お気軽にお電話ください(年中無休:10時~17時)

【体験談コラム】母の死、父の墓じまい、そして樹木葬での永代供養へ

WRITER
 

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

この記事を書いている人 - WRITER -

2018年秋、実母が亡くなりました。

 

高齢だったので、少し前から食が細くなっており、いつまで元気でいられるかと危惧していたところ、入居していた施設のケアマネジャーさんから、そろそろ看取りに入りますとの連絡。その前から実の娘である私のこともわからなくなり、私たち姉妹(姉と私)も覚悟はできていました。

 

しかし、まだ大丈夫かなと思っていたのに、死はあっけないほど早く訪れました。

 

入居施設へ面会に行った数日後の早朝午前6時過ぎに「亡くなりました」と電話。慌てて駆けつけたら、もうかかりつけ医師の検死も終わったところでした。

 

それから、葬儀の手配、施設の片付け、遺体をどこに安置するかなど、短時間に決めることがたくさんありすぎて、頭がパニックになりそうに。しかし、手配した葬儀社のサポートで滞りなく進められ、母の遺骨は無事、自宅に戻ってきました。

キリスト教を信仰している母|お墓はあるけど、納骨はどうしよう?

一般的に、納骨は49日に行うことが多いと言われますが、我が家はちょっと複雑な事情がありました。

 

というのは、父はもうずいぶん前に亡くなっており、お墓自体はあったのですが、父は浄土宗徒で、浄土宗の寺院の墓地に埋葬してありました。

 

普通なら母も父のお墓に入れるのがいいのでしょうが、母は最晩年にキリスト教を信仰しており、お寺の墓地に埋葬することはなかなか難しかったのです。

 

またそれだけでなく、父のお墓のあるお寺との付き合いも当然、お盆だ、お彼岸だとお集まりがあり、いろいろ煩わしいことも。さらに母が父のお墓に入るには、浄土宗に改宗し、戒名をいただくことになります。

 

キリスト教の母に戒名というのはなんとも馴染まないし、今後また一一周忌、三回忌、七回忌などお寺との付き合いも面倒だしと、父のお墓に母を一緒に埋葬するのにはまったく積極的になれませんでした。

 

しかも私たちは女二人の姉妹。私には子どもはいないし、姉の子ども二人は女の子なので、将来的にお墓を守れる人間はいないという現状もありました。

そこでどうするかと考えたとき、「永代供養」という言葉が頭に浮かびました。

お墓をまた建立するのも大変。それなら樹木葬という選択肢も

そこで永代供養ができるお墓を新たに探そうと思ったものの、墓地を購入してまたお墓を用意するのは費用もかかるし、今の父のお墓をどうするのかという問題も残りました。

 

当初、父は今のままのお墓で、母は新たに信仰していたキリスト教会のお墓に入れてもらうという選択も考えましたが、将来のことを考えると新たな負担を背負うことになりかねません。

 

そのとき、以前気になっていた「樹木葬」を思い出しました。木の根元にお骨を安置して、その木にお参りするのも悪くない。当時、樹木葬について耳にしたとき、豊かな自然の中で永遠に眠るのもいいなと思ったものでした。

そこで、姉と相談し、樹木葬を探すことに。

 

樹木葬って何?樹木葬について詳しく知りたい方は樹木葬とは何?意味について解説をお読みください。

樹木葬と永代供養、両方とも叶うお墓が良い

いろいろとネットなどで探しているうちに、ひと口に樹木葬といってもいろいろな種類があることがわかってきました。

 

私の想像していた木の根元にお骨を埋める樹木葬もあるのですが、どうしても遠隔地になってしまう。これは当然のことで、首都圏で気軽に電車で行けるエリアに、そんなゆったりとした自然豊かなところはほとんどないといっても良いでしょう。

 

そうなると、ある敷地内に芝生などで整備された土地があり、そこに区画を区切って埋葬できる場所がある樹木葬が現実的でした。

 

そういうところは永代供養もセットになっていることが多く、

ある回忌まで墓石を残し、その後は合同墓に合祀するというのが一般的でした。回忌はその樹木葬の霊園によってまちまちで、17回忌、33回忌などさまざまな設定がされていました。

