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祖父母が育児参加するメリット・デメリットと世代間ギャップを乗り越える方法

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共働きの家庭が増え、祖父母も育児に参加して子育てを助けていこう、という世間の風潮が目立つようになりました。

育児を助けてもらえるのはありがたいことですが、祖父母が育児をしていたのは何十年も前の話です。そのために「本当にわが子の育児を任せても大丈夫だろうか?」と不安になることもあるでしょう。

 

そこでこの記事では、祖父母が育児参加することでどのようなメリットやデメリットがあるのかをまとめました。

祖父母に育児をどの程度助けてもらうか迷っている方は参考にしてみてください。

また、育児の世代間ギャップや価値観の違いを乗り越える方法もあわせて紹介しています。

 

目次(この記事は以下の順番で構成されております)

  • 祖父母が育児参加することのメリット
  • 祖父母が育児参加することのデメリット
  • 共働きの場合、子育てをどの程度祖父母に頼る?丸投げがNGなのはなぜ?
  • 祖父母と子育ての方針が合わないときの対処法
  • まとめ:祖父母が育児参加するメリット・デメリットと世代間ギャップを乗り越える方法

祖父母が育児参加することのメリット

祖父母の育児参加は、親、孫、祖父母それぞれにメリットをもたらしてくれます。

それぞれの立場からどのようなメリットがあるか確認してみましょう。

「祖父母の育児参加」親が得られるメリット

祖父母が育児参加することで親が得られるメリットには、

といったことが挙げられます。

 

育児をしていると、子どもの相手に時間を取られるだけでなく、家事も膨大な量をこなさなければなりません。

体力面でも精神面でも負担が大きいため、親である夫婦だけで対応していると、ときに綱渡りのような生活になってしまうこともあるでしょう。

そのような状況が続く毎日は、親の不安につながります。

 

その一方で、「何かあったときには祖父母が助けてくれる」という前提があれば、親の不安を大いにやわらげることができます。

家事を手伝ってもらったり、子どもの面倒を見てもらえたりすることで、気持ちや体力に余裕も生まれるのではないでしょうか。

余裕のある状態で子どもと接することができるので、育児の質があがりそうですね。

 

また共働きであれば、子どもの病気や残業にどう対応するか、とても頭を悩ませるところです。親だけで対応するのには限界があり、働き方の見直しなどが必要になる場合もあります。

子どもの看病や保育園へのお迎えを、「いざとなれば祖父母に頼める」というのは、とても心強いものです。

「祖父母の育児参加」孫が得られるメリット

祖父母が育児参加をすると、孫にとっては次のようなメリットがあるでしょう。

 

核家族であれば、子どもにとって無償の愛を注いでくれる存在は親しかいません。しかしそこに祖父母が加わることで、親以外の人からも愛情を注いでもらえるという経験ができるのです。これが子どもの安心感につながり、情緒が安定することが期待できます。

 

さらに、祖父母と過ごす時間が長くなることで、親以外の人の考え方や物の見方を知るようになります。

さまざまな価値観にふれることで視野が広がり、幼いころから世の中の多様性を感じながら成長できることは、大きなメリットです。

 

また、祖父母との交流が増えることで高齢者への理解が深まります。年をとると身体機能や体力が衰えることを知り、高齢者に対する思いやりの気持ちを理解できるようなるのではないでしょうか。

「祖父母の育児参加」祖父母が得られるメリット

祖父母が孫の育児に参加するようになると、祖父母自身にもメリットがあるのです。

 

祖父母が快く孫の面倒を見てくれるのは、孫がかわいいから、という理由だけではありません。

例え孫ができても、子どもはいつまでも子ども。育児をがんばっている子どもを助けたいと思うからこそ、孫の世話も手伝ってくれるのです。

 

孫の世話を手伝うということは、子どもの力になれているということで、祖父母の喜びにつながります。

 

また、高齢の方が「若い人と話すと力をもらえる」と話しているのを聞いたことはありませんか?

孫を持つような年齢になると、幼い子とか関われるだけで元気をもらえるという方が多いのです。

子どもと過ごしているとたくさんのことを気付かされますが、それは祖父母にとっても同じ。年の離れた子どもと一緒に過ごすことは刺激的で、日々の生活がガラッと変わることでしょう。

 

孫の育児に協力していると、社会とのつながりが増えることも大きなメリットです。

保育所の送迎、習い事の送迎、公園へ遊びに連れていくなど、育児をしていなければ関わりのない場所は多いものです。子どもを連れているだけで、声をかけてもらうことも多くなります。

 

特に定年退職後は社会とのつながりが減りがちですから、育児をとおして関わる人が増え、生活にハリがあると感じられるようになります。

祖父母が育児参加することのデメリット

祖父母が育児参加をするとメリットがたくさんありますが、その一方でやはりデメリットもあります。

デメリットをしっかりと確認した上で、どんな対策ができるか考えてみるといいですね。

「祖父母の育児参加」親にとってのデメリット

祖父母が育児参加をすると、親は次のようなデメリットを感じるかもしれません。

 

