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自分で遺品整理をしたい!具体的な手順や方法、注意すべきことについて解説

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家族や親族が亡くなったら、心に穴が空いたような日々を過ごす遺族の方は少なくありません。

 

供養のために葬儀は終えたものの、気持ちの整理ができず、遺品までは手がつけられない……というのも当然です。

 

けれども遺品整理は故人に向き合い、供養の面でも大きな意味を持ちます。あなたの大切な人が遺したものをきちんと整理してあげたいですよね。遺品整理のやり方がわからず困っている方、悩んでいる方に向けて具体的な手順と方法を解説します。

遺品整理とは?何から始めればいい?

遺品とは、故人が遺したもの、ゆかりのものをいいます。その遺品を処分したり、片付けたりするのが遺品整理です。

 

ただ、遺品といってもその範囲は多岐にわたります。例えば故人が身につけていた服も「遺品」ですし、所有していた財産も「遺品」になります。言葉通りに「片付ける」だけでなく、故人が結んだ契約を解約する、形見分けや相続の手続きを行うのも遺品整理に含まれます。

遺品整理は目に見える形でものを片付けるだけでなく、遺された人たちが故人をしのび、思い出を語らう機会をもたらしてくれます。つまり、遺族自らかが心の整理をつける意味でも、遺品整理は大事な役割を担っているといえるのです。

遺品整理のスケジュールを作成しよう

遺品整理を行う前に、作業計画やスケジュールを決めましょう。故人の遺したものや量にもよりますが、場合によっては延々と終わらないことも考えられます。

故人が暮らしていた場所が賃貸物件や施設であるのなら、退去期限を考慮しなければなりません。

いつまでに退去するのかを確認し、逆算して遺品整理のスケジュールを決めましょう。次の2点を明確に決めておくとわかりやすく、終了のめども立ちやすくなります。

1.いつまでに終わらせるか(具体的な日程)

2.どの作業をいつ行うのか(○月○日に~を整理など)

故人が所有する物件(一軒家など)で暮らしていたケースでは、退去期限を気にする必要はありません。1つ1つの品々にゆっくり向き合い、心の整理をつけてもいいでしょう。

 

しかし、「早く形見分けをして整理をつけたい」と考える遺族もいます。また契約によっては早急に手をつけるべきものもあります。自宅での遺品整理は急ぐ必要はないですが、最低限、優先すべき遺品整理を確認しておくことをおすすめします。

他の親族への連絡も忘れずに行う

遺品整理は自分だけで行わないようにしましょう。故人に関わりのある親族や身内とすべての思いが一致するとは限りません。自分にとって不要なものでも、他の親族にとっては大事な遺品であることもあるからです。

 

加えて遺品の中には、資産価値を持つものもあります。資産価値のあるものは相続に影響してきますから、勝手に処分するとトラブルになりかねません。親族にきちんと連絡し、日程を調整した上で遺品整理を行いましょう。

契約の解約、解除を確認する

遺品整理で難しいのは、目に見えない遺産があるという点です。生きている間に、人はいろいろな契約を結んで暮らしています。

 

そういった契約の1つ1つを確認し、死亡を届け出たり、解約申請を行ったりする必要があります。手続きを行う項目をリストアップして、何をするべきか確認しておくようにしましょう。

【手続き解約の一例】

  • 公的機関で発行しているものを返納
    免許証(最寄りの警察署または運転免許センター)やマイナンバーカード(市区町村)パスポート(各都道府県の申請窓口)などで手続き
  • 年金の手続き
    年金事務所もしくは街角の年金相談センターに受給権者死亡届(報告書)を提出
  • 電気、ガス、水道など公共料金や携帯電話
    支払いを確認し、契約者名と支払い方法の変更、もしくは利用廃止手続きを取る
  • デジタル遺品の確認
    有料サイトや会員制サイトに登録していないか確認し、必要であれば解約手続きを取る

遺品整理に最適な時期はいつ?

遺品整理を行うためにスケジュールを立てるとしたら、適した時期はあるのでしょうか。

 

先ほども少し触れましたが、故人が賃貸物件や施設で暮らしていたケースでは、荷物を置いておくだけでも新規の家賃が発生します。退去の時期を考慮入れて進めていかなくてはなりません。

 

物件や管理会社ごとに条件が異なるケースもありますので、まずは賃貸借契約書を確認しましょう。その上で、できる限り新規に家賃が発生しないような計画で遺品整理を進めます。

場合によっては、来月分の家賃を支払い、ゆっくり整理するのも一つの手です。

持ち家の場合は、そこまで急ぐ必要はありません。

 

仏式において故人が仏となる四十九日を区切りとし、忌明けに開始するという認識の方も多いようです。法要で親族が集まる機会を持てるため、遺品について話し合いもしやすいからです。

 

とはいえ、忌明け後にするというルールは存在しませんから、気持ちの整理がつくのなら葬儀後すぐに行っても問題ありません。また、人が亡くなると、相続が発生します。納税期限は「故人の死亡から10カ月以内」と定められています。

 

遺品の中から資産価値のあるものが出てくる可能性もあります。相続の有無を確認する面でも、遺品整理を行う期限は区切っておくといいでしょう。

自分で遺品整理を行う前に準備しておきたいもの

遺品整理は掃除も兼ねています。汚れてもいい服装で臨みましょう。

 

またチリやゴミに備え、マスクをしておくのがおすすめです。危険なものを踏んだり、さわったりする可能性もありますから、スリッパなどの室内履き、軍手を持参します。

 

