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実家の生前整理|親の人生が前向きになる片付けの手順やコツ

 

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

記事監修者:一般社団法人終活協議会代表理事:竹内義彦

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久しぶりに帰省した実家がゴミ屋敷状態になっていた!?

意外とよくある話です。

 

ただ、よく考えてみてください。子供から見て、ごみに見えるモノでも、老後を過ごす親世代にとっては人生を共に過ごしてきた大切な資産だったりします。また、親自身はモノを所有したり、モノに執着することで、心の安定を保ちながら老後の暮らしを整えている場合もあります。

 

だ実家に帰省したついでに、子供の判断で親の所有品を処分してしまうのは親との関係を悪くしてしまう可能性も考えられますよね。

 

そこで今回は、実家を片付けるためのコツとポイント、生前整理についてお話します。

親の人生が前向きになる生前整理ってなに?

生前整理というと、人生が終わりに向かっていくために準備することだと理解していませんか?確かに、身の回りのモノを「いる」「いらない」と仕分けし、ごみ屋さんに回収してもらって、生活の一部として担ってきた馴染みのある家具も手放して…と考えると、マイナスのイメージになってしまう親世代は多いです。

 

本来の生前整理は、親世代がマイナスとなる心の負担を負うために行うものではありません。

 

しかし、何十年も溜め続けたモノを手放すのは、かなりの覚悟と勇気が親にとって必要です。だからこそ、子供が親と対話をしながら一緒に片付けができるならば、前向きに生きていくための片付けができるのではないでしょうか?

 

高齢になればなるほど、掃除しやすい環境を作ってあげることは、親にとって前向きに生きていくためのエネルギーとなります足元のあちらこちらにモノだまりができているモノを、手の届きやすい位置に配置してあげるだけでも、部屋の中が安心して暮らせる空間となります。

 

何よりもいいことは、気持ちが明るくなることです。

そんな暮らしを親が実現できるように、子供が親と一緒にできる実家片づけについて考えていきたいと思います。

 

実家の生前整理|片付け作業をするのが難しい6つのケースと理由

実家をとりまく社会状況が変わってきています。高齢となる親の実家を片付けることの難しさは6つのケースに分けて考えられます。次は、6つのケースごとに、どんな理由があるのかについて、お話していきたいと思います。

1.時代の流れが止まったままのケース

高齢になればなるほど、時代の流れが、どこかの年代でとまってしまっている方がいます。古き良き時代があった方ほど、現実の暮らしを受け入れられなくて、昔で止まったままになっているのです。

 

例えば、不平不満が多く、友人や子世代が寄り付かなくなってしまった親は、心の寂しさを埋めるために不要品を溜めこんでいく傾向があります。

 

つまり、親は多様化し、自由化している時代の流れについていけず、それが不平不満となります。たまに実家に帰っても、そんな愚痴を聞かされる子世代は、親からどんどん離れていきます。子供との交流がない寂しさや不安が、さらにモノに執着していきます。

 

時代が止まったままの親の場合、片付けよりも先に心の交流を子供の方から育んでみるほうがよいかもしれません。

2.もったいない世代のケース

モノを捨てることはもったいない・・・という時代に育った親世代。

 

お店で見た時は「便利そうだから」「よさそうだから」という理由で購入しても、家に持って帰ってくると「何かイメージが違う」ってケースありますよね。

 

そんな時、子世代は新品のうちにリサイクルショップを利用したり、友人にあげたりします。もしくは、「間違って買うのも社会勉強代」と思って、思い切って処分しますね。

 

しかし、もったいない世代は間違って購入したモノでも「もったいない」という理由で、押し入れの奥にしまい込んでしまうからモノが増える一方で、いつまでたっても片づけられません。

3.あふれるモノに振り回されているケース

100円ショップやコンビニ、24時間ネットショップ、テレビ通販など、外でも家でも簡単にモノが手に入る時代になりました。

心が元気な親世代なら、いらないモノを購入するなんてことはしません。

 

しかし、今は1人暮らしの高齢者も増えていたり、家庭内離婚状態の老夫婦も増えています。実家の親御さんでも当てはまる方もいるのではないでしょうか?心の隙間を埋めるために買い物でストレス解消している場合、モノが世の中にある限り、我慢ができないので、なかなか片付けることはできないでしょう。