親子とはいえ、育児にどのような価値観を持っているかは意外と違っているものです。「親はしつけが厳しかったけれど、あそこまでする必要なないと思う」など、自分の体験を育児に生かしていく場合が多いからです。

 

祖父母は育児経験者とはいえ、実際に育児をしていたのはもう何十年も前の話。育児の常識は時代とともにどんどん変わっていきますが、自分たちの育児の常識が昔のものだと自覚するのは難しいでしょう。

そのため、祖父母は自分たちが育児にたずさわったときの感覚のまま、孫にも接する場合がほとんどなのです。

 

こういったことを、その都度伝えるのは骨が折れます。祖父母のプライドを傷つけてしまわないよう、言い方にも気をつけなければなりません。

「祖父母の育児参加」子どもにとってのデメリット

祖父母から無償の愛情を注いでもらえることは、子どもにとって大きなメリットです。しかし、あまりにも祖父母に育児を任せているとデメリットも出てきてしまうことを理解しておきましょう。

 

祖父母世代は親世代に比べると、体力の面で劣ってしまいます。子どもの面倒をみるのはただでさえ体力のいることですから、外遊びを避け、家にこもりがちになってしまう場合があります。

 

また祖父母に育児を手伝ってもらうと、親子で過ごす時間はおのずと減ってしまうということもよく理解しておきましょう。

子どもにとってみると「親が離れていってしまう不安」を常に抱えることになり、親に対する安心感が薄れてしまう場合もあります。

「祖父母の育児参加」祖父母にとってのデメリット

孫の存在は無条件でかわいいものですが、それは適度な距離を保ってこそです。祖父母が育児参加をして孫と関わる時間が増えることで、デメリットが出てくることもあります。

 

育児をしていると、疲労から体調を崩すことがありますね。昔より体力の衰えている祖父母が育児するようになると、なおさらそのリスクは高まります。

 

子どもが巣立った後の老後には「自分の時間をたっぷり過ごしたい」と考える方が多いですが、孫の面倒を見るとなるとそうもいきません。

特に子ども夫婦が共働きの場合、孫の病気や保育所の送迎に備え、旅行したり外出することも控える場合もあるでしょう。

 

また、祖父母に育児参加をしてもらうのなら、その状態が当たり前のようにならないよう注意しましょう。祖父母は「育児を手伝っていることをもっと感謝してくれてもいいのに」という不満を持ってしまうかもしれません。

感謝の気持ちは毎回伝え、育児を頼りすぎていないか、ときどき確認するようにするといいでしょう。

共働きの場合、子育てをどの程度祖父母に頼る?丸投げがNGなのはなぜ?

祖父母の育児参加を、特に必要とするのが共働き世帯です。夫婦ともに正社員で働いていると、祖父母の助けなしでは生活が回らない、というご家庭もあることでしょう。

 

しかし、子育てを主体的に行うのはあくまでも親でなくてはいけません。あまりにも祖父母に頼りすぎてしまうと、祖父母の負担が重くなるだけでなく、子どもの成長にも影響します。

 

育児を祖父母に丸投げしてしまうとどんなことが起こるのか、確認してみましょう。

高齢者にとって育児の負担は想像よりも大きい

祖父母が小さな子どもの面倒を見るのは大変なことです。高齢になってくると、体力が衰えるだけでなく、集中力や注意力も低下しがちだからです。

 

そのため、実は孫の世話をすることに不安を感じている場合もあります。あまり負担になってしまわないよう、こまめに育児の様子を聞いてみるといいでしょう。

 

祖父母の負担になるのは、体力面だけではありません。孫の面倒をみるためにはお金が何かと必要で、経済的な負担を感じていることもあります。

子どもがお腹が空いたといえば、おやつや食事を用意しなければなりません。また、孫の面倒を見る時間が長くなればおもちゃが必要になあります。孫と一緒に買い物に出れば、ねだられて雑誌や本を買ってやることもあるでしょう。

こうした出費は、一度に出す金額は大きくないかもしれませんが、積み重なると大きなものになります。しかし、なかなか子どもに対して「孫の育児のためのお金をちょうだい」とは言い出せないものです。

 

孫の面倒を見てもらうためのお金は、あらかじめ渡しておく、1か月ごとに精算するなどの対策をとるようにしてみましょう。

孫はかわいい存在だが、育児はやはり大変なもの

一般的に「孫はとてもかわいい存在だ」という祖父母が大多数です。ただしそれは、孫と適度な距離を保てており、自分に責任がないことが前提、といえるかもしれません。

実は、孫について次のように考えている祖父母も少なくないのです。

 

近年は孫ブルーという言葉もあるほどで、孫の世話を強要されることに悩んでいる祖父母もいます。しかし、それでも孫の面倒を見てくれるのは、がんばっている我が子を助けたいと思えばこそです。

