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家族葬でもお布施は必要?お布施の内訳や相場、マナーについて解説

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家族や親族を中心に、ごく親しい友人などでごく小規模なお別れの儀式を行う家族葬。近しい人間だけで気兼ねなく故人を送れる葬儀スタイルとして注目されています。

 

少子高齢化によって人間関係の幅が狭まったことや、比較的リーズナブルで自由なセレモニーが行える面から支持する遺族も増えてきました。新型コロナの感染予防の観点からも家族葬の需要は高まっています。

 

葬儀のスタイルが変化を続ける中で、気になるのがお布施など従来の慣習や作法です。一般的な葬儀におけるお布施と家族葬では、異なる部分はあるのでしょうか。またお布施は金額が決められているわけでもなく、わかりにくい部分が多いといわれてきました。そこで、家族葬におけるお布施の意味や相場をご紹介します。

そもそもお布施とは?

葬儀や法要などの場で、僧侶に感謝の意をこめて納めるのがお布施です。僧侶には葬儀の歳、お経をあげてもらったり、戒名を授けてもらったりしますね。その行為に対するお礼の思いを形にしたのがお布施なのです。実際には供養してもらうことへの気持ちを現金として包みます。お礼の意味でお金を包みますが、読経や戒名への対価として「支払う」ものではありません。

 

仏教におけるお布施の「布施」は、さまざまな意味を持つ言葉です。大きな意味ですべての人が施しを与える、恵み与えることを含みます。ですから、僧侶もそれ以外の人々にとっても施すことは大切だという解釈をしています。

 

さらに細かく紐解くと、僧侶などに金品を施し与える財施(ざいせ)、僧侶が説法などの形で財政に報いる法施(ほうせ)、人々のおそれの念を取り除く無畏施(むいせ)といった意味を持ちます。人々が僧侶にお金を施し(財施)また僧侶がそれに報いるべく説法を施す(法施)のが本来の意味で、それぞれが施しを与えてこそ成り立つのです。

 

財施を金額示すのは難しく、本来の意味とはかけ離れています。お布施が、明確な金額で示されない理由でもあります。お布施を「支払う」のではなく、「包む」「納める」というのもそのためです。そういった背景もあり、お布施について僧侶に聞いても「お気持ちで」とはっきりと金額を答えてくれない場合も少なくありません。

家族葬のお布施は一般葬と違う?

勤務先や取引先など故人の関係者が多数集う大規模なセレモニーである一般葬では、僧侶にお布施を包むのが一般的な慣わしとして知られています。

 

親族や友人・知人のみで、小規模に執り行う家族葬の場合も同様です。僧侶に読経をお願いしたり、戒名を授けてもらったりするのに変わりはありません。一般葬と同じように、お布施を納め、感謝の気持ちを表すのが葬儀のマナーとなっています。

地域や宗教・宗派で異なるお布施の相場

仏教における「施し」を体現するお布施は、金額がはっきりと決められていないとお伝えしてきました。もちろん、僧侶への感謝はあるものの、どういった金額を包めばいいのかわからないと困ってしまいますよね。

 

実は、日本国内においてもお布施の相場にはかなりばらつきがあります。それぞれの地域の慣習が異なるからです。ですから参考程度にしていただきたいのですが、全国平均では47~50万円前後だという調査結果も出ています。

 

九州エリア、北海道エリア、四国エリアが約30万~40万円と低め関東エリアや中部エリア、東北エリアが約50万円から60万円と高めの傾向が見られるようです。近畿エリア、四国エリアは間の約40万円~となっていました。またケースバイケースですが、都心部は高めのようです。

 

地域性以外に、次のような理由でお布施の相場に差が出てきます。

具体的にどのくらい?地域のお布施相場を知るには

日本では、お金の話はタブー視され、直接聞くことは品がないと見なされています。しかし相場、常識的な金額より多いのか少ないのかは気になるところです。不安な場合は「失礼ですが、皆さんはどれぐらい包まれているのか教えていただけませんか」とお寺に問い合わせてみるのも1つの手です。

 

難しいようであれば、お付き合いのある菩提寺であれば、檀家総代(檀家の代表)や地域の世話人、または地域事情に詳しい葬儀社にも尋ねてみましょう。

家族葬でのお布施の内訳

お布施の金額の内訳は、おおよそ以下のようになっています。

読経へのお礼

葬儀というセレモニーの中で、大きな意味を持つ読経。枕経から火葬場での炉前読経などでお経があげられることへのお礼となります。

戒名料

故人への戒名を授けてもらうことへのお礼になります。戒名とは仏弟子となった証として与えられます。浄土真宗では法名、日蓮宗は法号と呼ばれ、それぞれの宗派で多少、付け方が異なるのが特徴です。

 

お寺との付き合いや貢献度によってランクが異なり、高い位になると金額が変わります。一例としては、一般的な信士、信女という位では10万~50万円、最高位の院居士、院大姉などになると50万~100万円ほどになるとされます。お布施に含まず、別途戒名料とする寺院も多くなっています。

お車代

自宅や斎場などに僧侶が移動する場合に納めるのがお車代です。5千~1万円ほど。

御膳料

葬儀後の会食を行う場合、料理の代わりに御膳料を包みます。約5千円程度が一般的な金額となっています。

実際にお布施を渡す際に気をつけたいマナー

僧侶への感謝の気持ちを示すお布施は、金額は明確にされていないなどはっきりしない部分も少なくありません。けれども、僧侶に納める際に押さえておきたい基本的なマナーは決まっています。失礼のないよう、一度確認しておきましょう。

お布施を用意する時のルール

お布施の入れ物

奉書紙(和紙)で包むか、白い無地の封筒に入れます。あらかじめ「御布施」とプリントされているものでも可能。お悔やみに用いる不祝儀袋は使いません。また香典などとは異なり、新札を用意します。

お布施の表書き

普通の黒墨(黒の筆ペンなど)でお布施もしくは御布施と記入。お車代や御膳料もそれぞれ「御車代」と「御膳料」と書きます。袋の表下部には「○○家」も記入し、裏面に住所、氏名、電話番号、金額も書き添えます。

 

金額は漢数字(壱 、弐 、参、伍 拾、圓 →1,2,3,5,10、円)を用います。地域によって金額を記載しない場合もあります。

お布施の渡し方

直接手渡しするのはマナー違反です。お布施を袱紗(ふくさ)に包み、切手盆(黒塗りのお盆)に乗せて渡します。その時、僧侶側から読める向きで(僧侶から正面)にして封筒を置いておきます。

 

お盆に乗せるのが難しい場合、袱紗を1度開き、袱紗を畳んだものの上にお布施を乗せて渡しましょう。

お布施を渡すタイミングは?

家族葬が始まる前、喪主が挨拶をする際に渡す場合が多いですが、特に決まっていません。葬儀の前は何かと気ぜわしいですから、葬儀や法要などセレモニーの後、お礼と共に渡してもいいでしょう。

 

葬儀社の担当者に前もって確認し、タイミングを教えてもらっておくと安心です。「ささやかではございますが、どうぞお納めくださいませ」などの言葉を添えて渡します。

まとめ:家族葬でもお布施は必要?お布施の内訳や相場、マナーについて解説

仏の世界への橋渡しをしてくれる僧侶の存在は大きいもの。アットホームな家族葬であっても、一般葬と同様にお布施は必要です。故人を安心して見送るためにも、感謝の気持ちを形にしたお布施のマナーや相場は知っておかなくてはなりません。

 

準備すべきことが多い葬儀の覚えておくべき常識として心得ておきましょう。

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