4.ゴミ捨てを煩雑に感じるケース

何でも1つのゴミ袋に入れて捨てていた時代に比べると、どこの自治体でもゴミ捨てが分別化していて煩雑になりました。

 

高齢者はゴミとなるものをつ1つ1つ見比べて、「これは不燃ごみ」「これは紙ごみ」「これは普通ゴミ」と確認して対応することを億劫に感じて捨てられなくなっている方もいます。ましてや粗大ゴミなんて大変です。家の中から外へ出すだけでも億劫です。自治体によっては支援してくれるところもあるので、上手く利用されている高齢者もいます。

 

親がゴミ捨て自体を煩雑に感じてしまっているようならば、子供が一緒に教えてあげながら、業者さんを手配してあげるのも手です。

5.体力、気力が低下するケース

60代になると体力、気力ともに低下してくる親が多いですね。

 

もともと掃除片付けが嫌いな親だったら、なおさら掃除片付けなんてしなくなってしまいます。

終活を見越した実家片付けでおすすめな時期は50代。

 

子供と一緒に、親が主導となり、自らが老後の生活に必要なモノの量を調整するのに一番適している時期です。50代の親なら「いる」「いらない」の判断力も的確なので、前向きに生きて行くための整理がしやすいでしょう。

6.プライバシー意識が低下するケース

片付けしたい!と思う気持ちが発生するのは、人に見られているという意識があるからなんです。私たちでも「友達がくるから片付けしなきゃ」って張り切るときってありますよね?

 

しかし高齢者になると、ゴミ屋敷化してくる人が増えてくるのは、人から見られているという意識が低下してくるからなんです。

 

外見をおしゃれにしてお出かけしたい!という気持ちがなくなってしまうと、一気に老けこんでしまう女性がいますね。それと一緒。家の中はもともと見られていなくても、いつも見られている!と意識がある親なら大丈夫!そんな親なら、いつ人が訪れても恥ずかしくない!という気持ちを持っているので、掃除片づけのモチベーション維持するコツを知っています。

 

問題はプライバシーが低下して、外から見られている意識がなくなってしまっている親世代。

子供が親に「孫が安心して遊べて喜ぶよ」「人が集まりやすくなって楽しいよ」なんて言って、実家片付けをしてくれると家族が喜んでくれると感じてもらうのもいいのではないでしょうか?

 

次は、実家の生前整理を進めていくやり方についてお話していきたいと思います。

実家の生前整理|片付けのやり方

実家の生前整理は、自分の家の片付けや整理と同じだと考えてはいけません。あくまでも主役は親。ゴールは、親が安心して安全にいつまでも健康に暮らせる家であることが大切です。

 

実家の生前整理の片付け方法について解説していきます。

1.生前整理のゴールは親が「安心・安全・健康」に暮らせること

まちがっても雑誌に出ているようなオシャレな家をゴールにしないでください!

 

子供から見ると、いらないモノばかりで汚くても、親にとっては長年、暮らしてきた大事な家。実家片付けのゴールは、親が「安心・安全・健康」に暮らしていける家にしていくことです。

 

①安心につながる家とは?

例えば、メガネや入れ歯、杖、常備薬、お薬手帳や診察券、処方薬など・・・

毎日、親御さんが使うモノが使いやすい場所に置いている状態をいいます。

毎日、使うモノがいらないモノとまみれて、「ない、ない」というような家では安心して暮らせませんよね?

②安全につながる家とは?

モノがそこらじゅうに散乱していて、足の踏み場もない家では危険です。高齢者の転倒事故は、自分の家の不要品でつまずいて転び、寝たきりになっているケースが案外、多いものです。

 

毎日、親御さんが使っているトイレから寝室までの動線や、リビング⇒キッチン⇒玄関までの動線で、余計なモノが床に置いていないかをチェックしてあげることが大切です。

 

もし、余計なモノがあったら、「ここに置いていると、つまづいてケガするから、○○に移動させておくよ」と一言添えて、その場から移動させてあげるのが親切です。

③健康に暮らせる家とは?

