『冬の在宅介護』高齢者のいるご家庭で気をつけることや注意点を解説

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冬は

  • インフルエンザなどの感染症
  • 免疫力の低下
  • 結構不良による肩こりや関節の痛み
  • ヒートショック

など、他の季節に比べると過ごしにくく、高齢者にとっては特に注意することの多い季節でもあります。

(冬は健康な成人の方でも、体調を崩しやすいですよね・・・)

 

たけうち
今回は、高齢者がいるご家庭、または一人暮らしの高齢者が身内にいらっしゃる場合に気をつけることについて解説していきます。

 

「冬の在宅介護」高齢者のいるご家庭で気をつけることや注意点について

冒頭でも述べたように、冬場は高齢者に限らず幼児、子供、成人した大人にとっても病気や感染症のリスクが高まったり、心身ともに不調をきたしやすい季節でもあります。

 

在宅に高齢者のいるご家庭や、高齢の両親が離れて暮らしている場合、冬をどう過ごすか? 何に気をつけてあげたら良いのか? はとても重要なポイントとなります。

 

高齢者のいるご家庭で、起こりうる注意点と気をつけるべきことは以下の通りです。

 

  • 免疫力の低下
  • 血行不良による肩こりや関節などの痛み
  • 感染症
  • 脱水
  • ヒートショック

 

たかくわ
気をつけることが沢山ありますね・・・
たけうち
一つ一つ解説していきますね

 

1:体温の低下による免疫力の低下→免疫力をアップさせる対策

免疫力とは簡単に説明すると、外部から入ってくるウィルスなどの感染菌や病気、その他体にとって不要となる生物を体内に入ってこないように防御する力のことを言います。

 

「免疫力のよわい子供は感染しやすいのよね・・・」

「免疫がないから、すぐに病気になってしまう」

「体温が1度下がると、免疫力が30パーセント低下する」

 

という言葉を聞いたことはないでしょうか? そもそも免疫力のない高齢者は病気(感染症)などにかかりやすいのですが、さらに冬は体温を下げ、免疫力の低下を招きます。

 

たけうち
しかし、生活習慣を整えることで免疫力を上げることができますよ!

 

免疫力の低下を防ぎ、アップさせる方法

高齢者でもできる対策は

  • 規則正しい生活
  • バランスの良い食生活+体温を上げる食事を意識して増やすこと
  • 体を冷やさないようにする
  • 腸を元気にする
  • 適度な運動

が挙げられます。どれも当たり前のことのように感じるのですが、在宅で高齢者を介護している方にとって、上記のことを気をつけるのは大変だと感じるかもしれません。

 

全て完璧に対応するのが難しくても、いつもの生活にプラス1から始めてみると良いかもしれませんね。

 

たけうち
免疫力を上げるには、笑うことも重要なポイントです。

 

たかくわ
在宅介護では心身ともに疲弊してしまうこともあるかと思いますが、あなた自身の免疫力も上げ、元気に過ごすことも大切ですよね。

 

家族で共有して笑いあえる何かを見つけ、みんなで免疫力を上げてしまいましょう!

 

2:血行不良による、肩こりや関節の痛み→温めることで血流の流れを良くしよう

冬になると肩こりや関節の痛みを感じる方は多いものです。私も、冬になると厚着をして寒さで体を強張らせることが多いせいか、毎年肩こりに悩まされます・・・

 

冬は体の冷えや筋肉が緊張することから血行不良となり、それが肩こりや関節の痛みを引き起こしています。高齢になると、立つ時に痛みを感じるほどの膝の不調を訴えたり、不快な症状へと繋がる可能性もあります。

 

こういった不快な症状を少しでも緩和させるためには、血流の流れを良くすることが大切です。

 

血流の流れを良くするポイントは『温める』

血流が悪くなると、酸素や栄養素が不足するので老廃物が蓄積されやすくなります。

 

逆に血流が良くなると、酸素や栄養素の巡回がスムーズになるので老廃物が溜まりにくく、不快な症状に悩まされることも少なくなります。

 

高齢になると、体を機能的に動かすことが困難になる人も多いでしょう。それに加え、冬場は寒さによる血行不良により、肩こりや膝などの関節の痛みが増します。

 

血行不良の対策は、体を冷やさないことと、痛みのある箇所を温めることです。

 

たかくわ
温かいお風呂に浸かったり、痛みのある箇所が冷えないよう工夫してみると良いですね。

 

3:感染症→感染症予防をしっかりしましょう

高齢者介護の感染症予防対策は、厚生労働省のHPが参考になります。

 

たけうち
ここでは、厚生労働省が公表している「高齢者介護施設における感染対策マニュアル改訂版(2019年3月)」を参考に、解説していきます。

 

冬になると、

  • インフルエンザ
  • 感染性胃腸炎

など、集団感染を引き起こす感染症が流行します。抵抗力のない高齢者は感染しやすい傾向にありますが、感染対策による基本事項は「高齢者だから〇〇」というものはなく、基本事項は全てに共通しています。

 

感染症対策

感染症対策は基本的に3つに分類されます。

 

病原体(感染源)の排除

感染経路の遮断

宿主抵抗力の向上

引用元:高齢者介護施設における感染対策マニュアル改訂版(2019年3月)

 

感染経路の遮断とは、高齢者のいる在宅に病原体を

  1. 持ち込まない
  2. 持ち出さない
  3. 拡げない

ことが基本となります。

 

上記でも解説いたしましたが、高齢者様ご本人の免疫力を向上させることも感染症にかからないようにするためには有効といえます。(免疫力を上げる方法については上記をご覧ください)

 

冬場は空気の乾燥も感染症拡大の要因となりますので、加湿器を焚くなどして室内の湿度を上げることや、基本中の基本ですが手洗いうがいを忘れないこと、外出時にはマスクを着用するなど気をつけましょう。

 

4:冬の脱水症状→こまめな水分補給を!

