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香典とは何|目的や種類、書き方について解説

 

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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香典

(読み方:こうでん)

  • 香典とは何か?
  • 香典の目的
  • 香典の書き方
  • 香典の注意点

について解説します。

 

香典とは

香典(香奠とも表記します)とは、亡くなった方を悼み、遺族をいたわるためにご霊前にお供えする現金で、不祝儀用の香典袋に包んだものを指します。

香典の「香」はお香、線香の代わりの意味を持ち、「奠」はご霊前に備える金品を意味します。

もともと香典には、亡くなった方に対してお香を薫じて(香らせて)備える意味がありました。現代でも、お金の代わりに良い香りのするお線香をお供えする方もあり、現金とは違った心のこもったお供え物になるでしょう。

 

昔はお供え物として、現金ではなくお線香の他、抹香や花が用いられていました抹香とは、植物を乾燥させた上で細かく砕き、粉状にして作られたお香の1つです。

また香典とは、仏教でしか用いられない言葉です。なぜなら、仏教だけが葬儀の中で香を用いるからです。

 

お通夜や葬儀の際にお金を包むことを「不祝儀」といい、一般に香典と同じ意味になります。

 

香典の目的 

香典の目的は2つあります。

  • 1つには、亡くなった方への弔意を表す意味
  • もう1つはご遺族の方に対して急なご不幸による突然の葬儀費用の出費に対する助け合い、費用の負担を補う意味

そのため、香典は基本的に喪主への贈与であって、葬儀代を差し引いて残った香典は喪主の財産とみなされます。

 

喪主以外の親族に香典を渡す香典は枝義理と呼ばれ、家を出た子どもに対して、親が亡くなったことに対するお悔やみの気持ちを表すものです。この場合には、香典の表書きに、香典を渡したい相手の名前を書きます。

 

香典をお渡しするタイミングとマナー

香典をお渡しするタイミングは、弔問の受け付けか、お通夜や葬儀、告別式のお焼香の前です。

 

香典袋を紫か紺色、グレーのふくさに包んで持参し、お渡しするタイミングでふくさから取り出して、素早くたたんだふくさの上に香典袋をのせ、お悔やみの言葉とともに差し出します。この時、受付の人が読める向きにして香典袋をお渡しするのがマナーです。

 

お通夜と葬儀、告別式の両方に参列する場合はお通夜でお渡しするのが一般的ですが、間に合わない場合は葬儀や告別式でお渡ししても問題ありません。お通夜で香典をお渡しした場合には、葬儀や告別式では記帳だけ行ってください。

受付がない場合は、喪主やご遺族、運営責任者などにお悔やみの言葉とともに直接お渡しします。また、香典はお通夜や告別式でお渡しするだけでなく、後日、ご自宅に弔問して、もしくは郵送することも可能です。

 

なお、葬儀と告別式の違いですが、葬儀は宗教儀式、告別式は宗教的な意味合いはなく、社会的なお別れの儀式を指します。

 

香典袋(不祝儀袋)の種類

香典袋は、香典の金額と受け取る側の宗教によって使用する種類が違います。

目安としては、香典の額が5千円くらいまでであればシンプルな水引が印刷されているものを、1万円を超える場合には実際に水引がかかっているタイプのものを選ぶといいでしょう。

蓮の花が印刷された香典袋が使えるのは仏式の場合のみです。神式やキリスト式の場合には適しませんので注意が必要です。

キリスト式用には、十字架や花の図柄が印刷されたものも用意されています。

 

香典袋(不祝儀袋)の書き方

香典袋の外袋の書き方

表書きは、毛筆や筆ペンで、薄墨を使って楷書で書くのが正式であるとされますが、一方で濃い墨でも構わないと言われることもあります。香典袋の表書きを薄墨にする理由は、「個人を失った悲しみの涙で墨が薄くなった」とする説や、「しっかりと墨をする間も惜しんで駆けつけた」ことを表す、または「あまりの悲しみに力が入らない」ことを示す、という3つがあります。

 

香典袋の表書きは、仏教であれば「御香典」と書けばどの宗派でも間違いありません。

 

「御霊前」でも多くの場合問題ありませんが、浄土真宗では教義として霊の存在を認めないため、「御霊前」は間違いとなり、「御仏前」が正しいとされます。「御香典」、「御霊前」、「御仏前」のいずれかを書いたら、その下に差出人の名前をフルネームで書きます。連名であれば、目上の人の名前を右から順に書きます。4名以上の場合は、「○○一同」とします。

神道の表書きは「御玉串料」、キリスト教であれば「御花料」と書き、その下に差出人の名前をフルネームで書きます。

 

ただし、現実問題として、必ず先方の宗派を確認することができるとも限りませんので、ご自身の宗教や宗派に合わせても問題ないともされています。形式も大事ではありますが、それよりも故人を偲ぶ気持ち、ご遺族への思いやりがより大切なことです。

外袋の裏には、自分の「郵便番号」、「住所」、「名前」を書きます。

 

香典袋の中袋の書き方

香典袋の中袋には表に大字で金額を、裏に縦書きで「郵便番号」、「住所」、「名前」を明記します。

 

大字とは壱(一)、弐(二)、参(三)、拾(十)、阡(千)、萬(万)で、大字を使うのは金額を書き換えられるのを防ぐためです。

▼大字はこちらを参考にしてください▼

1万円であれば、「金壱万円」、3000円であれば「金参阡円」となります。

香典の金額

香典の金額は、故人との関係や、あなたの年齢、社会的な立場などによって変わってきます。迷う場合には、同じような立場の人に相談すると良いでしょう。

香典の相場については、こちらの記事をご確認ください。

 

香典の注意点

偶数の金額やお札の枚数が偶数になることは「縁が切れる」ことを連想させるため、不適切とされます。奇数であっても9は「苦」を連想させるため、避けるべきでしょう。

また、新札を入れるのも「用意していた」という印象を与えるため、避けるべきとされています。

手元に新札しかない場合には、折り目をつけて使います。

お札を入れる向きは、中袋を開けた時に、裏向きになるようにします。お札の裏とは、人物の顔写真が印刷されていない面を指します。

 

香典のタブーとしては、追加で香典をお送りすること。これは不幸が重なることを連想させるためです。

また、香典の金額は多ければ多いほど良いものでもありません。香典が高額すぎると失礼になってしまいます。なぜなら、遺族は香典返しとして、3分の1から半分程度お返しをすることになるからです。

 

香典は親しいお付き合いでなければ、控えても構わないとされます。ご焼香だけさせていただく、葬儀や告別式に参加せず、出棺のお見送りをするだけというお別れの仕方も十分あり得ます。

 

香典辞退の場合

最近は香典を辞退されるケースもあります。

 

その場合は喪主のご意向を尊重し、無理に受け取ってもらおうとしないことが大切です。どうしても何かしたいときには、弔電、供花を送る、お菓子やお線香を持参するなどの方法もありますよ。

冠婚葬祭、贈り物などのマナーについて知りたい方は→ 『マナー』記事一覧
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