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家族葬での服装のマナー「平服でお越しください」と言われたときの対応

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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コロナウイルス感染拡大の影響で、家族葬が増えてきました。

 

身内だけで執り行う葬儀であれば、喪服ではなくカジュアルでもいいのかな?と悩みますよね。このページでは、家族葬で着用する服装のマナーについてご紹介しています。

 

子どもが参列する場合の服装についてもまとめていますので、ぜひご参照ください。

カジュアルでも大丈夫?家族葬での服装、基本マナーは?

家族葬なら、身内や親しい人のみの葬儀となります。カジュアルな服装でもいいの?と思うかもしれません。

 

結論からいうと、カジュアルな服装ではなく、喪服着用が基本マナーとなります。しかし、喪服といってもどのようなものを着ればいいのかわかりませんよね。次で詳しく見てみましょう。

喪服とは

喪服

喪服とは、喪中に着る礼服のことで、「正喪服」「準喪服」「略喪服」があります。どれを着用するかで悩むかもしれません。家族葬の一般的なマナーとしては、次のものがあります。

  • 「正喪服」|家族葬の喪主やその配偶者、喪主の近親者
  • 「準喪服」|家族葬の参列者

家族葬で好まれる服装|正喪服、準喪服とは

家族葬で好まれる服装は、正喪服と準喪服となりますが、具体的にどのような服装かご紹介します。

正喪服

【男性】

和装であれば紋付羽織袴、洋装であれば黒のモーニングコートが一般的です。

出典:花嫁衣装.com

【女性】

黒で無地のアンサンブル、スーツ、ワンピースまたは黒無地の着物を着用しましょう。

ストッキングやカバン、靴などの小物も黒で統一しましょう。

 

準喪服

【男性】
ダブルまたはシングルのブラックスーツ、白ワイシャツ。ネクタイは黒の無地。タイピンは不使用。靴下と靴はどちらも黒。

【女性】
黒のワンピース、スーツ、アンサンブル。靴はシンプルな黒い靴。ストッキングは無地の黒。

家族葬での女性服装やメイク、髪型の注意点

女性喪服

【服装】
スカートの丈は極端に短いものは避けましょう。ひざ下丈が望ましいです。靴はヒールが高くないものを選んでください。ストッキングは伝線しやすいですので、予備を持参しておくことをおすすめします。

【メイク】
メイクをしてはいけないというマナーはありません。しかし華美なメイクは禁物です。ナチュラルメイク、薄化粧を心がけてください。涙を流すことが予想されるため、アイメイクなどはウォータープルーフのものを使用するとよいでしょう。

【髪型】
お辞儀をする際に顔に髪の毛がかかる可能性がありますので、肩より長い場合は束ねることをおすすめします。茶髪をあえて黒に染める必要はありません。バレッタ、カチューシャ、リボンなど、ヘアアクセサリーは避けましょう。

平服でお越しくださいと言われた場合の服装は

喪主側から「平服でお越しください」と伝えられる場合があります。

 

この場合はどうするか悩みますよね。平服とは、普段から着ている服装という意味があります。しかし、そのまま受け取って、カジュアルな服装で家族葬に参加するのはマナー違反となる可能性が非常に高いです。

 

葬儀において「平服」と指示がある場合は、「必ずしも喪服でなくてもよい」程度にお考えください。準喪服が無難です。

家族葬に参加する子どもの服装は

子どもが家族葬に参加することもあり得ます。もしも自宅に喪服がある場合は、子どもも喪服を着用しましょう。しかし、子ども用の喪服がない家庭も多いですよね。その場合はどうしたらよいのでしょうか。

【学生の場合】
学校の制服がある場合は、家族葬で制服を着用する。制服がない場合は、フォーマルな服装を選ぶ。フォーマルな服装については、次をご参考にして自宅にあるものをお選びください。

  • 白いシャツ
  • 黒い羽織れるもの(ジャケット)
  • 黒いズボン、スカート
  • 黒い靴下

【小学生以下の場合】
ただでさえ慣れない葬儀。いつもと違う服を着用することでじっとしていられないことも…。そのため、普段着のなかで暗いトーンのものを選ぶようにしましょう。あえて子ども用のスーツを購入する必要はありません。

