お気軽にお電話ください(年中無休:10時~17時)

【家族葬のマナー】家族葬、通夜は参列すべき?弔問や香典は?

WRITER
 

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

この記事を書いている人 - WRITER -

今回は、家族葬についてお伝えしていきたいと思います。

 

近年、葬儀のあり方としてとても増えているのが、家族や本当に親しかった人のみで行う家族葬です。

 

そこで、今回は家族葬を行う上での不明点を抑えていきましょう。

  • お通夜は行くべきなのか。
  • 最後に故人に手を合わせなくていいのか。
  • 香典だけでも持参すべきなのか。
  • 供花はお届けしてもいいのか。
  • 近所である自分達はどうすればいいのか。
  • 職場としてはどうすればいいのか。

こんな疑問を解決していきたいと思います。

 

そして、家族葬に参列者として呼ばれた場合のマナーと、家族葬を執り行う側のマナーについてもお伝えしていきたいとおもいます。

家族葬とは

まだ耳慣れないひとも多い「家族葬」ですが、近年かなり広がりを見せている葬儀のありかたです。家族葬をかんたんに説明すると、参列者を限定するお葬式になります。葬儀の内容は一般の葬儀と何ら変わりはなく、「これが家族葬です」という定義はありません。

 

家族葬がいつから広まったのか確かな記録は残されていませんが、どこかの葬儀社が家族中心で規模の小さいお葬式の案内で使ったのが始まりです。言いかたは悪いですが、家族葬は自由葬などと同じでサービスにつけられた名称になります。

 

たまに「家族葬は家族しか参列できないんですか?」と聞かれますが、家族葬は参列者を限定したお葬式なので、家族以外でも親しい友人など、付き合いの深い人達も参列することはできます。

 

家族葬は、義理で来る人達に参列を遠慮してもらい、故人との最後の時間を家族や近親者でゆっくりと過ごすお葬式だと個人的には思っています。

メリット

  • 家族と近親者で葬儀をおこなうので、参列者への気遣いも少なくてすみます。
  • 少人数のお葬式なので、故人とお別れの時間をゆっくり持つことができます。
  • 形式や見栄えを意識したお葬式ではなく、故人を偲ぶかたちでお葬式をすることができます。

デメリット

  • 参列を遠慮していただいた人達が、お葬式のあと弔問で自宅にお越しになり、対応に追われることがあります。
  • お葬式のあとに故人が亡くなったことを知った人から、連絡がなかったことについて非難される場合があります。
  • 従来のお葬式のイメージを持っている親戚から、家族葬について理解されず文句をつけられることがあります。

家族葬の葬儀は参加しないのがマナー

一般的に訃報を耳にした際に、親族やご近所の方は参加しなければと考えてしまいますよね。

 

家族葬は、通夜や葬儀に参列して欲しいと連絡があったときのみの参列となります。

 

喪主側から葬儀の参列をお願いされないかぎり、参加をしないのがマナーです。家族葬に参列をお願いしない周囲の方々に訃報をお伝えするのは、葬儀が終わってから事後報告として伝えるのが一般的な家族葬となります。

 

家族葬に通夜はあるの?通夜だけでも参列していいの?

家族葬の場合も葬儀手順として、通夜は必要となります。家族葬の通夜の場合は、参列をお願いされていないならば参加しないのがマナーです。

近年は家族葬を葬儀として選ぶ場合は通夜を省略して、告別式のみを行う一日完結の葬儀「一日葬」を選ぶご家庭もあります。

個人的には、こうしたスタイルはこれから増えていくのではないかと思っていますが、いずれにしても参列をお願いされない限りは、参列はしないようにしましょう。

家族葬への参列の可否は、お知らせがくる

家族葬への参列をお願いされる場合は、電話などで直接連絡が来るのが一般的です。家族葬への参列をお願いする方には、葬儀の日程や会場が確定した都度連絡が入るはずです。

 

通夜についても同様に連絡が入るはずですが、不明な場合は喪主側に確認しましょう。

何度もお伝えしますが、参列をお願いされない限りは、参列しないのがマナーとなります。

香典・供花だけでも送っていいの?

葬儀へ参列が出来ないのであれば「香典・供花だけでも送りたい」「我が家のときは貰ったし…」などという疑問も出てきますよね。

 

しかし、香典も供花も送らないのが一般的です。

 

遺族は、悲しみと忙しさで大変なときを迎えていますし、家族葬を選んだのには理由があるからでしょう。故人との別れを、家族だけで静かに送りたい思いもあるでしょうし、葬儀の忙しさに追われたくない気持ちもあるはずです。

 

好意的に送った香典や供花が逆に、遺族の負担や迷惑になったりすることにもなりかねません。

 

自分からの気持ちを伝えたいおもいもあるかもしれませんが、遺族に負担がかからないように、遺族の気持ちを最優先しましょう。

弔門ならば大丈夫?

