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警備員の資格を全て解説|経験を積んでからの取得がおすすめな理由

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警備員は資格がなくても就職できる職業です。

ただ資格を所持していれば、次のことからかなり有利であるといえるでしょう。

 

警備員の資格は国家資格で、現場ごとに資格の所持者を配置するよう法律で決まっていることが多いです。警備員の資格所持者は、なくてはならない存在といえます。

 

ただ、警備員未経験だと受検資格がなかったり、受検方法が限られている資格もあります。まずは警備会社に就職し、仕事をしながら資格の取得を目指すのがスムーズでしょう。

 

この記事は警備員の資格についてまとめていますので、警備員の仕事に興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

 

目次(この記事は以下の順番で構成されております)

  • 警備員の資格にはどんなものがある?
  • 警備員指導教育責任者|1~4号区分について解説
  • 機械警備業務管理者とは
  • 警備業務検定の6種別について解説
  • 警備員は資格なしでもなれる?給料はどうなる?
  • 警備員の資格の取得方法、条件、費用など
  • 最後に:警備員の資格まとめ|経験を積んでからの取得がおすすめな理由

警備員の資格にはどんなものがある?

警備員の資格は大きく3つに分けられます。

 

さらに「警備員指導教育責任者」は1号~4号の区分があり、「警備員検定」は1級・2級に区分され6種別が設けられています。

<警備員指導教育責任者の4つの区分>

1号区分 施設警備業務
2号区分 雑踏・交通誘導警備業務
3号区分 運搬警備業務
4号区分 身辺警備業務

<警備業務検定の6種別>

  • 施設警備業務
  • 空港保安警備業務
  • 雑踏警備業務
  • 交通誘導警備業務
  • 貴重品運搬警備業務
  • 核燃料物質等危険物運搬警備業務

※それぞれに1級と2級があります。

 

次の章からは、それぞれの資格がどんな内容になっているのかを説明します。

警備員指導教育責任者|1~4号区分について解説

「警備員指導教育責任者」を取得すると、警備業務に対する専門知識と、警備員を教育する知識が得られます。

 

警備会社は、営業所や業務区分ごとにこの「警備員指導教育責任者」を設置し、公安委員会に届け出なければなりません。

そのため、需要の多い資格だといえます。

 

警備員指導教育責任者は1~4号の区分に分けられ、資格も区分ごとにしか取得できません。

☆警備員指導教育責任者の1~4合の区分

1号:施設警備業務 屋内の人が集まる施設で警備にあたる
2号:雑踏・交通誘導警備業務 イベントや祭事で来場者の誘導を行う
3号:運搬警備業務 貴重品や核燃料などを運搬するさいの警備を行う
4号:身辺警備業務 主に警備員の警備にあたる

 

さらに警備員指導教育責任者は、所属する会社によっても変わりますが主に次のような仕事を行います。

機械警備業務管理者とは

警備業務のなかには「機械警備」というものがあります。業務内容は施設に設置されたセキュリティー装置での監視や、管理を行うというものです。

施設のセキュリティーから異常が通報されると、現場に急行し対応にあたります。警備業務のなかでもより責任を求められる仕事といえるでしょう。

 

具体的には、次のような施設で業務にあたります。

機械警備業務管理者ができること

「機械警備業務管理者」を取得すると、次のようなことができるようになります。

機械警備会社を運営するなら必須の資格

「機械警備業務管理者」とは、機械警備会社を運営する上では必須の資格です。法律上、基地局ごとに機械警備業務管理者を1名選任しなければならないと定められているためです。そのため、この資格を所有していれば就職活動で有利になるといえます。

 

近年では、IT技術やAI技術が発展し、無人セキュリティーが増えてきています。このことから、ますます「機械警備業務管理者」が必要とされる存在になっていくでしょう。

警備業務検定の6種別について解説

警備業務検定は6種別があり、それぞれ1級と2級が設けられています。

警備業務検定の6種別について、仕事内容を解説します。

施設警備業務

日本国内で「警備」と呼ばれる業務の約半数は、この施設警備業務です。主に、屋内の人が集まる施設で警備を行うための資格で、施設によっては、施設警備業務検定の1級または2級を所持している警備員を配置することが義務づけられています。

 

不審者の侵入や事件・事故の防止が主な仕事内容ですから、神経は使いますがやりがいのある仕事といえるでしょう。

 

主に、次のような施設で警備にあたります。

空港保安警備業務

飛行機に搭乗するとき保安検査が実施されますが、この業務にあたるのが「空港保安警備業務」です。乗客が安全に空の旅をするために、飛行機内へ不審物、危険物を持ち込まれないようにチェックする重要な仕事です。

