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『お盆期間中のお墓参り』いつ行く?墓参りできないときはどうする?

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普段はお墓や先祖のことを考えていなくても、お盆休みになると、帰省して家族みんなでお墓参りにいく。

 

お盆のお墓参りは日本の夏の風物詩といってもいいほど、慣習として日本各地にしっかりと根づいています。

 

では、このお盆のお墓参りはいつごろからはじまって、今日にいたるのでしょうか。

そこには、単なる慣習としてとどめておくにはあまりにも奥深い意味と歴史があるのです。

 

お盆のお墓参りが、さらに意義深いものになるよう願いをこめて解説していきたいと思います。

目次(この記事は以下の順番で構成されております)

  • お盆の起源「盂蘭盆会(うらぼんえ)」
  • 日本にお盆が伝わったのはいつごろ?
  • 日本のお盆のお墓参り
  • お盆期間中|お墓参りはいつ行けばいい?
  • お盆にお墓参りできないときは?
  • お盆の期間
  • 新盆・初盆とは?
  • まとめ:お盆が来る前に知っておきたいお盆のお墓参りの由来と意味

 

お盆の起源「盂蘭盆会(うらぼんえ)」

いまや日本の風習となっているお盆ですが、その由来は古代中国の「盂蘭盆会(うらぼんえ)にあります。

 

盂蘭盆会は古代中国の「盂蘭盆経(うらぼんぎょう)」という経典にある仏教行事のことで、お釈迦さまの弟子である目連(もくれん)の「目連救母」の説法に基づきます。

 

あるとき、亡くなった母を思い出した目連は、天眼という力を使い母の姿を見ようとします。そこで見えたのは、餓鬼道に堕ち苦しんでいる姿でした。
苦しむ母をなんとか救いたい目連は、お釈迦さまに相談すると、お釈迦さまはこう説いたそうです。

「僧の修行が明ける(旧暦の)7月15日に、僧に食事をふるまいなさい」

雨期の3ヶ月という長い期間、一斉に修行をしてきた僧たちがその修行を終えた日、目連はお盆に食事をのせて僧にふるまいました。

すると、母は餓鬼道から救われたということです。

 

仏教では、餓鬼道は生前に周りに施すことなく、自分の利益のためだけに生きた者が死後に墜ちるところと考えられています。

修行を終えた偉大な僧に施しをしたことで、その功徳が餓鬼道で苦しむ母を救ったという説法です。

 

盂蘭盆は仏教が生まれた地インドの古代語であるサンスクリット語の「ウランバナ」の音訳ともいわれていますが、この語の意味は「逆さ吊り」であるため、餓鬼道で苦しむ母を意味すると考えられてきました。

しかし、「盂蘭盆」という言葉は「お盆にのせた(僧へ施す)食事」を意味することから、現在では盂蘭盆経そのものが偽経だとする説もあります。

 

諸説あるものの、安居(あんご:雨期の一斉修行)が終わった旧暦7月15日の「解夏(げげ)」に、信者らが僧に食事をふるまう民俗行事が、古代中国に広まっていた祖先崇拝の教えと融合し、日本にも広まっていったと考えられています。

日本にお盆が伝わったのはいつごろ?

日本書紀に盂蘭盆会と表記されているのは飛鳥時代で、今から約1400年前です。

 

中国から日本に仏教が伝わり、仏教が興隆した時代に、お盆の由来である盂蘭盆会も仏教行事のひとつとして取り入れられたと考えられます。

中国文化を積極的に取り入れ、日本文化の向上につとめていた当時の時代背景と、日本人の土着に根づく祖霊信仰とが相混ざり、お盆の行事は仏教行事を超えた日本の風土として、その後1400年以上続いていることになります。

 

お盆に亡き人を偲び、供養する儀式はすでに1400年の歴史がありますが、現代のお墓に近いカタチのお墓を一般庶民が持つようになるのは江戸時代になってからです。

 

貴族や武士などの特権階級者は平安後期からお墓を建てていますが、庶民のお墓は小さな石を積んだものや土葬したところを土盛りして目印になるものを置き、それを墓としていました。

そのため、現代のお墓参りの風景とは異なりますが、亡き人への供養の心は今も昔も変わらないのでしょう。

日本のお盆の墓参り

中国から伝わったお盆ですが、日本でこれほど普及し定着したのは、すでに日本人に土着信仰が根づいていたからだと考えられています。

 

