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ケアマネジャーとはどんな仕事?なり方や資格取得までの流れを解説!

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介護業界において重要な役割をになうケアマネジャー。介護の道を目指している人ならば、1度は聞いたことのある職種でしょう。一方でケアマネジャーのことをよく知らない人からしてみると、「ケアマネジャーとはどんな仕事をする人なのだろうか」と思うかもしれません。

 

今回は、ケアマネジャーの業務内容をくわしく説明します。そのほか、ケアマネジャーのなり方や資格取得までの流れをまとめました。

ケアマネジャーとは?

ケアマネジャーとは、2000年に定められた介護保険制度(※①)にそって、介護を必要とする人や家族のサポートをする職業のことです。

 

ちなみにケアマネジャーの正式名称は介護支援専門員といいます。また「ケアマネージャー」と表記されることが多いですが、正しくはケアマネジャーです。

※①介護保険制度:近年の日本では、少子高齢化がすすんでいます。それにともない、高齢者介護を社会が一体となってささえるシステムが求められてきました。その結果、2000年に介護保険制度が誕生しました。

(参考:WAM NET

どのような現場で求められている資格なのか

年齢区分別の割合をみると、9年に65歳以上人口(15.7%)が0~14歳人口(15.3%)を上回り、30年は65歳以上人口(28.1%)が0~14歳人口(12.2%)の2.3倍となっています。また、27年には75歳以上人口(12.8%)が0~14歳人口(12.5%)を上回りました。

(引用:総務省統計局

上記の統計データからも読みとれるとおり、昨今の日本では少子高齢化が急速にすすんでいます。その影響により、介護を必要とする人も年を追うごとに増加しているのです。

 

とはいえ、介護サービスの種類はいくつもあります。いざ介護が必要になったとき、どのサービスを選べばいいのか、どこに相談すればいいのかと迷う人もお見えでしょう。

 

ケアマネジャーは、これから介護を必要とする人やその家庭に求められている職業です。

ケアマネジャーの活躍の場は?

ケアマネジャーとしての働きかたは、大きく分けて4つあります。

  • 居宅ケアマネジャー
  • 施設ケアマネジャー
  • 地域包括支援センターマネジャー
  • 主任ケアマネジャー

居宅ケアマネジャー

居宅ケアマネジャーは、居宅介護支援事業所が職場です。介護サービスを受けている人の自宅を月に1回は訪問し、利用者の体調やメンタルヘルスを確認します。

 

また、利用者の生活とサービスとがマッチしたケアプランを作成するのも仕事です。ケアプランは何度となく調整し、利用者にかかわる専門職(介護士や医師など)同士が連携をとれるように手配します。

施設ケアマネジャー

施設ケアマネジャーは、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や介護老人保健施設、介護医療院、介護療養型医療施設、介護つき有料老人ホームなどで勤務します。

 

業務内容は、入所者のケアプランを作ったり新しくしたりするのがメインです。入所希望者の健康状態や日常生活での様子を把握し、施設で生活していくにはどのようなケアプランが適しているのかを考えます。

 

ケアプランの完成後、利用者や利用者家族の同意を得られたら、次のステップです。利用者は介護事業所に入所し、日々の生活をおくります。一方で施設ケアマネジャーは、利用者1人ひとりの生活状況を確認し、臨機応変にケアプランの修正・更新をおこなうのも業務の範囲内です。

地域包括支援センターケアマネジャー

地域包括支援センターとは、2005年に介護保険法が改正されたあと創設された公的機関です。市町村および市町村から委託を受けた社会福祉法人や医療法人などが運営しています。

 

当該施設には保健師、社会福祉士、ケアマネジャーが在籍し連携を取りあいながら地域住民のサポートを実施。つまり地域包括支援センターとは「介護」「医療」「福祉」3つの分野を全体的に支援する施設です。

 

地域包括支援センターで働くケアマネジャーは、地域に住んでいる人からのあらゆる相談に耳をかたむけ、適切な支援方法を提案します。

主任ケアマネジャー

主任ケアマネジャーは、ケアマネジャーに対し指導やアドバイスをする立場です。ほかにも地域包括支援センターにおもむき、地域住民をサポートします。

 