 

孫の世話を引き受けてくれることを当たり前にせず、日ごろから感謝の気持ちを伝えることが大切です。

祖父母の育児が孫の成長に悪影響な場合もある

親とはまた違った温かな愛情を注いでくれる祖父母ですが、その愛情がときに甘やかしになってしまうことには注意が必要です。

 

祖父母が孫に対して次のような態度をとるために、戸惑った経験はないでしょうか。

 

これは、祖父母の「孫が喜ぶ顔がみたい、泣かれたら困る」という心理からくるものです。

 

しかし、あまりにもこのような対応が続くと、孫は「祖父母ならなんでも思い通りにしてくれる」「困ったら祖父母が助けてくれる」という甘えを持ってしまいます。

これは、ときには我慢することや、失敗したときに自分で立ち直る機会がないまま、成長してしまうという心配につながるかもしれません。

 

なんでも思い通りになるという経験をして育った子は、思い通りにならないことに出くわしたとき挫折しやすいと言われています。

孫の精神面での成長のためにも、「甘やかし」の場面が多くなってしまわないよう、祖父母とよく話し合ってみるといいでしょう。

祖父母と子育ての方針が合わないときの対処法

祖父母が子育てをしていたころの常識と、現在の子育ての常識は大きく異なる部分が多いですね。

 

例えば、昔は「あまり抱っこすると抱き癖がつく」という考え方がありましたが、今は求められたらなるべく抱っこしてやったほうがいいとされています。

他にも離乳食やアレルギー、日光浴など、さまざまな部分で育児の常識は変わっています。

 

しかし、祖父母の育児の常識が昔のままになっているのはよくある話です。

 

祖父母に育児参加をお願いする以上、すべてを自分たちの理想通りにするのは難しいと心得ておくことが大事です。その一方で、あまり遠慮してストレスをためてしまうのもよくありません。

 

そこで、「ここはどうしても譲れない」「健康に関わる部分だから、正しいやり方にしてほしい」という希望があれば、角が立たないように話をしてみましょう。

ここからは、夫婦の育児の希望を伝えるにはどのような方法があるかを紹介します。

祖父母手帳を活用してみる

祖父母の育児参加を支援するために、祖父母手帳というものを作成して配布している自治体があります。

 

祖父母手帳について、仙台市の公式サイトでは次のように説明されています。

育児の方法や考え方が時代とともに変化する中、子育て中の父母世代と祖父母世代がお互いに育児ついての理解を深め、ともに楽しく育児に向き合うきっかけとなることを目的として、「祖父母手帳」を発行しております。

引用:仙台市

 

祖父母手帳があれば、孫育てに関する情報を専門家の意見として取り入れられます。角を立てずに「今の育児の常識」を知ってもらいたいときに有効です。

 

祖父母手帳は、作成している自治体によって違いがありますが、次のような内容になっていることが多いです。

 

祖父母手帳は市役所での配布、市の公式サイトからのダウンロードなどで手に入ります。

 

保育士や保健師など第三者の意見として伝える

祖父母には多少なりとも「自分たちは育児をやりきった」という自負があります。

そのため自分たちのやり方を「昔はそうだったけど今は違う」と否定されると、面白くない気持ちになるのです。

 

そこで有効なのが、第三者の意見を出す方法です。第三者とは、病院、保育士、保健師さんなどのことを指します。

こういった専門的な方たちから「こうしたほうがいいというアドバイスを受けた」と伝えれば、祖父母も受け入れやすくなるでしょう。

孫と決めているルールを確認してもらう

おやつやおもちゃに関して、夫婦で決めているルールがあるのに、祖父母は孫からねだられるままに買い与えてしまうのはよくある話です。

 

祖父母の甘やかしが気になる場合は、まず夫婦と子どもでルールを決めましょう。

 

そして、祖父母と一緒にいるときに子どもがねだり始めたら、「どんなルールだったっけ?」と子どもに確認してみてください。

そうすれば、祖父母にも親子で決めたルールがあることを分かってもらえ、うまくいけば協力してくれるようになるはずです。

 

また、祖父母に次のように相談してみるのもひとつの手です。

具体的な相談を受けると、祖父母も「自分たちの育児も見直さななくては」と感じてくれるでしょう。

まとめ:祖父母が育児参加するメリット・デメリットと世代間ギャップを乗り越える方法

ご近所とのつき合いが薄れてきた現代では、夫婦だけで子育てをするのが一般的になってきました。それゆえに、祖父母と深い交流を持てるということは、子どもたちにとって貴重な経験だと言えるでしょう。

 

もちろん、祖父母の育児参加はメリットだけでなくデメリットもあります。人によっては、デメリットのほうが大きく映ってしまうかもしれません。

 

しかし祖父母への働きかけや関わり方で、メリットを大きくしてデメリットを小さくすることは可能です。祖父母、親、孫と、それぞれのメリットが増えていくよう、すてきな関係を築けるといいですね。

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