土着信仰とは、はるか昔からその土地に棲みついている神や魂を信奉することです。その土着の神が先祖になり代わって、その土地に住む者を守っていくと考えることで、お盆の行事が広く庶民にも広まり、時代を超えて受け継がれてきた所以でしょう。

 

お盆の墓参りには、私たちが古来から持つ土着信仰がベースにあり、その精神が今も生きているといっても過言ではないかもしれません。

宗派ごとのお盆

飛鳥時代に伝わったお盆は、その後日本の仏教により、儀式が独自化していきました。

ほとんどの宗派は、お盆は先祖があの世からこの世に帰ってくる期間だと考え、迎えるための準備をします。

 

ご先祖さまがちゃんと帰ってこれるように盆提灯を灯し、浄土との行き帰りに使う精霊馬を夏野菜のナスやきゅうりでつくるなどします。

お墓にも同じように灯籠に灯をともし、ナスやきゅうりを供える地域もあります。

 

しかし浄土真宗にはそのような考え方はなく、先祖はすでに成仏しているため、霊となってこの世に帰ることはないと考えるので、お供え物も特別なものは必要ありません。

ただし、宗派だけでなく地域によっても違いがあり、浄土真宗でも盆提灯を飾るところもありますし、浄土真宗以外の宗派でも、精霊馬を供えない地域もあります。

 

宗派に関わらず、お墓には仏花、線香、ろうそくを供えてお参りをします。浄土真宗では、お盆に赤いロウソクを使うところもあります。

墓前法要

寺院墓地にお墓がある場合、お盆のお墓参りには、お坊さんに墓前で読経してもらう地域もあります。

 

家族でおこなうお盆の仏教行事、また家の年中行事としての意味合いもあり、先祖を通して仏事をおこなうことが慣例になっているようです。

お盆期間中|お墓参りはいつ行けばいい?

お盆では、ご先祖さまが帰ってくる日とされる盆の入り(迎え盆)の8月13日にお墓参りに行くのが一般的です。

しかし、その日に必ずお墓参りをしないといけないわけではないので、お参りが14日や15日になっても問題ありません

 

お盆の最終日である16日は、ご先祖さまがあの世へ帰る日とされているのでお見送りの意味もあり、この日にも墓参りをするところもあります。

お盆は暑さもピークになるので、16日に仏花などの供え物を下げておけば、次回の墓参りもスムーズにおこなえるメリットがあるでしょう。

お盆にお墓参りできないときは?

仕事や家族の都合により、お盆に必ずしもお墓参りができる人ばかりではありません。

 

お盆にお墓参りができなくても、日をあらためて後日おこなっても全く問題ありません。

 

お盆が終われば、9月には秋彼岸に入るので、そのときに都合がつけばお墓参りをするのも良いでしょう。

 

新型コロナ感染予防対策のため、帰省できない人もいるかもしれません。そのような方のために「墓そうじ代行サービス」や「墓参り代行サービス」をしている業者も増えています。

オンライン墓参りのサービスも出てきているので、そういったサービスを利用してみるのも良いでしょう。

 

お盆の期間

3ヶ月ほど続く安居が明けるのが旧暦の7月15日で、現在の8月上旬から半ばごろにあたります。

この時期がお盆の起源であり、旧暦の7月13日から16日をお盆というようになりました。現代では8月13日を迎え火・盆の入りとして、16日が送り火・盆明けの4日間を指すことが一般的です。

地域によって変わるお盆の時期

明治時代に新暦が使われるようになったことで、お盆の時期が8月にズレ込んだのですが、一部の地域では、そのまま7月にお盆を迎えるところがあります。

たとえば同じ県内でもある地域では7月にお盆を迎えるところもあり、8月のお盆を待たずにお墓参りをします。

7月のお盆を7月盆、8月のお盆を旧盆と言って区別する場合もあります。

新盆・初盆とは?

故人が亡くなってから四十九日を経て、はじめて迎えるお盆のことを「新盆(にいぼん)」「初盆(はつぼん・ういぼん)といいます。

 

故人にとってはある意味で特別なお盆であり、僧侶を呼んで法要し、また墓前法要をおこなう地域もあります。

まとめ<

恒例行事のように当たり前になったお盆、そしてお盆のお墓参りですが、その起源には諸説あり、また宗派や地域によっても違いがあります。

時代によって少しずつ変化していく部分もありますが、家族が集まって、先祖を偲び感謝する大切な時間であることは、今も昔も変わらないところですね。

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