上記のとおり主任ケアマネジャーは、一般ケアマネジャーの上に立ち、全体をまとめる役割をになっているのです

 

主任ケアマネジャーになるためには、ケアマネジャーの資格を保有していなければなりません。しかし資格をもっていれば、誰でも主任ケアマネジャーを目指せるわけではないのです。昇格条件として、主任介護支援専門員研修を修了する必要があります。受講者資格は下記のとおりです。

  1. 専任のケアマネジャーとしての実務経験が通算で5年(60ヵ月)以上ある人
  2. ケアマネジメントリーダー養成研修を修了し、専任のケアマネジャーとしての実務経験が通算3年(36ヵ月)以上ある人
  3. 主任介護支援専門員に準ずる人として、地域包括支援センターに配置されている人
  4. ケアマネジャーの業務に関して十分な知識・経験を持ち、都道府県によって受講を認められた人

(引用:みんなの介護求人

※主任介護支援専門員研修の内容や実施方法、日程などは都道府県ごとに異なります。

ケアマネジャーになるメリット

メリット1:利用者さんやその家族に感謝され、やりがいにつながる

ケアマネジャーになると、利用者やその家族と密接にかかわる機会が増えます。具体的には利用者のケアプランを考えたり、その家族と会話をかさねたうえで適切な介護サービスを提供したりなどです。

 

ケアマネジャーの提案したケアプランにより、以前よりも利用者が自立した生活を送れるようになると、大きな喜びを感じられるとよく耳にします。

 

またケアマネジャーになると、日頃から利用者を支えている家族にも感謝されることがあり、それがやりがいにつながることもあるでしょう。

メリット2:介護のみならず医療の専門知識が身につく

ケアマネジャーは介護保険制度や介護サービスを学ぶほか、医師と連携をとる場面もあるため医療の知識が身につきます。つまり介護のプロでありながら、ほかの分野に関しても詳しくなるのです。

 

介護や医療などの専門的な知識が増えると、利用者や家族に信頼されるだけでなく、将来自分や大切な人の身に、もしものことがあった際に役立ちます。

メリット3:ほかの介護職にくらべ夜勤が少ない(例外あり)

基本的にケアマネジャーの業務(事務作業や利用者の自宅に訪問するなど)は、朝から夕方にかけて行うことが多いです。そのため看護師のように、夜勤があることはほぼありません。

※勤務する施設によります

また自分で予定を組むため時間調整がしやすく、子どもの用事に合わせて動くことも比較的可能だといえます。

メリット4:資格取得により手当がつく

介護支援専門員の資格を取得すると、職場から資格手当が支給されます。

ケアマネ手当(資格手当)は、コメントを寄せていただいた12人のコメントでは、3,000~3万円と10倍もの開きがあったが、平均値をとると、約15,000円だった。

(引用:わかるかいご

毎月もらっている給料にケアマネ手当がプラスされるのは、大きなメリットといえるでしょう。

 

わかるかいごによると、現役ケアマネジャーのなかにはケアマネ手当のみならず、役職手当をもらっている人もお見えです。

ケアマネジャーになるデメリット

デメリット1:コミュニケーションが苦手な人には厳しい職業

ケアマネジャーは、利用者やまわりの人とコミュニケーションをとりながら適切なケアプランを作成します。そのため人と人とのコミュニケーションが苦手な人だと、ケアマネジャーとして活躍するのは厳しいかもしれません。

デメリット2:資格更新のために研修と費用が必要である

ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格は、5年ごとの更新制です。更新時には研修を受けるのですが、その際に費用を支払います。

