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『家族葬』喪主がやることリスト|服装やマナーについても解説

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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最愛の家族との別れを迎え、悲しみに暮れる間もなく、通夜や葬儀、告別式などを取り仕切るのが喪主の責務です。一般的な葬儀よりも少人数で執り行う場合が多い家族葬でも、喪主のやるべきことは変わりません。

 

しかし実際に喪主を務める際、何をすればいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。喪主がやることは多岐にわたりますし、日程も限られています。通夜や葬儀・告別式を執り行う前から準備しておく事柄も少なくありません。

 

家族葬は大事な家族のためのセレモニーですから、やるべきことを把握して送ってあげたいもの。式を取り仕切る喪主が果たすべき役割と注意すべきマナーについてご紹介します。

家族葬の喪主は誰が務める?

そもそも、喪主とは誰が務めるものなのでしょうか。実は「誰が務めるべき」というルールはなく、一般的には故人の配偶者が喪主になるケースがほとんどです。例えば個人が夫の場合、妻が喪主を務めることになります。

 

最近では高齢化の影響で、配偶者が高齢であったり、病気を抱えていたりと喪主としてセレモニーを取り仕切るのが難しい場合もあります。またすでに配偶者がすでに亡くなっていることもあるでしょう。その場合は、配偶者の次に故人と縁が深い子どもたち(長男、次男、長女、次女)が喪主を務めます。

 

形としては喪主を配偶者(この場合は母)としておき、実質は子どもが喪主としての役割を果たす例もあります。加えて喪主は、必ずしも1人が担う必要はなく、複数人でも構いません。配偶者と子ども、兄弟・姉妹など数人で喪主を務めることもできるのです。

故人が独身で配偶者や子息がいなければ、故人の親、兄弟・姉妹などが喪主となります。故人に近親者など身寄りがいない場合は、親戚か友人・知人が喪主を務めます。

『家族葬』通夜までに喪主がやること1:安置場所の決定

故人が病院や施設で亡くなった際には、ご遺体を搬送し安置場所を決める必要があります。以前は、自宅を安置場所にするケースがほとんどでしたが、特に都心部ではマンションなど住宅事情によっては、安置や搬送が難しくなってしまいます。

 

そこで葬儀社に依頼し、斎場や葬儀社の所有する安置所を利用する方法も増えてきました。面会や弔問の時間に制限があるのがデメリットでしたが、自宅に安置するのと同様、宿泊できる安置所を選んで使用するのも可能です。

『家族葬』通夜までに喪主がやること2:各種手続き、書類について

ご遺体を搬送し、火葬をするのには書類の手続きが必要です。

 

搬送には医師の「死亡診断書」がいりますし、それを持って市区町村の役所に提出、火葬許可を発行してもらわなければなりません。

死亡診断書と死亡届け

提出先 個人の本籍地か死亡地、手続きする人の住所地、いずれかの市区町村役所
提出できる人 故人の親族や同居人、家主など
提出期限 死亡後7日以内
必要なもの、書類 死亡届、死亡診断書、届出人の印鑑

 

死亡診断書の入手先は医師です。法律上、死亡診断書の提出期限は『速やかに』とされています。

火葬許可申請書の提出と埋葬までのながれ

火葬許可申請書は死亡届と同時に提出します。

火葬許可申請書の提出方法は以下の通りです。

提出先 死亡届を提出した市区町村役場
提出できる人 死亡届を提出する人
提出期限 死亡後7日以内
必要なもの 死亡診断書、死亡届、火葬許可申請書、届出人の印鑑、身分証

死亡から埋葬までの手続きの流れ

死亡から埋葬までの手続きの流れは以下の通りです。

  1. 死亡
  2. 死亡届と火葬許可申請書を記入し、提出(7日以内)
  3. 火葬許可証の交付
  4. 火葬許可証を火葬場に提出
  5. 埋葬許可証を火葬場からもらう
  6. 埋葬許可証を墓地に提出
身内が亡くなった後の手続きや書類について、まとめています。 →亡くなった後(死亡後)の手続き記事一覧

『家族葬』通夜までに喪主がやること3:葬儀社や菩提寺へ相談

まずは家族葬にするのか一般葬にするのか等、葬儀のスタイルを葬儀社と打ち合わせます。参列する人数でどのような式場にするのが大きく変わりますし、参列者をもてなす通夜ぶるまい・精進落としの席数や料理の数にも関係してきます。