脱水症状というと夏場をイメージしてしまいますが、冬でも脱水症状は起こります。

 

高齢者の場合、脱水症状になりやすい原因は以下の通りです

  • 冬場は体が冷えトイレが近くなることから、介護者に気を使い水分摂取を控えめにする
  • 高齢者は筋肉量が少ないため、水分を蓄える力が少ない
  • 冬の乾燥、暖房器具による水分の蒸発
  • (感染症にかかった場合)下痢や嘔吐による脱水

 

夏場は脱水症状に対して危機感がありますが、冬場も注意が必要です。

 

こまめな水分補給と、「冬場でも脱水症状は起こる」という認識を高める

脱水症状を防ぐには、水分補給が基本。

 

  • 寝る前にコップ一杯の水を飲む
  • 意識して、こまめに水分補給をする

 

上記はとても大切なことですが、それよりもっと重要なことが『冬場でも脱水症状はおこる』という認識を高めることです。

 

たかくわ
まずは認識を高めることで、脱水症状にならないよう注意をはかり、気をつけることが大切ですね!

 

5:ヒートショック→急な温度変化に気をつけよう

消費者庁によりますと、家や居住施設の浴室で発生した溺死者数は平成23年以降、交通事故による事故死よりも多くなっています。

出典:消費者庁作成PDF

そのうち、75歳以上の後期高齢者による溺死が一気に増えていることもわかります。

出典:消費者庁作成PDF

高齢者による入浴中の事故の原因として、「ヒートショック」があります。

 

ヒートショックとは?

環境における急激な温度変化により血圧が大きく変動することで、体に大きな負担がかかり不整脈や湿疹などを引き起こすこと。

 

ヒートショックが起きやすい時期は12月〜2月だといわれています。冬は寒いものですが、特に冬の脱衣所や浴室内は体がブルブルと震えるほど寒いもの。

 

寒いと血管は収縮し血圧は上昇します。寒いと、つい何も考えず熱いお湯にチャポン!と入りたくなりますが、そうすることで収縮していた血管が広がり血圧は低下。この急激な温度差が、ヒートショックを引き起こします。

 

ヒートショックは未然に防ぐことが可能ですので、高齢者が入浴する際はヒートショックを未然に防ぐ対策と予防について考えていきましょう。

 

高齢者のヒートショックを未然に防ぐ!予防と対策

ヒートショックは急激な温度変化によるものだと上記で解説しました。

 

ですので、予防と対策のポイントは

急激な温度変化を少なくする

ことです。

 

1:脱衣所と浴室を事前に温めておく

まず、脱衣所と浴室を事前に温めましょう。脱衣所には小さなファンヒーターを置いたり、入浴前にシャワーなどのお湯を浴室内にかけ、蒸気で温めることで温度を上げることができます。

 

2:お湯の温度は41℃に設定。入浴は10分以内!

熱いお湯に浸かるのではなく、少しぬるいと感じる程度の41℃に設定しましょう。長時間の入浴は体に負担をかけますし、41℃のお湯であっても長時間浸かることで体温はかなり上昇し、ヒートショックのリスクが高まってしまいますので、10分以内を心がけましょう。

 

3:入浴するときは、ゆっくり体を慣らしながら入りましょう

いきなり熱いお湯にドボン!とつかることは、急激な温度変化だけでなく、体にも負担をかけてしまいます。足からゆっくり入り、体をお湯に慣らしながらゆっくり浸かりましょう。

 

たかくわ
浴槽から出るときも同様に、ゆっくり立ち上がるようにしてくださいね!

 

4:飲酒後や食後の入浴、体調がすぐれない時の入浴は避けよう

飲酒後は血管が広がり、血圧が低下していますし、食後は消化器官に血液が集まることから血圧が低下し、ヒートショックが起きやすい状態にあります。

また、体調がすぐれない時など、不調を感じるときの入浴は避けるようにしましょう。

 

メモ

日本気象協会が毎年発表している、ヒートショック予報をチェックするのもオススメです。

(2019年10月から更新予定)

ヒートショック予報

 

まとめ:『冬の在宅介護』高齢者のいるご家庭で気をつけることや注意点を解説

冬場の在宅介護は、介護者自身も体調を崩しがちになってしまったり、辛さを感じることもあるかもしれません。

 

高齢者のいるご家庭では、冬をどう過ごすかを事前にしっかり考え、事前に予防や対策を行うことが大切です。

 

たかくわ
寒く、感染病の流行る冬は私も毎年ドキドキしていますが、事前に対策を行い元気に冬を過ごせたら嬉しいですよね!

 

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