社会福祉法人 広島社会福祉協議会 社会福祉研修センターによると、更新にかかる費用は以下のとおりです。

更新(専門)研修【研修課程Ⅰ】
(実務経験対象者)
56 時間 次のいずれかに該当する者
(1)実務従事者で就業後 6 か月以上の者
(2)介護支援専門員証の有効期間中に、実務経験があって、有効期間が概ね1年以内に満了する者
5月~7月 受講料34,000円 (一社)広島県介護支援専門員協会
更新(専門)研修【研修課程Ⅱ】
(実務経験対象者)
32 時間 次のいずれかに該当する者
(1)実務従事者で就業後 3 年以上の者
(2)介護支援専門員証の有効期間中に、実務経験があって、有効期間が概ね1年以内に満了する者
7月~9月 受講料24,000円
主任介護支援専門員研修 70 時間 専門研修課程Ⅰ及びⅡの修了者で
実務従事期間 5 年以上の者等
7月~1月 受講料62,000円
主任介護支援専門員更新研修 46 時間 主任介護支援専門員研修修了証明書の有効期間が2年以内に満了する者等
(3年間の経過措置あり)
12月~2月 受講料38,000

(引用:社会福祉法人 広島社会福祉協議会 社会福祉研修センター

資格の有効期限を更新するのに研修が必要とはいえ、数万円の受講料は痛い出費です。

デメリット⑶ときには業務時間外に呼びだされることがある

ケアマネジャーとして勤務していると、ときには業務時間外に職場や利用者などから呼びだされることがあります。

 

勤務先によっては多忙をきわめる可能性があるため、自身の体調管理にはくれぐれも気をつけなければいけません。

ケアマネジャーの仕事内容

ケアマネジャーは介護や公的サポートを必要としている人たちが、適切なサービスを受けられるよう、以下の仕事をこなします。

1:利用者の声に耳をかたむける

ケアマネジャーには介護業界の専門家として、介護サービスの内容を説明する義務がありますですがそれ以前に、利用者の声に耳を傾けることが重要です。

 

なぜならその人に適したケアプランを作成するには、利用者本人およびご家族の状況を詳細に記録しておく必要があるからです。そのためケアマネジャーは、介護や支援を受けたい利用者やその家族と顔をあわせて聞き取りをおこなうのです。

 

ちなみにケアプランの内容は、定期的に調整します。

2:ケアプランを作成する

ケアプランとは、どの介護サービスを利用するかをまとめた計画のことです。利用者の体調やまわりの環境を考慮したうえで作成します。

 

ケアマネジャーは利用者と相談しながら、

「自立した生活を送れるようになる」

「本人が毎日をたのしく過ごせるようになる」

などの目標をさだめ、そのあと実際に達成できるよう計画をたてるのです。

 

ケアプランを作成したら、サービスを提供する事業所に依頼します。つまりケアマネジャーは利用者と事業所との橋渡しの役割をになっています。

3:要介護認定の調査をおこなう

ケアマネジャーは、要介護認定(※②)を受けている人の自宅を訪問するのも仕事です(要介護認定の調査)。訪問時に、利用者の健康状態やメンタルヘルスなどに支障はないかを確認します。

 

要介護認定の申請や更新は基本的に、利用者もしくはその家族が行政窓口にておこないます。しかし、事情により申請が困難な場合はケアマネジャーが申請を代行することもあるのです。

※②要介護認定:介護保険サービスを希望する人に対して「どの程度の介護を必要としているのか・どんなサービスを受けるべきなのか」を判定するためのもの。要介護認定調査は、市町村から委託されたケアマネジャーが実施することが多いです。

介護保険に入っている人は、要支援1〜5までの7段階ある介護度により受けられるサービスが違います。

 

ちなみに利用者の介護度は、1次判定と2次判定のあとに決定されます。1次判定では、調査結果や主治医の意見をとりいれたうえでコンピューターをもちいて判定。その後2次判定には、保険や福祉、医療の専門家とともにケアマネジャーも参加します。

4:給付管理業務をおこなう

ケアマネジャーは、支給限度額(※③)のチェックや利用者負担額の計算も担当します。ほかにサービス利用表や給付管理票の作成、提出もケアマネジャーの業務範囲です。

※③支給限度額:サービス利用料は、給付金と利用者の負担(1〜3割)によってまかなわれます。

ケアマネジャーはサービス事業所が給付を受けとれるよう、必要書類を作成したあと、健康保険団体連合会に提出する義務があるのです。

ケアマネジャーになるには、介護支援専門員の資格が必要!