マンションやアパートなどで遺品整理を行うのであれば、運搬するための台車があると便利です。その他、遺品整理の際にあると助かるグッズや資材は次のようなものです。

 

足りないものは当日購入してもいいですが、できる限り前もって用意しておくと◎。また自らゴミ処理場に搬入する際に備え、運搬用の軽トラやワゴン車を手配しておくといいでしょう。

 

ホコリやチリを巻き込んで気分が悪くなることも考えられますから、お茶やスポーツドリンクなども持参します。

遺品整理を行うための具体的な手順

準備ができたら、いよいよ遺品整理に取りかかります。遺品整理をスムーズに進めるための、具体的な手順をご紹介していきます。

①遺しておきたい必要なものと不要なものを分類する

最初に遺品の中で取っておきたいもの、不要なものを大まかに分類します。

 

ご家庭によって判断基準は異なりますが、一般的には次のような分類をします。

【重要な書類や価値のある貴重品】

【市場価値ではなく遺族にとって価値ある品】

【不要なもの、処分する予定のもの】

【判断のつかないもの】

処分するか迷う品物は保留にしておく

②遺品を形見分けする

分類の結果、遺しておくものの中から、形見分けを行います。親戚はもとより、遺品整理の場にいない故人の友人にも形見分けをします。

 

故人の友人・知人に形見分けをする際には、事前にその旨を伝えておくといいでしょう。

あまり高価な品物を形見分けすると贈与税の対象となりますので注意が必要です。

思い出の品とはいえ、ホコリのかぶったものを形見分けするとかえって迷惑をかけることにも。きちんと手入れした上で贈りましょう。

資産や価値にあるものを分ける場合

資産や価値のある遺品や不動産については安易に処分することはできません。

 

遺言状に記載がある場合は、そちらが故人の意志になります。遺言状がない、処分の記載がない場合は、相続の権利を持つ家族や親族間でよく話し合って決めます。売却した場合の利益をどうするのかも事前に話し合っておきます。

③不要な品物を処分する

遺品を分類して不要になった品の処分するケースでは、以下のような方法があります。

1.ゴミとして処分

分類の結果、不要だと判断したものは自治体のルールに沿ってゴミとして処分します。

 

可燃や不燃、粗大ゴミ、資源ゴミ等に分別します。遺品整理の不用品はかなりの量になることも多いですから、通常と同じゴミの出し方では迷惑になるケースも。

 

持ち込みを許可している自治体であれば、有料で受け入れてくれるケースもありますから、確認してみましょう。

 

またエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機や衣類乾燥機は、家電リサイクル法の対象品です。リサイクル料金を支払って、製品を購入したお店に引取りを依頼します。購入店が不明であれば、故人の住んでいた自治体に要確認です。

2.リサイクルショップ、不用品買取業者に引き取ってもらう

未使用なもの、価値のあるものはリサイクルショップや不用品買取業者に引き取ってもらいます。

 

少し手間となりますが、ネットオークションやフリマアプリでの販売を検討してもいいでしょう。処分と買い取りの両方に対応している遺品専門の業者もあります。

自分で遺品整理を行う場合のメリットとは

大切な故人の遺品です。できる限り自分たちで遺品整理を行いたいと思うのは、遺族のごく自然な感情でもあります。自分で遺品整理を行うメリットは以下のようなものです。

故人との思い出を振り返り、気持ちの整理がつく

遺品整理は故人と向き合う時間といえます。思い出の品々に触れ、悲しむことは気持ちの整理にもつながります。遺族が前を向いて生きているための有効な行為ともなります。

納得の行く形で整理できる

故人をよく知る者が遺品整理をするのですから、品物を1つ1つ確認でしながら行えます。後悔なく整理することが可能です。

金銭的な負担がない

遺品整理は大変な作業です。

 

遺品整理専門の業者も多数存在していますが、依頼にはそれなりの費用が発生します。親族だけで行うと費用はかかりません。

自分で遺品整理を行う場合に注意したいポイント

一方で、遺品整理は大変な作業に違いありません。自分たちだけで行う時には注意点もあります。

手間と時間がかかる

業者と違い、作業に不慣れなため遺品整理に時間がかかります。

 

思い出を確認しながらでは、なかなか作業が進まないケースも出てきます。

精神的、肉体的ダメージが少なくない

仕事や家事など日常生活を営みながらの遺品整理は肉体的な負担が大きいものです。遺品に向き合うことで悲しみが深まり、精神的なダメージとなる場合もあります。

近所迷惑となる

素人には難しい作業も多く、騒音等ご近所トラブルに発展しかねません。作業前に挨拶し、一言「ご迷惑をおかけします」と伝えておくといいでしょう。

まとめ:自分で遺品整理をしたい!具体的な手順や方法、注意すべきことについて解説

故人の死から立ち直る間もなく遺品整理に取りかからなくてはならず、困惑してしまう方も多いかも知れません。しかし遺品整理は、故人との思いに向き合う大切な時間でもあります。気持ちや時間に余裕があるのであれば、自分で取り組んでみてはいかかでしょうか。

 

取りかかってみて難しいと感じたなら、無理せずに遺品整理業者に依頼することも検討してもいいでしょう。

 

どういった遺品整理を行うのであれ、自己判断で進めないよう気をつけましょう。きちんと親族と話し合い、各々が納得行く形で遺品整理を進めていきましょう。遺品整理は悲しみを乗り越え、前向きに生きていく糧となるはずです。

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