家族葬でのマスクのマナーは

家族葬で喪服を着用しているのに、口元だけ白マスクだと気になるかもしれません。

 

家族葬を含め葬儀では「マスクが黒でなくてはいけない」というマナーはありません。お手持ちの布マスク、不織布マスクを着用することができます。

極端に派手な柄のマスクは念のため避けるようにしてください。

家族葬とは

家族葬(かぞくそう)とはどのような葬式のことか、簡単にご紹介します。

 

家族葬は、家庭葬(かていそう)とも呼ばれます。こちらは、家族など近親者のみで行う葬儀のこと。近親者以外の儀式的、社交辞令的な弔問客の参列をお断りする特徴があります。

 

家族葬は、密葬(みっそう)と似ているため、混同されがちです。ここで両者の違いを理解しておきましょう。

 

密葬は、葬儀は家族など近親者で行うもの。火葬後に、日を改めて本葬(ほんそう)を行う特徴があるのです。家族で行う密葬と、後日に行う本葬を合わせて1つの葬儀として考えます。
家族葬では、日を改めて行う本葬がありません。

家族葬が増えている原因とは

近年、家族葬は増加傾向にあります。その背景を見てみましょう。

家族葬が増えている理由:高齢化

家族葬が増えている原因はさまざまですが、そのなかでも大きな要因として「高齢化」が挙げられます。厚生労働省の発表による「令和元年簡易生命表の概況」で、日本人の平均寿命の推移を見てみましょう。

平成2年 男性平均寿命75.92歳 女性平均寿命81.90歳
令和1年 男性平均寿命81.41歳 女性平均寿命87.45歳

参考:厚生労働省

男女ともに平均寿命がのびています。高齢化が進んでいるということは、喪主を含めた遺族も高齢化しているといえます。遺族の体力的な負担を考えて、一般的な葬儀ではなく家族葬を選択することも少なくはありません。

また、故人が高齢化しているため、すでにきょうだいや知人などが亡くなっているケースが多いことも関係していると考えられます。

家族葬が増えている理由:社会とのつながりが希薄

まず、「健康寿命」についてご紹介します。健康寿命とは、「日常的・継続的な医療・介護に依存せずに、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる期間」のことです。もう少しわかりやすくまとめると、「健康でいられる年齢」のこと。では、日本人の健康寿命を見てみましょう。

平成28年 男性健康寿命72.14歳 女性健康寿命74.79歳
平成28年 男性平均寿命80.98歳 女性平均寿命87.14歳

参考:厚生労働省

上記の健康寿命と平均寿命を比較してみてください。男女平均寿命は80歳を超えていますが、健康寿命は75歳以下となっています。この年数の差だけ、医療機関に入院している、自宅で寝たきりになっていることが考えられるのです。

 

このような状態では、社会とのつながりが希薄になっている可能性も。そのため家族葬が選ばれているのです。

家族葬が増えている理由:感染症拡大予防

感染症拡大予防の観点から、葬儀を縮小する、家族葬にするご遺族も少なくありません。2020年我が国では「緊急事態宣言」が発令されました。宣言下では、特に簡易的な葬儀となることも多くあったのです。

 

宣言解除後でも、20名以下の規模のお葬式を推奨する葬儀会社、いわゆる「三密」を避けることを推奨する葬儀会社が増えています。

まとめ

医療が発達し、これからも寿命がのびていくと予想されます。しかし、健康寿命との差は開いていますので、今後も家族葬は増えていくでしょう。

 

いくら身内で執り行う家族葬とはいえ、やはりマナーは大切。基本的には、家族葬でも喪服とお考えください。喪主から「平服でお越しください」と指示が場合でも、準喪服、フォーマルな服装を選ぶのが無難です。

 

また、子どもの場合は、明確な葬儀でのマナーはありません。未成年ですから、周囲も寛大かと思います。マナーについて厳しく言われることもほぼないでしょう。

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