家族葬に招かれなかった場合や、上述した「香典・供花もダメならば、弔問(※1)だけでも」と思うかもしれません。しかし、自分が弔問すべきかどうなのか、考えてみましょう。

※1:弔問(ちょうもん)

遺族宅を訪問し、故人へのお悔やみを述べること。
通夜の前、通夜、葬儀に参列した際、葬儀後のどこを選ぶかは、故人や遺族との関係によります。

ここでも考えるべきは、遺族の負担についてです。

 

家族葬の場合のデメリットでもありますが、家族葬を終えた後に、葬儀に参列出来なかった人たちが次から次へと弔問に訪れるといった事態もあるようです。遺族は、せっかく穏やかに家族だけで故人をおくるという選択をしたのにも関わらず、弔問客が続けば対応に追われ多忙な日々が続きます。

 

自分が弔問すべきなのかを、いま一度考え直しましょう。

 

仮に義務感で弔問しなければと思っている場合、そうした行為が遺族の負担にならないかを考えてみましょう。それでも、弔問をする場合は事前に遺族に「弔問してもいいのか?」を確認しましょう。

 

弔問を許された場合にはなるべく地味な平服で伺い、長居も控えます。

弔問の際は、遺族が家族葬を選ばれたことを尊重し、香典・供花・供物も控えたほうが良いでしょう。

遺族が家族葬を選ばれた理由を配慮しよう

遺族が家族葬を選んだ理由は様々ですが、以下のことが想定されます。

  • 周囲に気を遣いたくない気持ち
  • 故人とゆったりと最後のお別れをしたい気持ち
  • 家族だけで落ち着いて故人を見送りたい気持ち

 

これ以外にも、故人は一人暮らしや施設暮らしで喪主は遠方にすんでいた場合などもあるでしょう。喪主の家庭の事情により、時間の調整が難しいときもあるはずです。

 

そんなときに、お悔やみの電話や弔問が次々にきていては「家族葬」を選んだ理由が台無しになってしまいます。お悔やみの電話や弔問をするのであれば、家族の家族葬を選ばれた遺族の考えを考慮しながら行動しましょう。

急がなくても時間を置いたのちに「家族葬を選ばれたことを配慮し、故人に手を合わせるのが遅くなってしまった」と、電話やメールで気持ちを伝えれば大丈夫ですし、喪中見舞いなどのハガキを利用しても問題ありません。

家族葬の場合、近隣や職場関係者はどうすればいいのか?

近隣や職場関係者といった、昔からの風習やルールがある場合はどうすればいいのか尚更悩みますよね。そうした場合の家族葬のことについて、お伝えしていきたいと思います。

近隣の人たちはどうすればいいのか?

地方の場合は、訃報を耳にした場合に従来の風習に合せた「香典・参列・近隣の手伝い」といった取り決めがあるようですが、そうした風習にも従わないのが家族葬です。

 

家族葬の場合、近隣の人が参列することもありません。

 

地域によっては、昔ながらの風習や取り決めによる「葬儀への参列」「香典」「手伝い」があると思います。しかし、家族葬ではそうした風習や取り決めに従うことはありません。

 

香典や供花、通夜に至っても辞退される可能性が高いです。

 

みんなが様子を伺いにいったり、電話をかけてしまうと喪主宅の負担になってしまう場合もあるので、近隣の代表の方が喪主と連絡をとり、近所の各家庭に連絡していきましょう。しかし、家族葬とはいえ喪主宅は慌ただしくなりますので、何か手伝えることがあればいつでも申しつけて欲しいと伝えることで、喪主の支えとなれます。

職場関係者はどうすればいいのか?

職場の家族や職員が他界され家族葬となった場合には、どうすればいいのかも解説しておきます。

 

職場関係者は、職員や職員のご家族が他界された場合に会社の規定があると思います。

 

規定の多くは同僚や上司などから香典を集めてお通夜へ行くことや、職場名義で供花を注文することなどがあります。しかし、家族葬ではそうした香典や供花も辞退されることが多いです。

 

職場の多くの方から連名での香典が来てしまえば、香典返しの準備も改めて必要になってくるために喪主宅に迷惑がかかってしまうこともあります。遺族の取り決めを優先してもらうように心がけましょう。

 

トラブルを避けるために出来ることは、以下のようなことがあります。

 

  • 社員の家族の方が他界され家族葬となった場合には、当の社員と連絡をしっかり取りあいましょう
  • 社員の方が他界され家族葬となった場合には、その喪主やご家族の方に連絡をして情報を貰いましょう。

近隣の方々も、職場関係者も、遺族との連絡が大事になってきます。家族葬は増えてはいますが、まだまだ知らないことも多いと思います。

 

「家族葬」と聞いてしまうと、連絡することさえも遠慮してしまいがちですが確認すべきことは連絡を取るべきです。それが、トラブル防止にも繋がります。

家族葬への参列するときのマナー

次に、家族葬への参加をお願いされた場合のマナーについてお伝えしていきたいとおもいます。

  • 何を着ていけばいいのか?
  • 香典・供花・供物は持参するのか?
  • 遺族が周囲に葬儀を終えた報告をするまでは、自身も葬儀や参列について口を慎む

何を着ていけばいいのか?

