだけの資金を準備することが必要になります。自宅で一人暮らしをするより多くの資金が必要になりますが、安心感はありますので万が一の時にはそう言った選択もできるよう準備しておくのも良いですね。

どのように老後の資金を準備すれば良いか

どのように暮らしたいかいろいろな選択肢の中から考え、必要な資金額を把握したら、どのような方法で準備するかも考えましょう。これも可能な限り選択肢を多く持っておくことが望ましいですし、できることがあればできるだけすぐに開始しましょう。

  • 働く
  • 支出を減らす
  • 増やす
  • 制度を利用する

以下、詳しく解説します。

老後資金のいちばんの備えは働くこと

老後資金の一番の備えとしてできることは働いて収入を得ることです。

  • できるだけ長く働く
  • スキルアップ
  • 副業を開始

 

仕事を続けることが可能であればできるだけ長く働きましょう。

安定収入があるのは間違いなく幸せなことです。法改正により定年年齢が60歳から65歳に引き上げられましたが、例えば月収20万円とすると ×5年間で1200万円の収入になります。これはとても大きいですよね。

 

できるだけ長く仕事を続けるためには、誠実に働いて信頼関係を築くこと。そのためにはスキルアップも必要でしょう。いずれ退職し、その後も何かしら仕事をすることを考えるなら、そこで培った人脈や経験、スキルは必ず役に立ちます。その点を意識しながら働くことも大切です。

 

今は在宅でもスキルを生かして収入を得ることが可能で、年齢に関係なく経験や人柄が重要視される時代です。

 

健康であれば老後も仕事をすることは資金確保のためにも生活にハリを保つためにもとても良いことです。60歳を超えてから新しいことを始めるのは少々ハードルが高く時間がかかるので、早めに準備していくのが良いのではないでしょうか。老後も継続できそうなこと、副業として生かせることなど、これまでの経験や得意なことなどから考えてみましょう。

支出を減らす

収入を増やすことと同時に、支出を減らす工夫も大事です。

  • 継続して自動引き落としされている支払いに無駄がないか
  • たまには、の贅沢が毎日になっていないか
  • 衝動買いをやめる。必要なものの購入はよく検討する
  • 金利がかかるローンは早めに完済する

 

保険や携帯電話など継続して自動引き落としされている支払いの中には、本当に必要かどうか検討すべきものがあるかもしれません。プランの見直しをして減らせるものは無いでしょうか?

 

たまにはいいよね、という贅沢を頻繁にやっていませんか?一時的な楽しみや贅沢は見送る決断も必要です。新しいものを買うときは本当に必要かどうか考え計画的に購入しましょう。便利そうなものや新商品が次々に出てきて目を奪われますが、衝動買いは控えましょう。ローンなどがあればできるだけ早く完済し、無駄な金利を払わなくて済むようにしましょう。

 

年齢とともに生活もシンプルに質素に整えていくのが好ましいです。できるだけ暮らしをコンパクトにしていくよう心がけていると余計な支出も減らせるのではないでしょうか。

 

細かいところを気にして節約するというより、生活が快適になることなど使うべきところには使い、余分な支出を控えるという考え方に変えていくと良いと思います。

増やす、運用する、制度や保険を活用する

病気や介護にかかる費用も考え、資金を増やすことも考えておくと安心です。資産運用というと専門的な知識が無いと敷居が高く感じるかもしれませんが、小額から始められリスクの少ないものから検討してみるのも良い方法です。保障もついた年金貯蓄型の保険や、ローリスクで貯められる投資信託など、自分に合ったものを検討してみても良いでしょう。

 

また、国の特別年金や保証制度、自治体による制度なども様々あるので有効活用しましょう。自分で申請しなければ利用できない制度も多いので、知識が無いと存在自体を知らないまま給付金が受け取れなかったりということもあります。日本にはしっかりとした国の保証制度が用意されています。

いざと言う時には、ありがたい制度は活用できるよう知識を持っておきましょう。

 

  • 制度があることを把握しておく
  • 気になったことは調べる
  • 行政機関や専門家に相談する

を念頭に持っておくと良いですね。

おひとりさまの老後の準備/人間関係を大切にする

最後に、老後に備える安心として人間関係についても触れておきます。おひとりさまの生活は「自由気ままで楽しい」のも事実ですが、「寂しさ・孤独感」との背中合わせでもあります。気楽で良いと思っていても年齢を重ねるにつれ1人では不便に感じることが増えたり、病気などの心配もあります。近くに誰も頼れる人がいないと言うのは、何かあった時にもやはり寂しく不安なものですよね。

 

趣味などの仲間と交流を持ったり、日頃から周囲とのつながりを大切にしておきましょう。

 

  • 趣味の仲間と定期的に交流する
  • 近所の人にも積極的に挨拶などをして顔見知りになっておく
  • 地域のコミュニティに参加してみる
  • 親戚や兄弟とも何かと連絡を取っておく

 

適度な距離を保ちつつ、繋がりを持っておけるのが理想ですね。普段からちょっと気にかけてもらえたり、話をしたりする相手がいるだけでもおひとりさまの不安も和らぎます。いざと言うときに頼れる人がいると心強いのではないでしょうか。

まとめ:おひとりさまが老後を安心して迎えるための準備/資金は計画的に人間関係も大切に

おひとりさまの老後を不安なく迎えるためには

  • 資金の準備は計画的に始め、余計な支出を減らす工夫をすること。
  • 体が元気なうちはできるだけ働いて資金を得ると同時に、社会や周囲の人とも適度に関わりを持って暮らすこと。
  • 今から趣味や副業、スキルアップにアンテナを張っておくこと。

 

不安ばかり募らせるのではなく、解決できる道筋を具体的に考え、行動していくことで安心を積み上げていきましょう。余力があるうちに準備を始めるのがおすすめです。老後=終活も併せて人生設計を考えていきましょう。

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