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形見分けで現金を贈るのはアリなの?受け取る際の税金は?贈り手・受け取り手のマナーについて

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記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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親しかった身内や大切な人が亡くなり形見分けをしようと考えたときに、誰に何を貰ってもらうのか?又は誰から何を受け取っていいのか考えたことはありませんか?

 

形見分けの際に「現金」を贈ることになったとしたら品物を贈るこということと同じ意味合いを持つのでしょうか?

 

今回は

  • 形見分けの意味とタイミング
  • 現金を送る際の注意点
  • 遺産分割扱いになるのか?
  • 贈る際と受け取る際のマナー

2つちえ解説しています。

 

形見分けで現金を贈ってもいいの?

形見分けには決まっている形式はありませんが、故人が普段使っていたものや大切にしていた品物を贈ることが多いのが現状です。

 

しかし、故人が生前に現金による形見分けを希望していた場合や、遺族が親族や故人の友人へ形見分けを贈りたいのに品物がない時、現金を形見分けとして使用することも可能です。

 

また、一般的なマナーとして贈ってもらう側が遺族に見分けを催促するのではなく、あくまでも形見分けを申し出てくれた遺族の意向を受け入れましょう。また、その土地や風習によっては現金での形見分けをよしとしない可能性もあります。慎重に考えて行う必要があります。

 

現金での形見分けをする際の注意点とは

品物ではなく現金での形見分けには注意するべきことが3つあります。

相続税・贈与税がかかるのか金額を確認すること

形見分けには現金だけではなく、宝石や絵画などの価値が高いものを一年間で合計110万円以上を受け取った場合、形見分けを受ける側に「贈与税」が課せられます。

 

また、形見分けの品物に50,000円を超える価値があるものは「相続税」の対象になるので、その際は遺産分割協議書に記載をする必要が発生します。

 

この事例にあてはまるのは品物による形見分けですが、現金での形見分けでは一人110万円までは贈与税はかかりません。

 

しかし「現金の形見分けの贈与税は10%かかる」ので、例えば120万円の形見分けを受け取ると贈与税は1万円となります。さらに、相続税は遺産の合計金額が3000万円までは非課税となります。

現金は基本的に全て相続人が相続するもの

故人の形見は遺産の一部として取り扱われます。

 

品物は「相続品」扱いとなりますが、故人が残した現金となると扱いが違ってきます。法律により、現金は全て相続人が相続すると決まっているからです。

 

現金での形見分けをする際は遺産分割(故人の財産を誰に分けるのかを決定すること)を行い、相続人の合意を得てから形見分けを行いましょう。

 

ただし、故人の希望による現金の形見分けには遺産分割を行う必要はありませんが、受け取る側の心情を考え、高額にならないように配慮が必要となります。

強引に押し付けない

現金以外の形見分けの場合もそうなのですが、いくら故人が受け取ってほしいと希望をしていたとしても本来の「形見分け」とは、プレゼントをするという意味ではありません。いくら故人と親しい間柄でも相手が受け取ることに抵抗感を表し、難色を示した際には無理に押し付けることは避けましょう。

 

また、故人から見て年上の方へ形見分けを贈ってはいけません。あくまでも形見分けとは、故人の家族や親戚、特に親しかった友人に限るものだからです。

形見分けで現金を贈る時のマナー&受け取る時のマナー

品物による形見分けをする際には特に決まったルールはありません。では、現金を形見分け贈る際には贈る側のマナーと受け取る側のマナーは何かあるのでしょうか。

現金を贈る際のマナー

形見分けとして現金を贈る際に、そのままむき出しで贈ることに抵抗を感じますよね。

 

この際は、柄のない白い封筒に現金を入れ、受け取っていただきたいという気持ちを一言添えてお渡ししましょう。

 

この際の書き方にルールはありませんが、失礼のない文章を心がけましょう。また、お渡しする金額は受け取る側へ精神的負担がかからないように配慮をしましょう。

現金を受け取る側のマナー

故人のご遺族から「現金による形見分け」のお話を頂いた際はその形見分けを受け取ることがマナーです。しかし、受け取ることができない理由があるのならば丁寧にお断りをしましょう。

 

現金での形見分けに抵抗があるのならば、そのお金を使って故人を偲ぶことができる物や、形として残る品物を購入することも故人への供養になるのではないでしょうか。

 

また、形見分けはプレゼントではないので特別なお礼を用意する必要はありませんが、ひとことでも構わないので、故人へのお悔やみの言葉や形見分けのお礼を遺族へ伝えると、双方ともに気持ちがいいかもしれませんね。

形見分を行うタイミング

形見分けを行う時期は特に決まった指定日はありませんが、仏教では四十九日法要が終了したあと、神道では三十日祭・五十日祭の後という「喪に服す期間」が終了してからとされています。

形見分けに適切な時期については、形見分けの適切な時期はいつ?形見分けする相手や注意点も解説にも記載しております。

宗教によっては形見分けの時期が決められている場合があります。形見分けを行う予定がある際は信仰している宗教へ問い合わせをしてみましょう。

故人が生前「自分の持っている品物を形見分けしたい、貰って欲しい人がいる」などという意思表示をしているのであれば、エンディングノートに自ら記入をしてもらうか、家族が書き留めて記録をしておくといいでしょう。

 

この方法は故人の遺志を尊重するためにも有効になりますし、実際に誰に何を受け取ってもらうのか整理をしながら行動に移すことができます。

エンディングノートの書きかた
エンディングノートについて詳しく知りたい方は→ エンディングノート関連記事一覧

相続放棄をしている場合は形見分けに参加することはできない

相続放棄とは、故人の相続人の権利を放棄したと見なされることです。

 

このことから相続放棄をした親族は現金での形見分けを受けとることができません。相続放棄をしているのに形見分けを受け取ると相続放棄が無効になる場合があります。

 

また使い古された品物などは「資産価値がないものは相続とはみなされない」というケースがあります。

相続放棄をしている立場での形見分けを行う際には必ず専門家に相談をしましょう。

形見分けは遺産分割扱いになる?

「遺産分割」とは、故人が残した相続財産を誰に何を分けるのかを決めることをいいます。

 

故人が愛用していた品物を形見分けするという行為は基本的には親族間で行います。しかし、故人の希望であるならば友人に貰っていただくのも有りでしょう。

 

また、故人が身近で使用していた品物の場合には遺産分割の対象にはなりませんが、高価なアクセサリーや時計など、財産価値が高額品として認められるような品物は遺産分割として扱うことを考えなくてはいけません。

 

まとめ:受け取る側の負担にならない金額を渡す配慮をしましょう

本来、形見分けとは故人が愛用していた品物を粗末にせず、家族や親戚、親しかった友人に受け取ってもらい故人を思い出し、偲ぶという意味を持ちます。

 

しかし形見分け自体は必ず行わなくてはならないということではありません。

 

さらに、現金や商品券などを形見分けとして贈るということは本来の意味と違ってしまいますが、故人の希望に沿っている場合や遺族がお世話になった方へのお礼としての現金や商品券による形見分けということであるのならば、受け取る側は「故人にとって自分は形見を受け取ってほしい」と思ってくれた対象なのだという気持ちを持つことも故人への供養になるでしょう。

 

また、現金をいただく際には贈与税も視野に入れて受け取りを考えてくださいね。

「形見分け」でお困りごとや相談がございましたら、気軽にお問い合わせください。

「終活の相談窓口」では終活に関する様々なサポートを行なっております。

竹内

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