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「お彼岸」とは何?意味について解説

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お彼岸
(読み方:おひがん)

目次(この記事は以下の順番で構成されております)

  • お彼岸とは
  • お彼岸に行うこととは
  • ぼた餅とおはぎ
  • 彼岸花

について解説します。

お彼岸とは

お彼岸とは、春分の日と秋分の日をはさんで、それぞれの前後3日間を合わせた、各7日間のことです。1年間で合計14日間がお彼岸にあたります。

お彼岸の初日を「彼岸(の)入り」

最終日を「彼岸(の)明け」または「はしりくち」

春分の日と秋分の日を「中日」(なかび、ちゅうにち)

故人の四十九日を過ぎて初めてのお彼岸は、「初彼岸」

と呼びます。

 

お彼岸は、雑節(ざっせつ)と呼ばれる日本の特別な暦日の一つで、お彼岸の他には節分、八十八夜、入梅、土用などが該当します。

 

雑節は、中国から伝えられた二十四節気や五節句などとは異なり、季節の移り変わりをつかむために日本の生活の中から生まれた暦日ですので、より日本の文化や気候に即していると言えるでしょう。

 

春分の日と秋分の日は、国民の祝日ですが、「国民の祝日に関する法律」には具体的な日付が記載されておらず、前年2月の官報に暦要項を掲載することで発表しています。(出典:暦要項|国立天文台)

 

春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈む一年のうち2日だけの特別な日です。浄土真宗では「極楽浄土」が西の方向にあると考えられており、西に太陽が沈むこの2日間にはあの世(彼岸)へのゲートが開き、この世(此岸)と通じやすい日であると考えられました。これが、お彼岸にご先祖様を供養する理由です。

 

秋分の日は、2013年から「お墓参りの日」と認定されています。(参考:一般財団法人日本記念日協会)この他、日本では昔から自然を崇拝する風習があり、自然(太陽)を信仰する「日願(ひがん)」が仏教の「彼岸」と結びついたとも言われています。

 

2021年のお彼岸については、【春・秋】2021年のお彼岸はいつ?期間や由来、お墓まいりの時期について解説で、ご確認ください。

お彼岸に行うこととは

春分の日と秋分の日をはさんだ、それぞれ7日間のお彼岸には、何をするのでしょうか。大きくは、次の2つに分けられます。

①中日と呼ばれる春分の日と秋分の日(の前後)に、ご先祖様を供養する

お彼岸には、自宅にお仏壇があればいつもより丁寧に掃除をすると良いでしょう。お彼岸の時期に行われる仏事で彼岸会(ひがんえ)と呼ばれるお寺の法要に参列したり、またお墓参りに行く方も多いですね。

 

お墓参りでは、まずお墓の掃除をします。ゴミが落ちていれば拾い、雑草なども取り除きます。その後、墓石に水をかけて洗い流し、水鉢や花立て、香立ても念入りに洗います。

 

お墓がきれいになったら、墓前に新しいお水とお花、線香をお供えし、半分に折った半紙の上にお供え物を置きます。お供え物は、お菓子や果物、落雁、春ならぼた餅、秋であればおはぎが代表的です。お供え物はもちろん、ご先祖様に喜んでいただくための物ですから、故人が生前お好きだった物をお供えするのもいいですね。

 

なお、お彼岸にお供え物を持参する場合の相場は3000円から5000円です。持参するお供え物の内容は、お線香やお花、果物などが一般的です。この場合、黒白か双銀(銀色x銀色)、地方によっては黄白の結び切りの掛け紙を選び、表書きは「御供」とします。

 

近年は、コロナ禍やお墓が遠方にある方などのために様々なサービスも用意されているようです。その中のひとつとして「お墓参りの代行」があります。詳しくは、お墓参りの代行は何をしてくれる?内容や料金、注意点について解説にまとめてありますのでご覧になって下さいね。

②中日(なかび・ちゅうにち)の前後6日に、六波羅蜜多の修業を行う

お彼岸という言葉は、古代インドの言語として知られるサンスクリット語で「悟りの境地に至る」ことを表す「パーラミーター」(波羅蜜多)を音写して作られた言葉の訳語です。

 

波羅蜜多には実践徳目が6つあるとされます。

  • 布施(ふせ):見返りを求めずに他人のために善行や施しをする
  • 持戒(じかい):自らを戒め、規律を守り、規則正しい生活を送り、他人に迷惑をかけない
  • 忍辱(にんにく):苦痛や屈辱に耐えて寛容な心を持つ
  • 精進(しょうじん):怠け心に負けず、目標に向かって誠心誠意、努力・前進する
  • 禅定(せんじょう):心の乱れや動揺を鎮め、常に静かな心で真理を求める
  • 智慧(ちえ):仏の正しい知識を身につけて正しい行いをする

お彼岸の初日、彼岸の入りに「布施」を行い、2日目に「持戒」、3日目に「忍辱」を実践します。お彼岸の中日はご先祖様に感謝し、5日目に「精進」、6日目に「禅定」、7日目の彼岸明けに「智慧」をそれぞれ行う6つの修行が六波羅蜜多です。

お彼岸のお供え物|ぼた餅とおはぎ

お彼岸のお供え物と言えば、ぼた餅が思い浮かぶでしょうか、それとも、おはぎでしょうか。ぼた餅とおはぎは、同じ食べ物で時期によって名前が異なるのです。

 

ぼた餅は牡丹の花が咲く春のお彼岸に、おはぎは萩の花が咲く秋のお彼岸に作られてきました。牡丹の花は、萩の花よりも大ぶりなので、ぼた餅の方がおはぎよりも大きいこともあるようです。作り方は、うるち米ともち米を混ぜて炊き、粗めにつぶして俵型に丸めたものをあんこで包みます。

 

ぼた餅にはこしあん、おはぎには粒あんが使われます。あんこを作るのに使われるあずきは栄養価に優れ、またその赤い色が縁起物であるとして災難や悪いものを追い払う厄除の効果があるとされてきました。

ただし、地域によってぼた餅とおはぎの違いは、使われるお米の種類によるとすることもあるようです。

ちなみに季節によって呼び方の変わるぼた餅とおはぎですが、夏には夜舟(よふね)、北には北窓(きたまど)と呼ばれます。

彼岸花

秋のお彼岸の頃に見られる彼岸花は、別名を曼珠沙華(まんじゅしゃげ)といいます。秋の日差しのもと、咲き誇る彼岸花の真紅は美しく目を惹きますが、子どもの頃に、「触らないように」、「持ち帰ると火事になる」などと言われた方もいらっしゃるかも知れません。それは、彼岸花の球根には毒があることが原因のようです。

 

ただし、球根の毒性がミミズを寄せつけず、結果的にミミズをエサとするモグラも近づかないため、農作物をモグラの被害から守る役目を果たしてもいたようです。

まとめ:「お彼岸」とは何?意味について解説

お彼岸について、意味や日程、お彼岸に行うことや、ぼた餅とおはぎ、また彼岸花についてご紹介しました。

 

お彼岸は春分の日と秋分の日の前後7日間を指し、お墓参りをする時期だというのはなんとなくご存知だった方にも、その理由や言葉の由来など、お彼岸にまつわる風習を理解していただけたのではないでしょうか。

 

ぼた餅とおはぎの違いについては、作り方や材料など、地域によって大きく違うこともあるようです。お彼岸の時期に、周りの方と話し合ってみるのも面白いかも知れません。

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