 

空港では、空港保安警備業務検定の保持者を次のように配置するよう、法律で決められています。

雑踏警備業務

雑踏警備業務には、歩行者警備と車両警備の2種類があります。

歩行者警備はイベント会場などに来場した人の誘導を、車両警備は工事現場などで車両の誘導を行います。

誘導を適切に行い、事故を未然に防ぐ重要な業務です。

 

雑踏警備を行うときは、その場所ごとに雑踏警備業務検定1級または2級の保持者を配置するよう、法律で定められています。

イベントや工事は年中行われているものですので、需要の高い資格だといえますね。

交通誘導警備業務

交通誘導警備とは、人や車の誘導を行う業務のことです。交通の支障を軽減したり、事故を未然に防ぐことが求められます。

 

具体的には、次のような現場で警備を行います。

一般道で交通誘導を行うときは、現場ごとに交通誘導警備業務検定の1級または2級保持者を配置しなければなりません。

貴重品運搬警備業務

貴重品運搬警備業務とは、現金、貴金属、美術品などの貴重品を運搬するさいに警備にあたるものを言います。

日常的によく目にするのが、銀行への現金などの運搬業務でしょう。

 

盗難を見据えての警備になるためリスクが高く、防犯についてのしっかりとした知識、有事のときの対応力が求められます。誰もが就ける仕事ではありません。

 

貴重品運搬警備にあたるさいは、貴重品運搬警備業務検定1級または2級の資格保持者を1名配置するよう、法律で定められています。

核燃料物質等危険物運搬警備業務

核燃料物質等危険物運搬警備業務は、その名のとおり核燃料などの危険物質などを運搬するさいに警備にあたります。

現場の数は他の業務に比べると多くありませんが、高い専門性が求められ、資格を持っていると重宝されるでしょう。

 

警備にあたるときは、核燃料物質等危険物運搬警備業務検定1級または2級の保持者が配置されるよう義務づけられています。

警備員は資格なしでもなれる?給料はどうなる?

警備員は資格を持っていなくてもなれます。ただ、資格を持っている方が就職に有利なのはまちがいありません。

 

前述したように、警備員の業務は現場ごとに資格の所有者を配置することが法律で決められています。代えのききにくいポジションといえるので、資格を持っているだけで働き口はぐっと増えるでしょう。

 

また、資格があることで給与が優遇されやすくなります。

一般的な警備員の平均年収は300万円ほどと言われていますが、警備員指導教育責任者では350万円ほど。

さらに機械警備業務管理者になると約450万円の平均年収が見込めます。

警備員の資格の取得方法、条件、費用など

警備員の資格はすべて国家資格です。

ここからは、資格の種類ごとに取得方法や条件、試験にかかる費用などを説明します。

警備員指導教育責任者の試験について

警備員指導教育責任者の資格は、数日間にわたる講習を受け、講習最終日の試験に合格すると取得できることになっています。

 

合格の基準は、試験の正答率が80%以上であることです。また、合格率は70~90%となっています。

警備員指導教育責任者の講習を受ける条件

警備員指導教育責任者は4つの区分がありますので、講習も区分ごとにしか受けられません。

 

また、誰でも受講できるわけではなく、次の条件のうちどれか1つに当てはまっていることが必須です。

警備員指導教育責任者の講習について

警備員指導教育責任者の講習は、2種類に分けられます。

 

☆新規取得講習での講習時間、日数、費用

区分 講習時間、日数 費用
1号:施設警備業務 47時限、7日間 47,000円
2号:雑踏・交通誘導警備業務 38時限、6日間 38,000円
3号:運搬警備業務 38時限、6日間 38,000円
4号:身辺警備業務 34時限、5日間 34,000円

 

☆追加取得講習での講習時間、日数、費用

区分 講習時間、日数 費用
1号:施設警備業務 23時限、4日間 23,000円
2号:雑踏・交通誘導警備業務 14時限、3日間 14,000円
3号:運搬警備業務 14時限、3日間 14,000円
4号:身辺警備業務 10時限、2日間 10,000円

合格すると「警備員指導責任者合格証」が交付され、この手数料が9,800円となっています。

 

警備員指導責任者の特別講習の問い合わせ先は、各都道府県の公安委員会または警備業協会です。

機械警備業務管理者の試験について

機械警備業務管理者も、講習をうけたのちに試験を受け、合格すると資格を取得できます。

合格の基準は試験の正答率が80%以上であることです。また、試験の合格率は約80%になっています。

機械警備業務管理者の試験を受ける条件

機械警備業務管理者は、試験を受けるための条件はありません。

 