モノが多い高齢者の家はモノをどかしたときにウジがわいていたり、ゴキブリ、ネズミがたくさん住んでいます。また、カビだらけになっていることも多いです。

そんな家で、親は健康に暮らすことはできません。

 

実家の生前整理では、親が安心・安全・健康に暮らせるような家になることをゴールにしていきましょう。

2.片づけの主人公は親

実家の片づけを親と一緒にしていると、ついつい子供が口や手を出し過ぎてしまい、ケンカになるケースもあります。もしくは、親が落ち込んでしまうことも。「どうせ着ないんでしょ」とか「使ってないなら捨てるよ」とか、ついつい子供が言ってしまうことってあります。

 

親の家だから片づけの主人公は親。

 

面倒くさくても「こっちとこっち、どちらがいい?」とか、「これは何?」って必ず聞いてあげること!

そんな些細な親子のコミュニケーションが実家片づけを成功させます。

3.親世代に「捨てる」は言わないこと

親世代は「捨てる」という言葉に異様に反応します。子供が捨てることにこだわればこだわるほど、親は捨てなくてもいい理由を一所懸命、探そうとします。だから、実家片づけをするときは「一時保管箱」を準備することをおすすめします。

 

綺麗な段ボールや袋をたくさん準備しておき、「いる」「いらない」の判断がすぐにつかないモノは、すべて「一時保管箱」に収納していきます。

この一時保管箱は、おそらく一生、開けないものとなりますので、物置部屋となる部屋にひとまとめにして置いておくとよいでしょう。

 

親は捨てていないという安心感とともに暮らせるうえに、日常的に使用する動線内に侵入していないので安心・安全・健康に暮らすことができます。

4.片づける順番をチェック

実家の片づけは、自分の家を片付ける順番と一緒と考えてはいけません。実家の片づけでは片付ける順番が大事です。

高齢者の場合、思い入れの少ない場所から片付けることがおすすめ!

 

こちらで推奨している実家片付けをするときの順番を書いておきますね。

 

  1. 減災、防犯、避難動線を確保するための片付け
  2. いなくなっている子供部屋の片付け
  3. 内玄関⇒廊下⇒トイレ周辺⇒階段の動線を確保するための片付け
  4. タンスの上、クローゼットの上、食器棚の上の片付け
  5. 使っていない健康器具の片付け
  6. キッチン(吊るし収納は危険!)
  7. 寝室
  8. リビング
  9. 洋服
  10. 趣味のモノ、書斎
  11. 本、雑誌の片付け
  12. 紙類の片付け
  13. 貴重品の片付け
  14. 思い出の品

押し入れやクローゼット、食器棚の中はどうするの?って思われた方いませんか?

 

実家片付けの場合、安心・安全・健康に暮らすことがゴールなので、収納しているモノについては後回しにします。余力があればやる!という感じでよしとします。

5.親世代が処分しやすいモノのリスト

モノにあふれた実家に行った途端、何からやっていいのか迷ってしまったら、親世代が処分してもいいよ・・・と言ってくれやすいモノをリスト化しておきます。

「これは何?どうする?」って言葉がけだけは大切にしてくださいね。

 

  • カビの生えた寝具やじゅうたん、座布団
  • 期限切れの防虫スプレー、薬
  • 子供が使っていた参考書、ノート、テスト類
  • 壊れた家電
  • 使えない健康器具
  • 動かない扇風機やストーブ、ミシン
  • 子供が使っていた楽器
  • 古いカタログや期限切れのチラシ
  • 賞味期限切れの食品

まとめ:実家の生前整理|親の人生が前向きになる片付けの手順やコツ

日本全国どこにいても安全とはいえない状況です。

 

感染症だけではなく、地震や台風、集中豪雨などの被害も年々、深刻化し心配なことは尽きませんが、まずは身の回りが片付いていなければ何も始まりません。

一時保管箱を上手く活用して、親御さんが無理に捨てるというプレッシャーをなくしてあげましょう。親御さんの動線内にある不要品を一時保管箱に移動することで、安心・安全・健康な暮らしが実現します。実家片づけを通して、親子のコミュニケーションをぜひ楽しんでくださいね!

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