 

ケアマネジャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格しなければなりません。

 

ただし同試験は一般的なテストとはちがい、誰でも受けられるわけではないのです。都道府県ごとに決められた受験資格のある人のみが、この試験を受けられます。例として東京都のケースを見てみましょう。

  1. 特定の国家資格をもっている人
  2. 生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員の業務に従事する人

1と2の期間があわせて5年以上であり、かつ、当該業務に従事した日数が900日以上であること

特定の国家資格とは以下のとおりです。

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士(管理栄養士含む)、精神保健福祉士

(引用:ekaigo with

また東京都福祉保健財団が、公式に発表している注意事項をまとめました。

  1. A に該当する者の当該業務従事期間は、当該資格の登録日以降の期間であること
  2. A の資格を有していても、要援護者に対する直接的な対人援助ではない業務(教育業務、研究業務、営業、事務等)を行っている期間は、実務経験には含まれない
  3. 受験資格に該当する業務であることを確認するために添付書類が必要な場合がある
  4. 同一期間に重複して複数業務に従事した場合は通算できない(また、1 日に2 ヶ所で業務に従事した場合、従事日数は1 日とする)

(引用:東京都福祉保健財団

    受験資格はお住まいの都道府県によって異なるため、必ず受験前にご確認ください。

ケアマネジャーになるまでの流れ

    ケアマネジャーを目指すには、どのような手順をふめばいいのでしょうか。画像であらわすと下記のとおりです。

高校
大学|短大|専門学校
特定の国家資格を保有し、5年以上かつ900日以上の実務経験
介護支援専門員実務研修受講試験
介護支援専門員実務研修
ケアマネジャー

流れをさらに詳しく解説します。

⑴学校を卒業後、国家資格を必要とする職業に従事する

高校と大学(もしくは専門学校)を卒業後、看護師や社会福祉士などの国家資格を必要とする職業につきます。その後5年以上かつ900日以上の実務経験をこなすのが、ケアマネジャーの試験を受けるための条件です。

⑵介護支援専門員実務研修試験を受ける

ケアマネジャーの試験(介護支援専門員実務研修試験)は、都道府県ごとに実施されます。そのため試験会場によって手続きの仕方は異なりますが、多くの場合5〜8月ごろが申しこみ期間です。

 

開催期間と同様、受験費用も県ごとによります。およそ8,000〜15,000円程度です。

 

試験は年に1度、10月ごろにおこなわれます。試験時間は10〜12時までで、全60門のマークシート方式のテストです。試験内容は「介護支援分野」で25問、「保健医療福祉サービス分野」で35問あります(※実技・論文試験は無し)。

 

ケアマネジャーの試験はそれぞれのジャンルにおいて7割以上の正答率が合格ラインです。

ちなみに2018年の合格率は、10.1パーセントと結果がでており困難をきわめています。

 

⑶介護支援専門員実務研修の受講

資格試験を終えると、12月ごろ試験結果が自宅に郵送でとどきます。場合によっては、実施団体のホームページ上で合否を確認できる場合もあるため、あわせてご確認ください。

 

無事試験に合格すると、つづいて介護支援専門員実務研修を受けます。研修時間はトータルで87時間。前期・後期の研修15日間と、実習の3日間が設定されています。

⑷ケアマネジャーに!

すべての実務研修が終わると、晴れてケアマネジャーに!

研修修了後、3カ月以内に介護支援専門員の登録申請をおこないます。

およそ1カ月後に介護支援専門員証が発行されると、ケアマネジャーとして勤務が可能です。上記のステップをふむことで、ケアマネジャーになれます。

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まとめ:ケアマネジャーとはどんな仕事?なり方や資格取得までの流れを解説!

ケアマネジャーの仕事内容やなり方、資格取得までの流れをお伝えしました。

 

今後高齢者がさらに増えると予測されている日本において、ケアマネジャーの存在は欠かせません。ゆくゆくはキャリアアップを目指しているならば、ケアマネジャーの資格取得を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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