家族や親しい人のみで行うということを考えると、何を着ていけばいいのか悩みますよね。

 

基本的には、ブラックフォーマルを着用します。

 

仏式の場合は僧侶を呼びますし、葬儀の形としてブラックフォーマルの着用が一般的でしょう。ただ、喪主や遺族の意向で平服で伝えられた場合にブラックフォーマルを着用しない場合もあります。

 

いずれも、不安があれば喪主宅に確認してみましょう。

香典・供花・供物は持参するのか?

家族葬では、香典・供花・供物も基本的に何も渡さないのがマナーです。

 

遺族が家族葬を選んだ場合、「故人との別れを身近な人ゆっくり過ごすこと」を優先していますので、遺族は返礼品を準備するなどの事務作業をしていない場合が多いです。そうした気持ちを尊重するのであれば、遺族にお返しを準備させてしまい負担になるようなことは避けましょう。

 

どうしても過去の風習や経験から、渡さないのということが不自然にも思えますが遺族の意を汲んで送るのをやめたほうが無難です。

 

それでも「そんなわけにはいかない…」と、気持ちを形にして伝えたくなるかもしれませんが、香典の受付や供花を置く場所すらない可能性があります。

遺族が周囲に葬儀を終えた報告をするまでは、自身も葬儀や参列について口を慎む

葬儀を終えた報告を遺族が周囲にするまでは、ご自身も葬儀や参列について口外しないようにしましょう。

 

ここでもまた、家族葬を選んだ遺族の気持ちを尊重します。お知らせの来てない人へ対して「教えてあげなくては」などという思いから、家族葬へ誘うことはマナー違反になりますので気をつけましょう。

 

家族葬を執り行う側のマナー

最後に、家族葬を執り行う側のマナーについて触れておきます。頭の片隅に、知識として置いておけば今後役に立つことがあるかもしれません。

家族葬を行う場合の周囲への配慮

自分達が遺族側となり家族葬を行うことを決めたとしても、弔問者側はどういった配慮をすればいいのか分からないことが多いものです。家族葬では多くの場合、参列をお願いしなかった人たちへは葬儀が終わった後に事後報告をします。

 

「家族葬という形で、身内だけで小さく葬儀を終えたこと」を、葬儀にお呼びしなかった方々へ十分に配慮した文面にすることが大切です。

 

「香典・供花・弔問」などの辞退等についても伝えておかねばなりません。

 

また、家族葬に参列をお願いしない親戚などへは、事前に家族葬を行う理由を理解して貰えるように説明しておく必要があります。

まとめ:【家族葬のマナーについて】

家族葬についてのお伝えしてきましたが、最後にもう一度まとめたいと思います。

~周囲で家族葬が行われる場合

  • 家族葬には呼ばれてない限り参加しないこと
  • 通夜も行かない
  • 原則として、香典・供花・供物など、お知らせ状にて固く断られる場合が多いために送らない

~家族葬に参列をお願いされた場合~

  • 家族葬に参列をお願いされたらブラックフォーマルを着ていく
  • 香典・供花・供物はお知らせ状にて辞退が望まれている場合が多い
  • そして、原則何も渡さないのがマナー

~家族葬を執り行う側の場合~

  • 喪主側は弔問者側が混乱しないように葬儀前に通知をしない
  • 葬儀前の通知が必要な場合は香典・供花・供物を辞退する旨を書き、斎場の時間や場所を書かない
  • 葬儀後に家族葬の挨拶状を出し、報告とお詫びを伝える(香典なども辞退しておく)

ご自身が弔問者側の場合は「故人との最期の時間をゆっくりと過ごしたい」という遺族の意を汲みとるようにしましょう。

 

喪主側であれば弔問者側に対し「弔問はしなくてよいのか、香典は必要ないのか」といった不安を与えないように配慮する工夫が必要となるでしょう。

家族葬についてさらに詳しく知りたい方は→

『家族葬』関連記事一覧

「終活の相談窓口」では終活に関する様々なサポートを行なっております。

竹内

  • エンディングノートの書き方サポート
  • 終活に関するご相談(無料)
  • おひとりさまの終活サポート

終活に関するご相談は以下からお願いいたします。

無料で受けられる「終活ガイド初級」で、終活の基礎知識を学びませんか?

エンディングノートの細かな部分をしっかり理解し、”『エンディングノート』を通じて豊かな人生のお手伝いをする”やり甲斐、使命感を感じられる仕事『エンディングノート認定講師講座』については以下をご覧ください。

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© 終活の相談窓口 , 2020 All Rights Reserved.