ただし、「警備業法第3条」では警備業に就けない人の項目を定めており、これに当てはまる人は試験も受けられないことになっています。

 

☆法律上、警備業に就けないと決められている人

  • 18歳未満の人
  • 破産者で復権を得ない人
  • 禁固以上の刑または警備業法に違反して罰金以上の刑に処せられ、刑の執行から5年が過ぎていない人
  • 警備業の重大な違反をした人、警備業において他の法律に関わる重大な違反をした人(直近5年)
  • 暴力団の構成員
  • 暴力団と関わりをもち、処分を受けてから3年が経過していない人
  • アルコールや薬物(麻薬・大麻・あへん・覚醒剤)の中毒者
  • 心身の障害により、適正な警備業務を行えない人

機械警備業務管理者の講習について

機械警備業務管理者の講習内容は次のとおりです。

講習時間、日数 費用 問い合わせ先
25時限、4日間  39,000円 各都道府県の公安委員会

または警備業協会

合格証の交付手数料は9,800円です。

警備業務検定について

警備業務検定は種別ごとに1級・2級が設けられており、受験資格は次のとおりです。

いきなり1級を受験することはできず、まずは2級の取得を目指します。実務経験を1年以上積めば1級に挑戦できるということですね。

 

また、警備業務検定には学科試験と実技試験があります。学科、実技ともに90点以上を取れれば晴れて合格です。

特別講習と直接検定について

警備業務検定は「特別講習」を受ける方法と「直接検定」を受ける方法の2つがあります。特別講習とは講習がそのまま試験対策になるもの、直接検定は独学で試験に臨むもの、というイメージです。

 

さらに特別講習は、すでに警備員である方を対象としたもの、警備員未経験の方を対象としたものに分かれます。

ただ、警備員未経験の方を対象とした講習は不定期の実施で、開催場所も定まっていません。

 

資格がなくても、まずは警備員として実務を積んでいく方が現実的といえるでしょう。

☆特別講習(すでに警備員の方

  • 受検方法:所属する警備会社から申し込む → 特別講習を受け、最終日の修了考査で試験
  • 費用:県により異なるが、30,000円以上であることが多い。教本を含む。
  • 日程:2日間(学科講習7時限、実技講習5時限、修了考査4時限)
  • 問い合わせ先:各都道府県の警備業協会など(参考:警備員特別講習事業センター

☆特別講習(これから警備員を目指す方

  • 流れ:「警備員になろうとするもの」の特別講習へ申し込む → 特別講習を受け、最終日の修了考査で試験
  • 費用:79,200円(税込)
  • 日程:6日間(学科講習28時限、実技講習5時限、修了考査4時限)
  • 講習の実施情報:警備員特別講習事業センター
  • 注意点:会場、時期ともに不定

※合格証明書の交付手数料が別途10,000円かかります。

☆直接検定

  • 受検方法:各都道府県の公安委員会が実施する検定を受ける
  • 日程:1日または2日間
  • 検定の告示:各都道府県警察(公安委員会)より

直接検定を受けるさいの費用は次のとおりです。

種別 費用
施設警備業務検定 16,000円
空港保安警備業務検定 16,000円
雑踏警備業務検定 13,000円
交通誘導警備業務検定 14,000円
貴重品運搬警備業務検定 16,000円
核燃料物質等危険物運搬警備業務検定 16,000円

※合格証明書の交付手数料が別途10,000円かかります。

特別講習、直接検定の合格率

特別講習の合格率は60~80%直接検定の合格率は20~40%で、特別講習のほうが合格率が大幅に高くなっています。このことから、警備員業務検定では特別講習からの合格を目指す方がほとんどです。

 

ただ、特別講習の方が費用は高く、日程も4~6日間を要するというデメリットがあります。

一方、直接検定は費用が安い分、テキストなどを自分でそろえ独学することになります。

最後に:警備員の資格まとめ|経験を積んでからの取得がおすすめな理由

警備員の資格は未経験のうちからでも受検できますが、ある程度経験を積んでからの方が有利であること、受検しやすいことが分かりました。

 

これから警備員になろうと考えている方は、まず警備業務検定の2級を目指すといいでしょう。

 

警備員は資格がなくても就ける職業です。しかし、法律で現場ごとに資格所持者を配置することなどが決まっているためニーズは高いです。

資格を取得できれば警備員としての収入アップ、キャリアアップも見込めますから、積極的に挑戦したいものですね。

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