お墓の紹介サイトを見て、資料請求。良さそうなところへ見学に

選ぶのは樹木葬と決めた段階で、お墓の紹介サイトをチェック。いくつか良さそうなところの資料請求をしました。

 

結局、3ヵ所の樹木葬霊園に問い合わせをし、分厚い資料が送られてきました。

 

いちばん目を引いたのが、都内のお寺の敷地内にある樹木葬の霊園。そこは浄土宗ではありませんでしたが、宗教・宗派は不問。しかも50年もの間、お墓を維持してくれるということでした。これはいいと思ったので、さっそく姉と見学に。世田谷区の外れにあるそのお寺は、駅から近いとはいえませんでしたが、返って静かで落ち着いた雰囲気でした。

 

他のところも見学しようかと思いましたが、50年間お墓を維持してくれるところは他になく、あまり迷わずこのお寺に。また姉も私も行きやすい、アクセスの良さも決め手になりました。

料金もチェック。永代供養料を最初に払えばいいところを選ぶ

ロケーションとともにチェックが必須なのは料金。

 

墓石は不要であるものの、永代供養料は必要です。私たちが選んだお寺は、年会費が決まっていて、最初に全部支払うと半額になるという特典付き(笑)

 

全額をお支払いすると、以降のお布施やお彼岸の卒塔婆などの出費やお付き合いは全くないということでした。こういうお付き合い的な出費が多いのが、お寺の檀家離れが進んでいる原因だと思っていたので、まさに渡りに船でした。

その後、父のお骨の移送と墓じまい

お墓が決まったら、次は父の現在のお墓の墓じまい。

 

こちらは普通のお寺なので、住職がいて、一般的な管理がされています。いちばん気が重い「墓じまいしたい」旨の住職への相談は、このお寺の近くに住む姉に頼み、樹木葬を販売している業者と相談しながら、なんとかお骨の移送に進みました。

 

ここで、お寺へのお礼、墓石の撤去など、いくつかの出費が重なりましたが、父のお墓のあるお寺の住職と、樹木葬のお寺の住職が同じ区内で顔見知りであったこともあり、意外にスムーズにことが運んだのは本当に幸いでした。

樹木葬のお寺に、父と母の遺骨、母の愛犬の遺骨も埋葬

こうして、母の納骨、父の墓じまいとお骨の移送など、一連が終わり、無事に両親のお骨を納めることができました。この樹木葬のお墓にはペットも一緒に入れられるとあったので、母より先に亡くなってお骨のままになっていた母の愛犬も一緒にお墓に納めました。

 

結局、数ヶ月で両親は無事に新しい樹木葬の霊園に眠ることになりました。

 

現在もお彼岸や命日にはお参りしていますが、都内で行きやすいので、思い立ったら行けるところも良かったと思います。これでお墓については、とりあえず問題は解決したのでホッとしました。

これからは自分のことを考える時間に。エンディングノート作成へ

親を見送り、煩雑な相続問題をクリア。同時にお墓の問題が片付いたら、これからは自分のことを考える時間。

 

まだ自分のお墓については何も考えていないし、この先、自分がどうなるかもわかりません。そんなに時間の余裕はないかもしれないけれど、ゆっくり、そしてしっかりと考えたいと思います。

 

そう思って、最近エンディングノートも購入。今後いろいろなことを考えながら、ノートを埋めていく作業を進めたいと思います。

この記事を書いた人

むらた やすこ
Twitterアカウント→@marroncat
広告のコピーライターからライターに。ネコ好き。音楽好き。最近は生花を部屋に飾るのが日常になり、それが高じてボタニカルアートを習うことに。いつかそれを本にできたらと思っています。

「終活の相談窓口」では終活に関する様々なサポートを行なっております。

竹内

  • エンディングノートの書き方サポート
  • 終活に関するご相談(無料)
  • おひとりさまの終活サポート

終活に関するご相談は以下からお願いいたします。

無料で受けられる「終活ガイド初級」で、終活の基礎知識を学びませんか?

エンディングノートの細かな部分をしっかり理解し、”『エンディングノート』を通じて豊かな人生のお手伝いをする”やり甲斐、使命感を感じられる仕事『エンディングノート認定講師講座』については以下をご覧ください。

この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© 終活の相談窓口 , 2021 All Rights Reserved.