 

家族葬は参列スタイルや人数の幅が広いので祭壇や棺の種類、供花などもきちんと決めておきましょう。

 

葬儀のスタイルや規模を決定した後、斎場や火葬場の日程を調整します。例えば六曜の友引の日は縁起がよくないとされ、火葬場が休みの場合も多いので要注意です。空き状況を確認し、通夜や葬儀・告別式のスケジュールを決めます。菩提寺が決まっていれば、葬儀日程や戒名についても相談しておきます。

 

葬儀社の選び方については以下の記事をご覧ください

『家族葬』通夜までに喪主がやること4:家族葬の準備

家族葬は家族や親族などごくごく親しい人間だけが集まって、故人との時間を過ごすものだという考え方もあります。そのため、あえて一般の参列者を迎えることなく、通夜も行わない家族葬も執り行われています。このようにお別れの場を1日のみ設ける家族葬は、1日葬と呼ばれています。

 

家族葬の準備で決めることは以下2つ

  1. 出席、参列者を考える
  2. 香典や供花について考える

詳細が決まったら、家族葬の日程や場所を参列者に連絡します。葬儀・告別式の日程を故人の親戚や友人、知人に伝えます。

通夜や葬儀、告別式当日に喪主がやるべきこととマナー

家族葬は比較的規模が小さく、ルールや制約は少ないとされているのですが、それでも通夜や葬儀、告別当日、喪主のやるべきことはたくさんあります。

 

ここでは、喪主がやるべきこととマナーについて簡単に解説します。具体的な解説については、おすすめ記事(リンク)をご覧ください。

1.弔電や供花の準備と確認

家族葬の場合、弔電や供花などを受け取るのか、辞退するのかを事前に決めておきましょう。辞退する場合は、訃報でお知らせするのがマナーです。

 

受け取る場合、供花が誰からに送られたのかを葬儀社に確認します。

 

祭壇へのバランスや頂いた方への配慮を含め、配置にはルールがあります。一般の人にはわかりにくい部分もありますので、セレモニーの専門家である葬儀社に配置をお願いしましょう。

 

弔電や供花を受け取るときのマナーや、辞退する方法や断りの文面については以下をご覧ください。

2.弔問、香典を受ける

参列者からのお悔やみの言葉である弔問。弔問を受けるのも喪主の役割の1つです。

 

とはいえ、家族葬は身内だけで小さく執り行うため、葬儀へお呼びしない方々へ、葬儀後に事後報告します。「家族葬という形で、身内だけで小さく葬儀を終えたこと」を、葬儀にお呼びしなかった方々へ十分に配慮した文面にすることが大切です。

香典などを受け取る受付は、葬儀社ではなく遺族側が担当します。金銭がかかわっていますから、親族や信頼の置ける知人に依頼しましょう。

弔問や香典のマナーについては以下で詳しく解説しています。

3.参列者へ挨拶|タイミングや文面

喪主が挨拶するのは以下のような場面です(ケースバイケースです)

  • 弔問客への挨拶
  • 通夜が終わった後の挨拶
  • 通夜振舞いの挨拶(前と後)
  • 出棺時の挨拶
  • 精進落とし時の挨拶
  • 僧侶への挨拶(僧侶を呼んだ場合)

喪主が行う挨拶については、行うタイミングや文面、使ってはいけない言葉などマナーがあります。挨拶におけるマナーや文面については以下で詳しく解説しています。

通夜や葬儀、告別式後にやること

通夜や葬儀、告別式後に行う手続きは以下の通りです。

  1. 四十九日法要の手配
  2. 香典返しの手配
  3. 仏壇や位牌の準備

以下で詳しく解説します。

1.四十九日法要の手配

仏教において、没後49日は故人が成仏する日であり(浄土真宗は考え方が異なる)、重要な節目の日です。納骨も行うため準備が必要です、菩提寺と相談し、スケジュールを決めて、参列者に連絡をします。

 

注意したいのが、葬儀の日からではなく、故人の亡くなった日(命日)を1日目として数える点です。つまり命日から48日目が四十九日にあたります。

亡くなった日の前日を1日目として数える(関西の一部)地域もあるので、お住まいの地方の慣習に従いましょう。

四十九日にあたる日が平日の場合、親戚や親族が集まりにくいため、土日にずらすのが一般的となっています。基本的には四十九日にあたる日より前の土日に設定するようにしましょう。

2.香典返しを手配

四十九日法要がとどこおりなく済んだ報告も兼ね、香典返しを手配します。その場合、従来の慣習に則って香典返しをする必要が出てきます。

 

香典返しは葬儀当日に行う即日返しと、高額の香典をいただいた際の忌明けに返すパターンがあります。

家族葬では香典辞退をあらためて伝えていることも多く、葬儀後にあらためて香典を返す可能性も出てくるでしょう。

 

なお香典返しは、頂いた金額の3分の1~半分の品物をお返しするのが基本です。

3.仏壇や位牌の準備

49日法要では、仮の位牌である白木から、本位牌に魂を移します。その位牌や仏壇の手配も必要です。

 

四十九日日法要では、仮の位牌である白木から、本位牌に魂を移します。その位牌や仏壇の手配も必要です。四十九日の忌明けで本位牌に入魂、仮位牌はその際に閉眼供養し、焚き上げます(お焚き上げ)。本位牌が完成するまでにはおおよそ1~2週間かかります。早めの手配しておくといいでしょう。

 

また、浄土真宗では、位牌ではなく過去帳を仏壇に飾ります。過去帳は、故人の法名や俗名(現世の名前)、没年月日等が記したものです。

仏壇を新しく準備するなら、僧侶に読経してもらう開眼法要という儀式も行います。

家族葬でも喪主の服装はマナーを遵守

家族葬には決まった定義がなく、セレモニーとしては比較的自由で、マナーやルールも少ないと思われがちです。しかし、全体を統括する喪主には、一般葬と同様にマナーやふるまいに注意する必要があります。

 

喪主の服装は、正喪服を着用するのが大前提です。

正喪服とは

正喪服とは、喪主と三親等まで(親族)が着用するものです。

男性の場合

和装 紋付羽織袴
洋装 黒のモーニングコート

出典:花嫁衣装.com

 

女性の場合

和装 黒無地の着物
洋装 黒で無地のアンサンブル、スーツ、ワンピース

他、持ち物や小物、家族葬での服装のマナーについては以下で詳しく解説しています。

親族や親戚に家族葬を行う理由を伝える

ごくごく親しい身内の間では、故人を家族葬で送ることに納得していたとします。けれども、小規模な葬儀である家族葬を肯定的に捉える人ばかりとは限りません。マナーを重んじる親族の中には「家族葬でいいのか」と批判的なニュアンスを伝えてくる可能性も。

 

また、葬儀に呼ばれなかった故人の関係者が、「なぜ自分を参列させてくれなかったのか」と不満を訴えてくる場合もあるでしょう。

 

家族葬に参列してもらう場合は、事前にその意義や行う理由をきちんと伝え、できる限り理解してもらえるよう説明を尽くします。故人が近しい人間に静かに送ってもらえる家族葬を希望した等、丁寧に理由を説明します。また、参列をご遠慮頂く場合は、葬儀・告別式後に報告するのが基本です。事後報告になったお詫びの気持ちを電話や手紙などで伝えましょう。

 

一方で、式には呼ばないものの、故人との関係性からあらかじめ伝えておくべき人もいるでしょう。その場合は逝去を伝えながらも「誠に勝手ながら、通夜・葬儀は近親者のみで執り行いますので、弔問等はご遠慮くださいますようお願いいたします」とシンプルに電話や手紙で連絡します。

まとめ:喪主のやることを頭に入れておこう

今回は、家族葬で喪主がやることについて解説しました。

 

喪主は手続き関係や葬儀の準備、当日は挨拶を行ったり、葬儀後もやることが多岐にわたり悲しみに暮れる間も無く、慌ただしいことかと思います。

 

しかし葬儀において、喪主の果たす役割は大きく、重要な責務を担いますし、それは家族葬であっても同じ。喪主としてやることを頭に入れ、できる限り前もって準備をしておくことも大切です。また、親族や親戚には、家族葬について誠意を持って説明し、納得してもらうよう努めましょう。

 

喪主を務めるのは大変なことです。責任ある立場としてマナーを意識し、礼節をわきまえることで、静かで心のこもった葬儀を進めていくことができるのです。

家族葬についてさらに詳しく知りたい方は→ 『家族葬』関連記事一覧

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